還暦を迎えた瞬間の心境は人それぞれ!人生観と環境との関係性について
60歳を迎えることを日本では還暦と言いますが、60歳を迎える時、人はどのようなことを考えるのでしょうか。
これまでの60年の人生に思いをはせる方もいれば、これからの人生について深く考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
この記事では、多くの人が感じる還暦に対する思いや、還暦を迎える心境が人生観や環境とどのように関係しているのかについてご紹介します。
目次
還暦を迎えた瞬間の心境とは?
人間は区切りの年を迎えると、その心境としてここまで生きてきたのかという気持ちに駆られます。
20歳の成人では大人になったと実感することになり、30歳になるといよいよ責任ある年代になっていくことへの重みを感じ、40歳になると、もう人生の折り返し地点に来たのかと思うようになります。
そして、昔から長寿としてお祝いがされてきた還暦の年齢60歳を迎える際には、新たな人生を迎えると明るい気持ちを持つ方もいれば、将来に対して不安を感じる方もいるでしょう。
このように還暦を迎えた瞬間の心境は人それぞれですが、それは人生観や環境などにより大きく異なるものなのです。
現代の60歳について
満年齢60歳(数え年61歳)をお祝いする還暦祝いは、最初の長寿祝いであり、新しい人生がスタートするという人生の節目のイメージが強くなっています。
長寿祝いが中国から伝わった当時は、60歳を迎えることは非常に稀なこととされ、長寿を盛大にお祝いしていました。
日本では60歳を定年としていた時代もあったため、60歳になると現役を退き、老後をのんびり過ごすという方が多くいました。
ただ、近年では平均寿命が伸び、日々の生活を若々しく活動的に送っている方が増えたため、「還暦=高齢者」というイメージがなりつつあります。
仕事を続ける方もいれば、新しい仕事にチャレンジする人、趣味に没頭する人、還暦以降から登山やパソコンといった新しい趣味を楽しむ人など、セカンドライフの過ごし方は人それぞれです。
セカンドライフの過ごし方はそれぞれではありますが、還暦に対する思いは一致する部分があるのです。
多くの人が感じる還暦に対する思いについて
年齢を重ねられれば重ねるほど、年が重なることへの感慨が段々と薄れ、誕生日すらあまり感傷的にならないということも出てきます。
若い時はあれほど誕生日を心待ちにしていたのに、年を重ねるとどうでもよくなると思う中年の人は多いです。
しかしながら、還暦を迎えるとなると話は別です。
還暦は、多くの人が祝ってくれる節目の1つです。
昔では還暦を境に定年とする企業、そして年金支給も還暦になってからという時代だったため、還暦に対しては特別な気持ちを抱く人はとても多くいます。
現在では定年も年金支給の対象も先延ばしになっていますが、それでも大きな節目として還暦は存在します。
もちろん、60歳になった瞬間、ガッツポーズをするような人はいないでしょうが、万感の思いで胸を震わせる人が大半です。
還暦祝いの際には赤いちゃんちゃんこはもちろんのこと、60年にちなんだ還暦祝いをもらうなど、周囲の祝福ムードに改めて感謝する時期となります。
還暦を迎える心境は人生観や環境により大きく異なる
還暦を迎えた瞬間、やはり考えるのは今後のことです。
もう60歳になり、先がどんどん短くなり、老後に不安を抱える人も少なくありません。
例えば、健康に不安を抱えている人であれば、老後を健康的に過ごすためにはどうしたらよいか、老後にかかるお金が心配…など悩んでいる方も多いでしょう。
一方で、今までは仕事ばかりしてきたが、これからは趣味のことをどんどんしていこうと考える人も多く、還暦を機に、新たな趣味を始める人もいます。
これまでできなかった登山やバイクなど新しい趣味にチャレンジしたり、若いころに行っていたギターなどを再開したりする場合もあります。
結局のところは、その人の考え方次第で、ネガティブな出来事が続いていればネガティブに考え、子供の結婚、孫の誕生などのポジティブなことが続けばそうしたことを考えるようになります。
還暦への思いは、その人の人生観や現在おかれている環境で大きく変わります。
明るい気持ちになってもらえるような還暦祝いがおすすめ
還暦への思いは人生観や置かれている環境によって大きく変わるということをご説明しました。
還暦を迎えた後ポジティブな出来事が続くかもしれませんし、もしかしたら健康面や経済面でネガティブな気持ちになってしまうシーンもあるかもしれません。
少しでも明るい気持ちで第二の人生をスタートしてもらえるよう、還暦はみんなが集まって楽しい雰囲気でお祝いするのはいかがでしょうか。
還暦に対して特別な思いを抱く方は多く、家族からお祝いしてもらえないとなると寂しい気持ちやネガティブな気持ちになるかもしれません。
家族みんなができるだけ顔を見せに行って、食事をしたり、会話を楽しんだり、プレゼントを渡したり、一緒に過ごす時間を大切にしましょう。
家族との楽しい時間はずっと思い出に残りますし、手元に残る記念品などを贈ればいつでも還暦祝いの楽しい日のことを思い出してもらえます。
第二の人生が良いものとなっていきますように、という願いも込めて還暦をお祝いし、明るい気持ちでスタートを切ってもらいましょう。