60代が気を付けるべき病気とは?病気になりやすい原因や予防する方法
60歳と言えば還暦という言葉がある様にひとつの節目です。晴れ晴れとした気持ちで新たな人生をスタートしようと考えている方は多いでしょう。
しかし、60代になると病気のリスクが高まっており、命に関わる病気を患っているという方も中にはいます。
病気は日頃の生活習慣や食生活、運動習慣が大きく関わっているため、健康管理に気を付けたいところ。
そこで、この記事では60代が病気になりやすい原因や死亡率、60代が気を付ける病気とそれを予防する方法についてご紹介します。
目次
60代が病気になりやすい原因や死亡率について
年を重ねるごとにさまざまな病気のリスクが高まっていきます。
特に、60代は30代頃までにバブルを経験しています。
そのため、かなり贅沢をした食事だけでなく、運動不足も深刻な人が多いのです。
60代で大きな病気をしていない人はそれほど多くなく、大抵は何らかの病気にかかっています。
60歳を前に亡くなった人の割合は8%ほどになります。
これは数字で言うと、100人中8人はすでに亡くなっていると言うことです。
学校の時のクラスが40人としたら、その中で3人から4人はすでに亡くなっている計算になります。
年齢ともに亡くなる数値が増えてくるのは当たり前ですが、これから70代に向かっていくと70代になるまでに15%以上の人が亡くなることになります。
7人に1人程度が亡くなるとすれば、自分も決して例外ではないことがわかるでしょう。
60代が気を付けなければならない病気や予防する方法
60代が気を付けなければならない病気にはどのようなものがあるでしょうか?
ここでは、60代の死因の原因となる代表的な症例や、その病気を予防する方法をご紹介します。
第二の人生を楽しく健康的に過ごしたいという方は、是非チェックしておきましょう。
①癌
まず一番多いのは、癌です。
癌は死亡原因の3割以上になります。
癌にかかった人は30代から50代ぐらいまでは、死亡した人の10%ぐらいしかいません。
しかし、60代から30%ほどに増える傾向にあります。
ちなみに、30代から50代の死亡の原因は、事故や自殺が多いです。
癌の症例は一箇所出来ると別の所に転移してやがて死に至るケースが多いです。
これを防ぐには健康的な生活が必要ですが、決して健康に留意をするだけでは癌を防ぐことができないのも事実です。
どれだけ努力をしても年齢とともに発症してしまう可能性がありますので、定期的な検診を行うのが良いでしょう。
②心疾患や脳血管疾患
次に気を付けなければならないのは、心疾患や脳血管疾患です。
心疾患や脳血管疾患はコレステロールの取り過ぎなどが原因になっています。
それと同時に、運動不足も重なると動脈が詰まり始め、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こします。
糖尿病に関してはそれ単独で命に関わることはありませんが、別の病気を併発して命に関わることがあるので食べ物と運動には注意をしたいところです。
③歯周病
体のケアだけでなく口周りの病気についても60代は気を付ける必要があります。
歯周病は歯の生活習慣病と呼ばれており、40代~50代で急増し、60歳を迎える頃には85%以上が歯周病と推定されています。
60代になると歯を失う方も増えてきますが、原因のほとんどは歯周病と言われています。
歯周病にかかると歯を失うリスクを高めるだけでなく、心臓病や糖尿病、肺炎などの病気も誘発します。
毎日歯を磨いているから心配ないと思わずに、自宅でのセルフケアと合わせて歯科でのアプローチも検討した方が良いでしょう。
まとめ:60代は定期健診や健康的な生活習慣が大切
今回は、60代が気を付けるべき病気や、病気になりやすい原因、予防する方法についてご紹介しました。
現代では若々しい還暦世代が多く、アクティブに活躍する方が多いことから健康な方が多いイメージがあります。
ただ、60代になると癌や心疾患などの病気のリスクは高まると言われていますので、定期健診や健康的な生活が大切です。
体調管理に気を付けながら、健康的な第二の人生を送りましょう。