ドイツと聞いてあなたは何を連想しますか？サッカー、ソーセージ、じゃがいも、ワイン、
などを思い浮かべた人も多いかと思いますが、ドイツと言えばやはり、すぐにビール・発泡酒が頭に浮かんだ人も多いはずです。
そしてドイツは世界的に有名で、毎年9月下旬から10月初旬に開催され、ドイツ国内のみならず世界中から観光客を集める祭典、
オクトーバーフェストは、最近は日本でもドイツに倣って各地で開催されるほど日本人にも大人気です。
本場のオクトーバーフェストでは、男性女性問わず会場にいる人がみな、
1リットル入る大きなジョッキを軽々と持ってグイグイと美味しそうに飲んでいます。
その姿は見ていて圧巻で、気持ちが良いくらいです。
ドイツの法律「ビール純粋令」
この様にドイツでは国を挙げてビールの発展を後押ししています。
そんなドイツと日本では年間消費量にも大きな差があります。
実際に比べてみると、日本人の45リットルに対してドイツ人は111リットルと、日本人の2倍以上の量を消費しています。
それだけドイツ人の間で浸透しているということが分かります。
そんなドイツには、日本にはないドイツならではの法律があります。その名も「ビール純粋令」という法律です。
この法律は、より良い商品を生産していくために、
「水」「ホップ」「麦芽」「酵母」以外の材料を、製造の際に入れてはいけないという法律です。
例えば日本では、トウモロコシやでんぷん、お米といった様々な副原料の添加が許されています。
そうした副原料に工夫を凝らすことで豊富な種類を生みだしてきた、という日本の製品の背景を考えると、
どれほどドイツの製品が厳格に純粋に作られているかが理解できるはずです。
ドイツ人気No.1の醸造所 パウラナー
4種類の原料しか使っていないため、生産できる種類が少ないと思いきや、その予想に反してドイツにはたくさんの醸造所があります。
その数は1200を超えているとも言われており、販売されている銘柄はなんと6000種類にも及ぶようです。
そしてそのうちの半数の醸造所がドイツの南に位置し、
オクトーバーフェストの本場であるミュンヘンもあるバイエルン州という地域で作られています。
そんなバイエルン州で製造されている製品の中でも今回ぜひ手に取って飲んで頂きたいのが、パウラナーという名の商品です。
パウラナーは世界でも高い知名度を誇り、ドイツで人気ナンバーワンの醸造所の名前であり、その名前が製品にもついています。
パウラナー社は世界最先端の技術を有し、通称「世界のビール工場」とも呼ばれるほどの豊富で幅広い品揃えとミュンヘン正統派の専門的な醸造所です。
ヴァイス
そんなパウラナーの中でも代表できなのは、ドイツ語で「白」を意味する「ヴァイス」という名がついたヴァイスビアです。
これは、原料の半分以上が小麦で製造されており、さらに、良質な酵母が入っていることで甘味を引き出し、
白濁したクリーミーでふわふわな泡とフルーツの様な甘く爽やかな香りが特徴です。
色は小麦畑を連想させる綺麗な黄金色です。
これはあの、ドイツの最強サッカーチーム、バイエルンミュンヘンの公式ビールとしても有名です。
サルバトール
ヴァイスビアの他にも、冬に愛されている商品として「パウラナーサルバトール」があります。
サルバトールは秋から春にかけて好んで飲まれている商品です。
サルバトールは、もともとキリスト教の断食期間に、修道士たちが栄養を摂取するために製造されたのが始まりです。
通常より麦芽エキスの濃度が高く、それに対してホップは控えめで、
ローストされた麦芽の甘味が強く、芳醇でずっしりとした重みのある麦芽の風味が特徴的です。
この商品を飲むと、これまで日本のスーパーで通常販売されているものばかり飲んでいた方にとっては、
ビールそのものの概念を覆えされてしまうほどの衝撃が訪れるはずです。
麦の味がしっかりして香ばしく、一口飲むと感動と驚きを得ることができます。
それまでアルコールが好きではなかったという人も、
このパウラナーの商品を飲むと、既存のイメージが良い意味で大きくひっくり返されてしまいます。
パウラナーはインターネットで購入できる
本来ならば実際にドイツに行って本場でじっくり味わいたいところですが、
そう簡単にドイツには行けないという人もいらっしゃると思います。
幸運なことに、これらの商品は日本にいながらも自宅で味わうことが可能です。
国内ではインターネットを中心に取り扱いがあるので、ぜひ一度本場の商品を味わってみたいという方は、購入してみてはいかがでしょうか。
「水」「ホップ」「麦芽」「酵母」の純粋な4つの材料から6000を超える種類の製品を作り出してしまうほどドイツ人が腕によりをかけて作った製品、
ぜひ一種類一種類の製品が作られる過程も知り、その味にたどり着いた職人の情熱に思いを馳せながらじっくり味わうことで、
これまでの楽しみ方を大きく変える、通の楽しみ方ができるかもしれません。
ぜひ麦本来の味を楽しんで上質なひとときを過ごしてみてください。
