今後百寿は増え続ける!百寿のお祝いの仕方や百寿祝いにふさわしい贈り物をご紹介!

サクラを背景にした老婆の写真

一昔前の日本では人生50年と言われた時代もありましたが、現在では80歳、90歳、100歳を迎えても元気に過ごされている方が多くいます。

100歳の百寿を超える長寿というものもいくつか存在しますが、1世紀を生きた百寿を迎えられる方というのはまだまだ貴重な存在なのです。

百寿祝いには、これまでの長い人生を思いながら、長寿をお祝いするとともに感謝の気持ちを伝えられるようプレゼントを準備したいですよね。

そこで、この記事では、昭和20年代以前の平均寿命や百寿を超える長寿の呼び名などに触れながら、百寿の祝い方や百寿祝いにふさわしい贈り物についてご紹介します。

 

今後百寿は増え続ける?

100歳をお祝いする百寿祝いですが、長寿社会となった現代でもまだまだお祝いしたことがあるという方は少ないのではないでしょうか。

100歳は1世紀という長い年月を生きてこられたということであり、まだまだ貴重な存在です。

ただ、以前と比べると平均寿命は延び続けており、今後百寿を迎えられる方は増えていくのではないかと考えられています。

おじいちゃん・おばあちゃん、ご両親など身近な方が百寿を迎えられるとなった時には、きちんとお祝いできるよう心の準備をしておきたいですね。

百寿の祝い方を確認する前に昭和の平均寿命と寿命の限界で今後の百寿の動向を確認しておきましょう。

 

昭和20年代以前の平均寿命と歴代の天皇の寿命

日本は今でこそ男女ともに長生きする長寿社会となっていますが、昔はそうではありませんでした。

戦争や食事の状況、医療技術などの面から長生きをするのが難しかった時代もあるのです。

日本は、昭和20年代になるまで平均寿命が50歳以下と寿命が短く、古墳時代や飛鳥時代には乳幼児の死亡率萌え平気寿命に加味すると平均寿命10歳代と非常に短命だったとされています。

皇室や貴族の間では、40歳や50歳など10歳刻みで長寿の祝いが行われていたと言われています

皇室では、初代神武天皇や第5代孝昭天皇、第6代孝安天皇、第7代孝霊天皇、第8代孝元天皇、第9代開化天皇などの天皇達が100歳を超えていたと考えられています。

しかし、実際に100歳の長寿の祝いである百寿が行われるようになったのは、近年だと考えられています。

 

百寿を超える長寿の呼び名と寿命の限界について

百寿を超える長寿には、101歳の百一賀、102歳の百二賀、103歳の百三賀、108歳の茶寿、110歳の椿寿及び珍寿、111歳の皇寿及び川寿、120歳の大還暦、250歳の天寿なども言葉として存在します。

存在はしますが、250歳の天寿は途方も無い年齢であり、実際に行われることがないと思ってしまいます。

ただ、数百年以上前の人にとっては百寿すら途方も無い年齢だったはずです。

そのため、人類はいつか平均年齢が200歳を超え天寿祝いを行う時が来るとも言われています

一方、医学の進歩に従って平均寿命は順調に伸びていますが、スーパーセントナリアンと呼ばれる110歳以上の高齢者人口の延びに陰りがあるとされ、120歳から125歳が人間の寿命の限界とされています。

110歳以上の高齢者人口の延びには陰りがあると言われていますが、これからも百寿はドンドン増えると考えられています。

今後も増え続ける百寿祝い|日本の平均寿命や今後寿命が延びる可能性について

 

増え続ける百寿に備えて知っておきたい百寿の祝い方

寿命の限界や増え続ける百寿の可能性について触れたところで、身近な方が百寿を迎えた時にきちんとお祝いできるよう百寿の祝い方を確認しておきましょう。

百寿の祝い方としては、他の長寿祝い同様、家族水入らずの食事会を開いたり、プレゼントを渡したりするのが一般的です。

還暦や古希などは若くてアクティブな方が多いことから、外食をしたり旅行に行ったりしてお祝いする場合も増えていますが、百寿の場合100歳の年齢を考えて体調や気持ちに合わせた時間設定や場所選びが大切です。

