百寿祝いの意味やプレゼント選び|避けるべきNGなアイテムやご祝儀で現金を渡す場合の相場
百寿祝いには、長生きしていることへのお祝いの気持ちとこれまでの感謝の気持ちを込めて、プレゼントを贈って喜んでもらいたいですよね。
ただ、百寿祝いにもマナーが存在しており、お祝い事の贈り物としてふさわしくないNGなアイテムというのもありますので、プレゼントを注意して選ばなければなりません。
また、自由に好きなことに使ってもらえるようにと、百寿祝いにご祝儀で現金を渡そうと考える場合には、いくらぐらいが相場なのかと悩むこともあるでしょう。
そこで、この記事では、百寿祝いの意味やプレゼント選びに触れながら、プレゼントで避けるべきNGなアイテムとご祝儀として現金を渡す場合の相場についてご紹介します。
目次
百寿祝いには避けるべきNGなアイテムがある?
100歳をお祝いする百寿祝いには、百寿の方に喜んでもらうためにプレゼントを用意するという方が多いでしょう。
百寿の方としてはひ孫さんやお孫さん、お子さんなどから贈られるプレゼントは何でも嬉しいと感じる方が多いです。
ただ、おめでたい百寿祝いに相応しくない、避けるべきNGなアイテムも存在します。
百寿祝いにプレゼントを贈るなら、気持ちよく受け取ってもらえるようなプレゼントを贈りたいですね。
プレゼントを用意する前に、百寿祝いのプレゼント選びの方法や避けるべきNGなアイテムを把握しておきましょう。
百寿祝いの意味やプレゼント選びについて
百寿祝いとは、漢字の通り100歳の長寿のお祝いのことを指します。
百寿の言葉の由来は、字のごとくそのままですが、100歳のお祝いのために、数え年で100歳のことからきています。
百寿以外の呼び方としては、そのほか100年を1世紀であると考えて「紀寿」、長寿を上寿(100歳)、中寿(80歳)、下寿(60歳)に分けて「上寿」と言うこともあります。
百寿祝いは何をすればよいのかというと、還暦祝いとそれほど変わりません。
還暦だと赤い物をプレゼントしたり贈り物として渡しますが、百寿は白色にちなんだ物をプレゼントしたり、贈り物として渡したりする習慣があります。
お酒や白い布団、座布団など実用的なものを渡すと喜んでもらえます。
百寿祝いのプレゼントで避けるべきNGなアイテム
では百寿祝いのプレゼントや贈り物で避けた方が良い物はどういったものなのでしょうか。
ここでは、百寿祝いに避けたいNGなアイテムをご紹介します。
百寿祝いにNGなアイテム①:「苦」「死」をイメージさせるアイテム
百寿祝いに避けたいNGなアイテムの1つ目は、「苦」や「死」をイメージさせるようなアイテムです。
「くし」などの九や四などは苦しむとか死という言葉を連想してしまうものがまず挙げられます。
そういうような物は、お祝い事にふさわしくなく縁起が悪いと言われているため、控えた方が良いです。
また、メッセージを贈る際にも、「苦」「死」のワードのほか数字の「9」や「4」も避けた方が良いでしょう。
百寿祝いにNGなアイテム②:「老」を連想させるアイテム
杖や補聴器、老眼鏡等の老人扱いするようなものも失礼に値するので控えた方が良いでしょう。
日頃の生活で使ってもらえそうなアイテムばかりですが、お年寄扱いされるのを嫌がる方もいらっしゃいますので、百寿の方の気持ちを尊重してあげることが重要です。
もちろん、喜んで受け取ってくれる方もいるかもしれませんが、これからも若々しく過ごそうとする方に贈るのはふさわしくありませんので、どうしても贈りたい場合や本人が欲しがっている場合には百寿祝いとは別の機会に渡す方が良いでしょう。
百寿祝いにNGなアイテム③:縁起の悪いアイテム
その他にも、お葬式の香典返しとしてよく贈られるお茶や、「踏みつける」ということを連想する靴などの履物も控えたほうが良いです。
靴等の履き物はとても実用的で一見喜ばれそうですが、言葉を連想して嫌がる人もいますから、履き物系も控えたほうが無難です。
また、お花を贈る場合、白色一色ですと不祝儀を連想する方もいるので、仏花に使われることがない白色のバラや胡蝶蘭を贈ったり、白色一色ではなく黄色やピンク色などを組み合わせたフラワーアレンジメントを贈ったりするなど工夫をしましょう。
そして、百寿祝いには、実際の年齢よりも少し若めのおしゃれな贈り物を贈った方が喜ばれる傾向にあるので、選ぶ際には覚えておきましょう。
百寿祝いにご祝儀として現金を渡す場合の相場
百寿祝いにご祝儀として現金を渡そうと考える方もいらっしゃるでしょう。
長寿祝いに限らず、目上の方に現金を渡すのは失礼とされていますが、相手に欲しい物がない場合やこれまでも現金をプレゼントしてきたなど特別な事情がある場合には問題なく贈ることができます。
では百寿祝いでご祝儀として現金を渡す場合、一体いくら位が相場なのでしょうか?
この場合は、それぞれ祝ってもらう人と祝う人との関係性で変わってきます。
世間一般の相場としては、
・孫から祖父母に渡す場合は、10000~30000円
・子から両親に渡す場合は、20000~30000円
・親族の場合は、大体5000~10000円
といったところ。
その際、現金を入れる祝儀袋は、紅白または金銀で蝶結びのものが良いです。
全ての人が百寿を迎えられるわけではありませんし、一生に一度しかありませんので、渡す時は感謝の言葉も添えてプレゼントすると喜ばれます。
百寿祝いに現金のみを贈るのは生々しさがありますので、くれぐれも現金のみを包んで渡すのは避けて、簡単なメッセージを添えるようにしましょう。
まとめ
百寿祝いの意味やプレゼント選び、避けるべきNGなアイテム、ご祝儀で現金を渡す場合の相場をご紹介しました。
気持ちがこもった百寿祝いのプレゼントは百寿の方を自然と笑顔にさせてくれますが、中には避けた方が良いNGなアイテムもありますので注意してください。
おめでたい百寿のお祝いには、縁起の良さを意識することも大切です。
百寿祝いのプレゼントをどう選ぶか、避けるべきNGなアイテムはどういったものか、ご祝儀で現金を渡す場合どのくらいの相場なのかなどを本記事で確認しながら、喜ばれるプレゼントを考えてみましょう。