日本には長寿をお祝いする伝統がありますが、長寿祝いで最も早く行われるのが「還暦」ですね。「百寿祝い」もその中の一つで「ひゃくじゅ」もしくは「ももじゅ」とも呼びます。百寿祝いはその字のとおり、百歳を迎えられた方へのお祝いですが、100年=1世紀ということもあり「紀寿」(きじゅ)と書くこともあります。そして正式には数え年で100歳を迎える歳に行われますが、数え年ではなく満年齢でも行われる場合も多いようです。
では百寿祝いとはどのようなお祝いをするのかをご説明します。長寿のお祝いアイテムとしてはよく、ちゃんちゃんこや帽子、頭巾などが用意されますがお祝いにそれぞれ決まった色というのがあります。例えば還暦だと「赤」、百寿祝いですと諸説ありますが、白や金色などご高齢の方に敬意を表す色ということで用いられています。また「百」という字が「もも」と呼べることから「桃色」のお祝いの品を用意することも多いようです。