ビール腹と言っても実際にビールを飲み過ぎると全員が同じようなお腹になると言うことはありません。
飲まない人も同じようなお腹になっている人は多くいます。
ビール腹の語源として諸説ありますがビールを入れる樽のビア樽のような形でお腹だけがぽんっと出ている体型のことがそう呼ばれています。
ビールだけでなく他のお酒が好きな人も同じようなお腹になってしまう人もいます。
原因はビールだけではないことを認識しておいた方が良いでしょう。
ビール腹になる原因とは?
原因は内臓脂肪にあります。単なる中年太りと言っても良いでしょう。
特に男性の場合は女性よりも内臓脂肪がつきやすいです。
これは男女の身体の作りが関係してくるのですが、女性は子供を産まなければならないため内臓脂肪がつきにくく、逆に皮下脂肪がつきやすくなっています。
女性は子供を産むためにお腹を冷やしてはいけないので断熱材の役割を果たす皮下脂肪が発達しやすい体質になっているのです。
男性に内臓脂肪が付きやすい原因は、運動不足にあります。
昔と比べて車や電車などの交通機関の発達で日頃から動く機会が減ってしまっています。
昔は歩いていた距離でも自転車やタクシーなど自分の力を使わずに移動できる移動手段を選んでしまったり運動不足になる原因が増えてきているのです。
その結果、内臓脂肪が溜まってしまうばかりでそのことを本人が意識しないのでビール腹になってしまうのです。
女性がならないのは内臓脂肪が溜まりにくいので、女性でお腹周りが太っている人の場合は正確にはビール腹とは呼びませんので注意する必要があります。
ビール腹を解消する方法とは?
日頃の運動
一番の解消法としては日頃から意識して運動をすることです。
結局のところ原因はカロリーの摂り過ぎと、運動不足が原因です。
摂取するカロリーも抑えて、適度な運動をすることで簡単に改善することはできます。
それは内臓脂肪は皮下脂肪などと比べてエネルギーに変換できるスピードが早いからです。
皮下脂肪を落とすよりも簡単に内臓脂肪を落とすことができます。
意識して運動をすることで数週間単位で劇的に改善することができるでしょう。
筋トレ
お勧めの運動としては筋トレが一番です。
筋トレは有酸素運動よりも時間的な効率が非常に良い運動です。
有酸素運動は長い時間の運動が必要になり筋トレに比べても同じカロリーを消費するのみ時間も何倍もかかります。
筋トレは筋肉をいじめる運動になります。
筋トレをすると筋肉はダメージを受け、筋トレが終わった後もそのダメージを修復するために筋肉はエネルギーを使います。
そのように筋肉は常にエネルギーを消費し続けているのです。
有酸素運動のダイエットもありますが、有酸素運動をすると脂肪も落ちますが一緒に筋肉も落ちて行ってしまいます。
筋肉を落として燃費の良い体を作ろうとするのです。ダイエットという観点で考えると太りやすい体質になってしまいます。
太りやすい体質にならないためにも筋トレがお勧めなのです。
ただし、有酸素運動も適度の運動であれば大丈夫です。
筋トレをやった後で、軽く運酸素運動をするのであればプラスの効果をもたらしてくれます。
カロリー量を意識する
ビール腹の改善は筋トレだけしていても改善されませんので注意しましょう。
いくら運動をどんだけしても摂取しているカロリーが多ければ意味がありません。
運動や筋トレで消費しているカロリーと食事などで摂取しているカロリーの量を意識する必要があります。
ビール腹の改善を考えている場合は、必ず普段食べている食事の内容などの改善と運動をセットでやらないと効果がありません。
体の変化は摂取カロリーと消費カロリーのバランスで決定します。
運動だけをしていて食事の内容などを改善しない場合は、
筋肉などは運動しないときよりはつくでしょうが見た目での変化はあまり期待できないでしょう。
逆に筋肉がついてごつくなってしまう可能性もあります。
食事内容の改善としてはまずは普段自分が食べている食事のカロリーを気にしましょう。
摂取カロリーを意識するだけでも違います。いきなり摂取カロリーを減らそうとしても大変です。
始めはカロリーを意識した食事を心掛けるだけで良いです。そして徐々にそのカロリーを減らしていく努力をしましょう。
余計に食べているようなものがあればそれを食べずに我慢したり、脂っこい食べ物を止めたり簡単にできることから始めてみましょう。
間食を減らしたり、コーヒーなどに砂糖を2個入れているのとしたら1個に変更したり簡単なことからで良いです。
体が慣れてきたら一食だけカロリーの低い食べ物に変更してみるのも効果的です。
摂取カロリーを意識した食事に変えるだけで段々と体質そのものにも変化が表れて来ます。
ウォーキング
筋トレができない場合はウオーキングでも良いです。
運動して内臓脂肪を落とすのには継続的な運動をすることが必要です。
筋トレが辛くて途中で辞めてしまったらリバウンドしてしまう可能性が高くなります。
筋トレが辛くて継続できそうにない場合は、自分が継続して運動できるものを見つけてみましょう。
何も運動しないよりは効果があります。継続的な運動と摂取カロリーを意識した食事改善でポッコリお腹を解消しましょう。