ビール酵母には、各種栄養素が豊富に含まれており、特にアミノ酸やビタミンB群、さらに亜鉛等が豊富に含まれている点が注目されています。

そのため、現在では精力増強だけでなく疲労回復や栄養補給の目的でもサプリメントが様々なメーカーから販売されている状態です。

サプリメントを利用する事で、手軽にビール酵母を毎日摂取する事が出来るようになるメリットがあります。

もちろんサプリメントなので食事の内容によって取り入れる事ができる栄養素の量が変わってしまう事もないし、

特定の栄養素を摂取する為に毎日同じ食生活を送る必要があるわけでも有りません。

 

ビール酵母自体に摂取量などの決まりは特にない

特になし

とはいえ、通常体に良いと言われている成分でも、どれだけでも飲んでもしても良いかと言ったら決してそうではなく、

その摂取量の目安と言うのが定められています。そうすることで、特定の成分の過剰摂取を防ぎ、

体に対してトラブルを起こさずに安全に服用できるようになるからです。

ただ。実はビール酵母のサプリメントと言っても、

そこに含まれている酵母の量は、メーカーによっても違っており、多い所も有れば少ない所も有ります。

またそもそもその酵母自体に摂取量とかその目安が定められていると言う訳ではありません。

だから、どれだけ飲んだりした方が良いとか、これ位に抑えておくべきだと言うのは決められていない状態なのです。

 

しかし、摂取量に注意すべき栄養素も存在する

サプリメント

ただ、実際に中に含まれている栄養素を見てみると、沢山摂取しても問題が無い物もあれば、

やはりある程度量には気を付けた方が良い物も存在しています。

例えば亜鉛の場合、1日の推奨量は大体

  • 男性の場合は9㎎から10㎎
  • 女性の場合は7㎎から8㎎程度

となっています。これは年齢によっても変わってくるものです。

勿論通常の食事を摂取しているだけであれば亜鉛の過剰摂取の可能性は殆どありません。

ただサプリメントなどで過剰に取ってしてしまうと、銅欠乏や貧血、胃の不調等を引き起こす事も有り得ます。

だから上限は大体男性は40㎎から45㎎程度、女性は35㎎となっているのです。

またビタミンBも豊富に含まれていますが、B1の場合、

  • 男性は1.2㎎から1.4㎎
  • 女性は0.9㎎から1.1㎎程度

となっており、こちらにも上限が決められています。

もちろん年齢によっても基準は違っているし、何よりB群は水溶性のビタミンなので、

体内に蓄積する事はなく多少多く摂取したとしても体外に尿として排出されてしまうので、副作用が起きてしまう心配等は有りません。

ただ、必要量以上を摂取しても、結局は使う事無く体外に排出されてしまうと言う事になるので、

過剰摂取をしたからと言ってそのメリットを感じる事は出来ないとも言えます。

 

目安として考えるなら「5g」程度がおすすめ

5g

実際のビール酵母のサプリメントの中に含まれている酵母の量を見てみると、製品によっても違います。

したがって、サプリメントの場合、1粒あたりの栄養素の量も全く違って来るのです。

酵母の量が多いタイプのサプリメントには、ビタミンB群も比較的多めに配合されていますが、

前述した様にB群は水溶性なので過剰摂取したとしてもそれ程問題があるわけではありません。

大量に摂取しても体外に排出されてしまうからです。

だから、ビール酵母のサプリメントを利用する際は、そのサプリメントの過剰摂取を心配する必要はあまりないと言えます。

とはいっても、飲みすぎには注意したいし、錠剤ではなく粉末のタイプも有るので、

大体の量をある程度理解しておく事はとても重要だと言えるのです。

体に対する影響を考えて、さらにその中に含まれてる栄養素の効果についても考えると、目安としては大体5g程度が適していると言えます。

ただ摂取する人の年齢、性別、さらに体の大きさによっても必要となる栄養素の量は変わって来るので、あくまでもこれは目安と言う事になります。

 

まとめ

サプリメントを飲む

栄養素の摂取基準と言うのは、その時代によっても変わる事も少なくありません。

だから、今は大体これ位の量と言うのが決められていますが、今後研究が進むと徐々に、

その量、基準となる量、上限の量等にも違いが出てくる事も有ります。

いつも摂取しているからずっと同じ量でも良いという訳ではなく、できれば時々その摂取量の基準を確認する方がより安全です。

ただ、体の調子を良くしたいとか、沢山服用してより精力増強を図りたいからと、

毎日過剰に飲んだりする事は、やはりあまり体には良いとは言えません。

たしかにビタミンB群の様に水溶性なので体外に排出される物も有りますが、

亜鉛の様に過剰摂取によって何らかの問題が引き起こされてしまうと言うことも有るからです。

また副作用が全く無いと言う訳でもありません。

その人の体調、体質によってはもしかしたら何らかの作用が出てきてしまう可能性もあるからです。

従って摂取する際は必ず製品に記されている摂取量を守り、最初から沢山飲みすぎないようにします。

また自分の体調、体質を良く見て量を増減して調整する事も非常に重要になって来ます。

 

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