ギルビーは日本国内では本社を東京都の中野区に置いている、発泡酒やビールを製造しているキリンビール株式会社が提供しているブランドです。

しかし元々はイギリスの酒類を醸造して販売したりホテルを経営したりしている複合企業と大手ビール醸造会社が合併したことにより、

新たに生まれたイギリスの酒造メーカーの傘下の1つであるW&Aギルビー社が取り扱っているブランドとなります。

ギルビーブランドはジンだけではなくリキュールやスピリッツを提供して運営しているのです。

 

ギルビーについて

ギルビー

ギルビーは、アルフレッド・ギルビーとウォルター・ギルビーという2人の兄弟が、

ロンドン市内にあるソーホーと呼ばれる地域でW&Aギルビー社を創設して、ワインを南アフリカから輸入して販売することから事業がスタートしました。

スコットランドやアイルランドで業績を順調に伸ばしていき、西暦1772年にはオフィスを豪華な社屋にリフォームして、

地下にワインセラーやウイスキーの瓶詰め作業をすることが出来る装置が設置された大きな倉庫を作りました。

その上に100年が経過した西暦1872年には、ジンが発展していく、きっかけとなった連続蒸留器が急速に進歩したことに伴って、

純度が高いドライジンがイギリスで広まっていったのです。

そのことに伴ってW&Aギルビー社でもロンドン市内のカムデンタウンという地域にジンを蒸留する工場を建設して、

ギルビー家に受け継がれている秘伝のレシピを使って、W&Aギルビー社が独自で開発したギルビージンと呼ばれるドライジンを完成させました。

今現在でもギルビーブランドとして代表的な存在となっているジンがこの瞬間に生まれた訳です。

経営者が創業したアルフレッド・ギルビーとウォルター・ギルビーがら息子たちに継承されて、

西暦1895年にはギルビージンを販売する活動をさらに促進してギルビー家の秘伝のレシピを使ったロンドンのドライジンとして全世界に向けて販売していきました。

その上にギルビーブランドの商品が西暦1908年に行われた英仏博覧会でスペインロイヤルのグランプリを初めとして、

たくさんの賞を獲得することになり、イギリスの酒造メーカーの先導的な役割りを担った企業としての地位を名実ともに確立していったのです。

そしてW&Aギルビー社はイギリスの大手酒造メーカーの傘下に入って、50もの国々でギルビーウォッカやギルビージンが提供されるようになったのですが、

日本国内では西暦2007年にキリンビール株式会社が輸入する権利と日本国内で販売する権利を獲得して、販売をスタートさせました。

 

ギルビー ジンのラインナップと味わい

ポイント

ギルビーでは37.5パーセントと47.5パーセントの2種類のアルコール度数のジンを提供しています。

ギルビージンの特徴として挙げられるのは何といっても爽やかな香りです。

ジュニパーベリーだけではなくアンジェリカルートやレモングラス、コリアンダー、シナモンなど、

ボタニカルと呼ばれる香味植物を12種類も取り入れている柑橘系の豊かな香りのジンとなっています。

これはW&Aギルビー社の創業者のギルビー兄弟が育った家庭に先祖代々から秘伝として伝わっているレシピを利用して作られている独自に開発されたジンです。

味は口当たりが良く清涼感がある味わいとなっていて、ジンの味が苦手だという人でも口にすることが出来るぐらいに飲みやすいジンとなっています。

 

キリンビールとギルビージン

キリン

キリンビールが提供するギルビージンの人気は非常に高く、

西暦2006年に日本国内のスピリッツ市場のおよそ7割ぐらいをギルビーのウォッカとジンが占めたぐらいです。

ですのでウォッカもジンも日本国内で2番目の売上をマークしています。

今現在は競合する商品が売上を伸ばしてきているのと、生産の拠点が日本国内からフィリピンの方に移転したこともあって、

かつてよりも勢いがないという口コミ情報が見られる場合も少なくありません。

しかしフィリピンにお住まいの方はジンを飲む習慣が定着しているのでフィリピンで製造しているからといって品質が落ちるようなことはありませんし、

競合する大手のジンの酒造メーカーもフィリピンに醸造工場を設置しています。

イギリスやオランダで製造しているジンにも引けをとりません。

 

カクテルのベースとして飲める

カクテル

値段は非常にリーズナブルとなっていて、カクテルのベースとして飲むと、とても美味しく飲むことが出来るというのも特徴です。

香味植物を豊富に利用しているために、香りを楽しむことが出来るカクテルを作れるという理由でギルビージンを買う人も少なくありません。

ストレートでも充分美味しく飲むことが出来ますが、カクテルのベースやソーダ割りなどにして飲むと、より一層美味しく飲むことが出来ます。

爽やかな香りがするレモングラスやセイヨウネズという針葉樹の果実を乾燥させたジュニパーベリー、コリアンダーなど、

といった香味植物がバランス良く調合されていて、オリジナリティがある風味を演出しているお酒です。

Amazonギルビージンはこちら