近年食事に関する栄養バランスは健康や美容に直接繋がる重要な要素になると考えられることから、
海外をはじめ日本国内でも、食事の栄養バランスを考える方が非常に増えてきています。
健康にも美容にも良いとされる様々なスーパーフードは、テレビや雑誌などで紹介されると売り切れになってしまうほど、
多くの女性から人気が高くなっていますが、数多くのスーパーフードの中でも特に人気が高くなってきているのが「ビール酵母」です。
ビール酵母とは何？
このビール酵母とは、アルコール飲料の一つでもあり日本国内でも非常に人気が高いビールが作られる際に残る食材カスの一つです。
ビール大麦の麦芽を煮込んだものに、ホップとビール酵母を投入することで麦汁の中に含まれている糖分を、
アルコールと二酸化炭素の2つの分解する働きを持っており、
おいしいビールを作るために非常に重要な役割と持っている成分といわれています。
通常は麦汁と糖、アルコールに分解をした後のビール酵母は、濾過されて容器の底に沈殿してしまうのでビールとしての商品は、
色々な原材料を濾過して出来た上澄みがアルコール飲料として販売されているのです。
通常は濾過された後に沈殿して残ってしまった酵母は、日本国内では食材カスとして廃棄処分されていますが、
有機成分でもあるこの酵母は誤った処分方法をしてしまうと腐敗が進行するので、非常にきつい悪臭を放つ特徴を持っています。
そのため処分が非常に難しい事を考え、大正時代の薬学士がこの酵母を洗浄し、
乾燥させることで栄養食品として二次活用をすることが出来ることを発見し、
現在では栄養素が豊富に含まれるスーパーフードとして近年知名度が非常に高くなってきているのです。
ビール酵母を一躍人気者にしたのは「エビオス錠」
そもそもこのビールを作る際に残る酵母の栄養価が非常に高いかというと、
麦汁を分解する際に酵母の中には麦汁に含まれている植物性の栄養素がたっぷり吸収され、
しみこんでいる状態になっているため、ビールを作る前に入れる酵母に比べて、
ビールを作った後で出る酵母の方が格段に栄養素が高くなるメリットがあるのです。
このビールを作る際に出る酵母が一躍人気になった一つの理由が、
「エビオス錠」などの医薬部外品として商品販売が行われるようになったことが影響しています。
元々は大量の廃棄物で、処分が非常に難しいとされてきた酵母ですが、
ビールを作った後に出た廃棄酵母には大量のビタミンBが含まれていることから、昔では脚気の治療薬としても利用されていました。
しかし現在では栄養補給や滋養強壮剤、胃腸虚弱、体力増強といった様々な美容効果や健康効果を同時に得られるようになっており、
更に毎日気軽に飲みやすいように錠剤や粉末状になっているので、誰でも気軽に飲むことが出来るようになっています。
現在ではドラッグストアなどにいけば手軽に購入することが出来る点もあり、一気にブームの火付け役になったと言われています。
現在ではビールを醸造している大手メーカーで直接オンラインサイトを通じて商品を購入することが出来るようにもなっています。
料理に入れて栄養価をアップさせる方法や、普段筋肉トレーニングをしている方などは、
筋肉増強に効果の高いプロテイン飲料に適量のビール酵母をプラスすることで、栄養価をアップさせる方法なども人気になっているのです。
最近では自宅にあるパンメーカーを利用して、パン生地に酵母を入れることで独特の風味をプラスするだけではなく、
栄養成分もプラスすることが出来るので毎日の食生活の栄養バランスを整えることが出来るなど、
食事に気をつけているご家庭では無いと困る商品になっています。
酵母に含まれている菌の特徴
ただ初めてビール酵母を利用するという方は多く、実際に食事やサプリメントに取り入れることで、
どのような美容効果や健康効果を得られるのかは、正しい情報は知らないという方は非常に多いです。
まず酵母に含まれている菌の特徴としてあげられるのが、人の体内に存在している善玉菌をサポートしてくれる力を持っていることです。
通常人間の腸の中には、酵母菌と同じく善玉菌が複数おりこれは常在菌と呼ばれています。
この常在菌がたくさんいることで体内に食べ物や飲み物が入ってきた時に、
体に必要な分のエネルギーや栄養に変えることで体内にスムーズに循環させることが出来ます。
しかしこの常在菌のような善玉菌は基本的に2割程度といわれており、あとの悪玉菌は2割、日和見菌は1割の割合です。
栄養バランスの悪い食事を続けたり、不規則な生活習慣を続けているとこの菌の勢力関係が崩れやすくなり、
お腹を壊す、中毒症状を起こすといった危険が非常に高まる恐れがあるのです。
悪玉菌に比べて善玉菌は環境変化に弱い特徴を持っているので、何かあったときにすぐに減少してしまう危険がありました。
しかし酵母であれば、小腸と大腸の療法でいち早く活動をはじめるので、大腸内にいる乳酸機を補助してくれる役割を持ちます。
乳酸菌は基本大腸内でしか活動することが出来ないので、乳酸機をお腹の広い範囲でサポートすることで、
元気を失ってしまっている善玉菌を活発にさせることが可能になるのです。
