クアーズはアメリカ、コロラド州ゴールデンで創業したビールブランド。
ドイツのドルトムント出身のアドルフ・クアーズによってビール醸造会社として設立されました。
当初「バンケットビール」とあだ名されたのはロッキー山脈から湧き出る水で造られたペール・ラガーによるものです。
1955年にビールの生産量が100万バレルを超え、1959年にはアメリカではじめて完全アルミ缶のビール販売を開始しました。
1992年に全米50州で販売網が確立。そのシェアは第3位、アメリカでブランドを確固たるものにしました。
その後、1995年にはクアーズジャパンが設立、日本でも楽しめるようになっています。
2005年にカナダのブランド、モルソンと合併したことにより、日本でも社名変更するなど変革が起きました。
その後、日本での主力商品はビールではなく低アルコール飲料のジーマとなっています。
ビールの主力商品は社名と同じクアーズというペールラガータイプのビール。
他にもライト、エクストラゴールド、ゴールデンバンケット、アイルランド風ラガーのキリアンズアイリッシュレッド、ベルギー風白ビールのブルームーン、低価格市場向けのキーストーンなどがあります。
中でも日本人になじみがある商品といえばイギリスで非常に人気が高いことでも有名なカーリングではないでしょうか。
フットボールリーグカップのスポンサーもしていたので、そのラベルに見覚えがある人も多いはずです。
ただ、現在日本で飲むことができるのはブルームーンとライトの2つ。
ブルームーンは伝統的なベルギースタイルの特徴である豊かな風味にアメリカンな軽さを組み合わせた、全米NO1クラフトビールにも輝いたことのある親しみやすい白ビールです。
キュラソーオレンジピール、アメリカ産バレンシアオレンジピールを使い、甘さと苦みを絶妙にブレンドしています。
濾過をしていないので深い風味はそのままに、小麦とオーツ麦を加えて滑らかでクリーミーな口当たりを実現しました。
そして、もう一つが苦みが少なくさわやかなシルバー基調のパッケージデザインから「銀の弾丸」という異名を付けられた究極の飲みやすさが体験できるクアーズライト。
スポーツ後に究極の爽快感を味わいたい、ビールの苦みや重たさが嫌い、というひとに特におすすめできるクリアなのど越しです。
パッケージにも面白い仕掛けがあり、缶の中身がキンキンに冷えるとパッケージに描かれたロッキー山脈がホワイトからブルーに変化して知らせてくれるというものです。
これならば飲み頃を見逃すことなく爽快なのど越しを味わうことができます。
日本では酒税法の関係により発泡酒として販売されていますが、アメリカンスタイルの爽快さは種類を隔てるものではありません。
アメリカの国民的スポーツであるベースボールを観戦しながらクアーズライトで喉を潤すというのはいかがでしょうか。
非常に飲みやすく後味も軽快ではありますが、飲みすぎには注意してください。