還暦のお祝い外国にもあるの?アメリカと日本の祝い方の違いについて

ダイヤの原石

日本では、還暦祝いというと、赤いちゃんちゃんこや赤い帽子などをイメージしますよね。

しかし、他の国では還暦祝いはどのような形でやっているのか、海外の風習に興味がある方や海外に友達がいる方などは気になることもあると思います。

そこで、今回は外国の中でもアメリカに焦点を当て、アメリカにも還暦祝いはあるのか、日本と祝い方にどのような違いがあるのかについてご紹介します。

 

アメリカにも還暦祝いがある!日本との祝い方の違い

赤いプレゼントボックスの上に置かれた一輪の白い薔薇

長寿をお祝いする習慣は日本のみならず他の国にも存在し、アメリカにも日本と同じように60歳をお祝いする習慣があります。

ただ、60歳をお祝いする方法がアメリカと日本では異なってきます。

まずは、アメリカと日本の還暦のお祝い方法の違いについて確認していきましょう。

日本の還暦祝いの場合

赤い風呂敷で包まれた贈り物

日本での還暦祝いの場合、以前は魔除けや厄除けの意味を込めて赤いちゃんちゃんこを贈る習慣がありましたが、現在は特にお祝いの方法に決まりがありません。

一般的には、家族や親族が集まって食事会を催したり、還暦を迎える方のためにそれぞれがプレゼントを贈ったりします。

赤いちゃんちゃんこは「着るのが恥ずかしい」「年寄扱いして」と嫌がる方が多く、実用的なものではないため、プレゼントに他のものを贈る方が増えています。

ただ、赤色は還暦祝いのテーマカラーであり縁起の良い色であるので、赤色が使われた腕時計や万年筆、アクセサリー、マフラーなどのプレゼントが還暦祝いには人気です。

最近では、還暦祝いのプレゼントを「物」にこだわらず、思い出に残るようにと温泉旅行や家族旅行などの旅行のプレゼントを贈る方も多くいらっしゃいます。

このように、日本では還暦祝いのプレゼントの内容に特に決まりはなく、本人が喜ぶものであれば良いとされています。

アメリカの還暦祝いの場合

グラスに赤ワインを注いでいる

日本とアメリカの還暦祝いを比較した時、60歳をお祝いする際の呼び名や贈るプレゼントの内容が異なることが挙げられます。

アメリカでは、60歳の還暦祝いを「ダイヤモンド記念日」と言って、ダイヤモンドを贈る習慣があり、その際には盛大にパーティーをします。

盛大にみんなで賑やかにお祝いするのは日本と同じですね。

また、長寿のお祝いとして、50歳からシルバーコインをラッキーアイテムとして贈る習慣があります。

ダイヤモンドはなかなか手が出せない商品なので、ダイヤモンドを贈る習慣があるというのは驚きますよね。

しかし、還暦祝いは、とても大切な特別な日なので、ダイヤモンドは最適な贈り物なのでしょう。

 

還暦祝いはアメリカや日本に関わらず大切な習慣

ピンクの薔薇の花束の隣にある白ワインが入った二つの小さなグラス

盛大にパーティーをするということもアメリカならではで、親戚や、友達を呼んでのパーティーはさぞかし賑やかなのでしょう。

個人差はあるでしょうが、歌を歌ったり、お話をしたり、食事をしたり、参加者も主役となる方も楽しめるイベントです。

また、50歳からはシルバーコインを送る習慣もアメリカならでは。

となると、60歳の還暦祝いは、「シルバーコインをもらい、ダイヤモンドをもらい、盛大にパーティーをやる」そう言った感じだと思います。

これは、日本でもアメリカでもどこでも変わらない習慣で、還暦祝いはどこの国に行っても重大なものだと分かります。

そういえば日本も確か、75年で結婚記念日のことをダイヤモンド婚式と言いますから、これは孫や親戚からダイヤモンドを送られる習慣があるみたいですね。

そうなるとこのダイヤモンド婚式は、アメリカから来ていると推察できます。

 

どこの国でも感謝やこれからの生活を願う気持ちは一緒

鳥のカード置きにthanks!と書かれたメッセージカードが差し込まれている

アメリカのように、還暦祝いにダイヤモンドを贈る習慣は日本にはありません。

私たちが住む日本は、ケーキを買って、好きなものを買ってプレゼント買って、そして赤いちゃんちゃんこを買ってやるのが一般的な風習として知られています。

話が逸れてしまいましたが還暦祝いをやると、自分の親や祖母や祖父が長生きしてほしいと思います。

国は違ってもこの気持ちは一緒で、還暦祝いはこれまでの感謝やこれからの健やかな生活を願ってお祝いをするのです。

そのため、還暦祝いはどこの国でもアメリカでも、日本でも大切な習慣と言えます。

まずは還暦をお祝いすることを忘れないこと、そして気持ちを伝えることがどこの国でも大切なことです。

気持ちを直接伝えても良いですし、メッセージカードを添えたり、歌をプレゼントしたりなど思い出に残る形でお祝いしましょう。

 

まとめ:アメリカや日本、どこの国でも還暦祝いは大切な習慣

手作りの黄色と水色の小さな鳥のくちばしに【おめでとう】と書かれた紙がくっついている

今回は、還暦祝いは外国にもあるのかという観点で、アメリカと日本の還暦祝いの違いについてご紹介しました。

日本では60歳のお祝いを還暦祝いと言いますが、アメリカではダイヤモンド記念日という名前でお祝いする習慣があります。

アメリカも日本と変わらず、食事をしたり会話を楽しんだりなどみんなと楽しい雰囲気で盛大にお祝いします。

アメリカでも日本でもどこの国でも節目を大切にする習慣がありますので、身近な方が還暦を迎える場合には忘れずにお祝いしましょう。

 

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