実は還暦は60歳だけではない?現在の日本の平均寿命や2回目の還暦について

おばあちゃんのモノクロ写真

長寿の始まりといえば60歳の還暦ですが、実は「還暦」という名称は60歳の時点だけでなくそれ以降の年齢でも使われています。

現在は医療の発展などにより平均寿命も延びており、もしかしたら今後2回目の還暦を迎える方が増えていくかもしれません。

そこで、この記事では現在の日本の平均寿命や還暦祝いの一般的な祝い方について触れながら、2回目の還暦についてご紹介します。

 

還暦は60歳だけじゃないって本当?

赤いちゃんちゃんこを着て白い扇子を持ったシニア男性が座っている様子

還暦というと60歳という年齢が連想されますが、還暦は実は60歳だけではありません

現在、平均寿命が延びている昨今では、2回目の還暦を迎える方、つまり60歳からさらに60年長生きする方も多く出てくる可能性が秘められているのです。

2回目の還暦の存在を初めて知ったという方もいるのではないでしょうか?

60歳からさらに60年長生きするとなると、年齢的には120歳。

戸籍や教会記録などの記録が残っているもので、ギネス世界記録に公認された事例としては、フランスの122歳まで生きられた方のみが達成しています。

還暦以降も長寿を目指すためにも、まずはみんなで還暦をお祝いをして元気に明るく第二の人生のスタートをしてもらうのがおすすめです。

 

現在の平均寿命や還暦祝いの一般的な祝い方

のし

今は長生きをすることができる時代になっていて、多くの人が平均寿命である80歳くらいまで生きることができるようにもなっています。

背景としては、食事の状況が良くなったり、医療が進歩したり、戦争などで人が消耗されることもなくなったりしたからでもあるのです。

そこで、それぞれの年齢の節目ごとに、長寿を祝ったり、さらには今までの感謝の気持ちもこめて、まわりの人が食事会や贈り物をしてくれたりする習慣が日本にはあります。

60歳で定年退職を迎えるにあたって、還暦祝いをすることになりますが、さらに長生きをしていくことで古希や喜寿、そして米寿や卒寿、白寿などになっていくのです。

できることなら誰もが長生きをしたいと思うものですが、健康で元気に過ごすことができるのが一番良いことです。

お祝いをしてもらう際には、

・家族や親族などで食事をする

・赤いちゃんちゃんこや記念の品などの「物」のプレゼントをもらう

・温泉旅行や海外旅行のプレゼントをもらう

などが最近の還暦のお祝いの方法としては一般的になってきています。

今はいろいろなやり方があるのですが、還暦は赤ちゃんに戻って新たな人生を始めるといった意味合いもあるので、赤いものを着用したり、贈ったりする家庭もあります。

 

還暦祝いに人気のプレゼント

赤いハートのクッションを男女が一緒に持っている様子

還暦祝いのプレゼントで人気なのは、日頃から使える実用的なアイテム、名入れギフト、フラワーギフト、旅行などの思い出のプレゼントといったものです。

また、還暦祝いの際には、今後の長寿や健康を願うアイテムを贈るのも人気です。

例えば、ウォーキングシューズや万歩計、塩分計、体重計など体調や健康管理に役立つもの。

歯の健康に対して不安を抱えている場合には、電動歯ブラシなどのオーラルケアアイテムを贈る場合もあります。

こういったアイテムは還暦の方の体に関する悩みをリサーチしてから贈ると、気が利いていると喜んでもらえます。

還暦祝いに健康に関するアイテムを贈ることによって、健康に対する意識が高まり、生活習慣に気を付けようと考えるきっかけとなります。

還暦以降にも70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿…と続いていきます。

長寿祝いの始まりである還暦祝いの際に、今後の健康について考えてもらうために健康グッズを贈ると良いでしょう。

もらって嬉しかったものは?贈って喜ばれる還暦祝いのプレゼント

 

還暦は60歳の1回だけではない!2回目の大還暦について

おばあちゃんがろうそくが立ったバースデーケーキをテーブルに置こうとしている様子

還暦は60歳を迎えることを指しますが、あまり知られていないもので大還暦というものもあります。

60年を一生のサイクルと考える還暦というのは60歳のことではあるのですが、さらに60年を過ごして120歳になった時が大還暦というのです。

120歳まで長生きができるという人はほとんどいない世の中ではあるのですが、そこまで生きることができれば、本当に長寿で喜ばしいことなのです。

徐々に体が衰えていくのがわかったとしても、生きがいをつくって充実した毎日を送ることで、気持ちの上でも肉体的にも若々しくいることもできるのです。

元気に長生きしていくためには、心がけ次第というところもあるでしょう。

まずは、目の前にある目標を一つずつこなしながら、前に進んでいくのがいいでしょう。

還暦、古希、喜寿の順に平均寿命を超えて、さらに100歳、そして大還暦を目指したいものです。

還暦祝いの由来-知るともっと楽しいお祝いが出来る「うんちく話」

 

還暦からも元気に過ごすために心がけたいこと

シニア男性が腰に手を当て口を大きくあけて笑っている様子

還暦からも長寿を目指して若々しく元気に過ごしたいところですが、還暦を迎える頃には体の不調や高血圧などに悩まされている方も多くいらっしゃいます。

長生きや健康のために、還暦から心身を気遣った生活習慣を身に付けることが大切です。

ここからは、還暦からも元気に過ごすために心がけたいことをご紹介します。

健康的な生活習慣を心がける

リンゴやトマト、パプリカなどの野菜・果物

不規則な生活やバランスの悪い食生活を続けていると、肌の調子や体調にも影響しますし、疲れが取れにくくなり老けた印象にみられる場合もあります。

体を気遣って還暦からは健康的な食生活・運動習慣・睡眠習慣などを心がけましょう

例えば、塩分や糖質、脂質分を控えて野菜や炭水化物などをバランスよく食べる、よく噛んで食べる、ウォーキングなど適度な運動をするなど。

見た目は若々しくても体の内側では代謝機能や体の働きなどが低下しているため、若い頃と同じ生活をするのではなく年齢に合った体のケアが大切となります。

また、健康的に過ごしていても思わぬ病気にかかってしまう場合もありますので、定期的に健康診断を受けて体の様子をチェックしましょう。

やりがいや楽しみを見つける

釣り竿

やりがいや生きがいを感じると、脳への刺激となり若々しい脳機能を維持しやすくなります

還暦を迎える頃には仕事や子育てがひと段落して自分の時間が増える方も多いので、趣味やスポーツ、興味のあることなどを始めてみましょう。

自分が楽しいと思えることに出会えれば、笑顔の回数も自然と増えてストレス解消にも効果的です。

また、好きなことをしている中で知り合いも増えて、人との関わり合いが増えることも良い刺激となるでしょう。

還暦になったらやりたい10のこと!第二の人生を充実させよう