外出をするのが難しい方も増えますので、周りを気にせずに家族水入らずの時間を過ごしやすいということから、自宅での百寿祝いがおすすめです。

百寿の方が好きな料理やお酒を用意したり、誕生日ケーキを用意したり、みんなで歌を歌ったり、家族で記念撮影をしたりなど、自宅の場合演出も自由度が高まりますので、思い出に残りやすい形で百寿祝いの演出を考えましょう。

百寿祝いに出す料理では、鯛の尾頭付きや赤飯など華やかで縁起の良い料理が人気があります。

そして、百寿祝いに贈るプレゼントでは、百寿の方が欲しがっているものや好みの物、記念に残るものを中心に贈るのがおすすめです。

一番嬉しいと感じてもらえるのは家族で過ごす時間なので、プレゼントを渡す際にもプレゼントを渡してすぐに帰るのではなく、一緒に食事をしたり、会話をしたりする時間を持つようにしましょう。

 

百寿祝いにふさわしい贈り物について

百寿の祝い方を確認したところで、次に百寿祝いにふさわしい贈り物をいくつかご紹介します。

どういったものが選ばれやすいのか、ふさわしいのか傾向を確認するのも大切なので、迷われている方は参考にしてみてくださいね。

定番のちゃんちゃんこ

百寿は、還暦祝いと同じように、大黒帽子やちゃんちゃんこ、祝扇子、座布団を用意します。

ただ、還暦のように赤色のものではなく、白寿と同じ白色や米寿と同じ金色を準備する地方や家庭もあります。

また、白色も金色も過去の長寿の祝いで使用したことのある色ということで、百歳の百をももと読み、桃色の大黒帽子やちゃんちゃんこなどを準備する家庭も数多く存在します。

プリザーブドフラワー

お祝いの席での定番プレゼントといえば花束のプレゼントであり、長寿祝いの際にはプリザーブドフラワーのプレゼントを贈る方が増えています。

プリザーブドフラワーの良い点としては、肥料や水やりの必要がなくいつまでも美しい状態を保つことができる点であり、贈られた側の負担を減らしたい場合に最適です。

ケースに入っているものや器に入っているシンプルなタイプのほか、置時計と一緒になっているタイプのものや、名前詩や似顔絵と一緒になっているものなどさまざまなタイプがありますので、予算に応じて百寿祝いの方の好みに合ったものを選んで贈ってみましょう。

フォトフレームやアルバム

これまでの思い出を集めてまとめたアルバムのプレゼントや、家族やお孫さんの写真を入れたフォトフレームのプレゼントも百寿祝いには人気です。

最近では名入れを施してくれるお店も多く、「祝百寿」といったタイトルのほか、「これからも素敵な笑顔でいてね」「いつもありがとう」などのオリジナルメッセージを入れることができるものも多いです。

オリジナルメッセージのほかにも、百寿の方の名前や記念日も刻印してもらえるので手元に残る記念品として最適です。

このように、プレゼントは、古希や傘寿の様に高齢者の誕生日の記事を集めた品や健康器具よりも、百歳祝いでは豪華なフレームにおさめられた家族写真や伝統の塩釜の鯛などオーソドックスな物が多くなっています。

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まとめ

今後増え続ける百寿に備えて、知っておきたい百寿のお祝いの仕方や百寿祝いにふさわしい贈り物をご紹介しました。

寿命の限界はありますが、今後百寿は増えると考えられており、身の回りの方の百寿祝いをする機会がもしかしたら多くなるかもしれません。

どのように百寿をお祝いすればよいのか、どういった贈り物がふさわしいのか本記事で確認しながら、忘れられない百寿のお祝いを演出しましょう。

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