お世話になった先生へ還暦祝い!プレゼントや喜んでもらうためのポイント

黒板

還暦祝いとは60歳を迎えるときのお祝いです。

一般的に、還暦を迎える方をお招きして、親しい人が催す形で行われます。

両親や親戚、これまでお世話になった会社の方など還暦祝いをする対象になる方は周りにいるかと思いますが、学生の頃に担任や顧問だった先生に対して還暦祝いをするという方も中に入るでしょう。

担任、顧問だった先生が還暦を迎えられ、当時の教え子たちがお祝いに集まるというスタイルを取る場合には、懐かしさと共に、ここまでの各人それぞれの歩みを知る形になります。

そのため、お祝いしてもらう先生は喜びがさらに一層深まることでしょう。

この記事では、先生への還暦祝いの例や先生に喜んでもらうためのポイントについてご紹介します。

 

還暦祝いの風習や近年の傾向

お祝いの席で出される鯛の塩焼き

還暦祝いは、赤色の頭巾、ちゃんちゃんこを身につけてお祝いする風習がみられる地域もありますが、特に決まったスタイルはありません。

集まって食事を楽しみ、赤色のプレゼントを贈る、といったスタイルが一般的でしょう。

昨今の60歳はまたまだ若い年齢です。

昔ながらの慣習どおりに高齢を意識したようなプレゼントは、ご本人にとって残念なお気持ちになる場合があるかもしれません。

お祝いしたい気持ちを伝え、祝い方についてご本人にもよく相談しながら進めることが大切です。

 

お世話になった先生への還暦祝いの例

プロ用の大きなカメラを構える男性

お祝いする側は、予算など経済的な面をお祝いに集まる人によく説明しましょう。

そのうえで、お祝いしたいという気持ちが伝わるような祝い方について考え、コミュニケーションをよく取りながら参加者に理解してもらえるように進めていきたいものです。

例えば、同級生が担任の先生の還暦祝いに集まる場合、赤いTシャツを揃えてオーダー作成し、当日は参加者、先生も含めて着て写真撮影するなど、自分たちらしい楽しいお祝いなどは、思い出がさらに深まることでしょう。

ただし、相手に気持ち良く喜んでもらうためにひとりよがりにならないように気をつけることが必要です。

お世話になった先生への還暦祝いのプレゼントの選び方

水色や白のプレゼントボックスとピンクやオレンジの淡い色で組み合わされた薔薇の花束

お世話になった先生への還暦祝いのプレゼントを選ぶポイントとしては、以下の3つの点に注目すると良いでしょう。

・メッセージギフトや名入れグッズなど記念になるもの

・趣味に関するものやインテリア雑貨、時計などこだわりや好みを重視するもの

・ブランケットや安眠グッズなど今後の健康を願うもの

メッセージギフトや名入れグッズなどはメッセージ性が高く、感謝の気持ちを伝えやすくなります。

また、趣味に関するものや好みを重視するものであれば、日常生活に使える便利なアイテムとして喜んでもらえます。

そして、これからも元気でいてほしいという願いを込めて、健康を意識したギフトを贈るのは長寿祝いのプレゼントとして良いでしょう。

生徒からプレゼントをもらうというだけでもうれしいものですが、気の利いたプレゼントを選ぶとさらに喜ばれるでしょう。

また、お祝い事にふさわしいお花のプレゼントを添えても素敵ですね。

 

先生の還暦祝いに避けたいNGなプレゼント

×と書かれたプラカードを持って不満そうな女性

日常生活で使える便利なアイテムは還暦祝いのプレゼントとして喜ばれるとご紹介しましたが、中にはお祝いにふさわし悪内NGなアイテムというのもあります。

「老」をイメージさせるアイテム

「老」をイメージさせるアイテムとしては、老眼鏡や杖、補聴器などが挙げられます。

これからまだまだ若々しく過ごそうとする方に対して失礼になりますので、還暦祝いには贈らないようにしましょう。

「死」や「苦」をイメージさせるアイテム

湯呑に入ったお茶

また、縁起の悪い「死」や「苦」をイメージさせるアイテムもNGです。

「苦」と「死」が含まれる、香典返しに使われることが多いお茶、「首から落ちる」を連想する椿の花、お葬式で使用されることが多い輪菊や小菊、故人の顔にかける白い布を連想させる白い無地のハンカチなどが挙げられます。

風習や縁起を大切にされている方も多いので、縁起の良いアイテムを選ぶようにしましょう。

目上の方には失礼にあたるもの

その他、年上の方に贈ると失礼にあたるアイテムもあるので注意が必要です。

「勤勉であれ」を意味するビジネス用のカバンや文房具、「踏みつける」を意味する靴下や履物、足の下に敷くもの、「手切れや別れ」を連想するハンカチ(ハンカチを漢字で書くと「手巾(てきれ)」となることから)など。

また、商品券や現金を贈るのも「お金に困っている」「これで好きなものを買いなさい」というような悪いイメージを連想させてしまうため控えた方が良いでしょう

 

先生に喜んでもらうためのポイントについて

両手の手の平からハートが出ている抽象的な写真

またまだ60歳は現役ともいえる年齢ではありますが、現役を退いた次の人生の過ごし方を具体的に考え始める年齢には違いなく、集まる生徒達にとって先生の生き方はこれからも教わることが多いでしょう。

還暦祝いの席では、

・人生の先輩として還暦祝いの気持ちを伝える

・見守りご指導いただいたことへの感謝のことばを贈る

・健康に留意して欲しいことを伝える

と言ったようなことを言葉や行動にして表しましょう。

これまでのご苦労を労わり、気持ちを表す言葉を改めて伝える大切な機会になるはずです。

教え子達と共に思い出深い還暦祝いをすることは、先生にとって教師生活の財産となることでしょう。

 

まとめ:お世話になった先生に感謝を込めて還暦プレゼントを贈ろう

片手の手の平の上にthanksと書かれた赤いハートが浮いている

お世話になった先生に贈る還暦祝いのプレゼントや喜んでもらうためのポイントをご紹介しました。

プレゼント選びも大切なことですが、一番先生がうれしいのは教え子の元気な姿を見ることです。

できる限り予定の合う当時の生徒たちを集めて先生を驚かせましょう。

そして、みんなで選んだプレゼントを贈ったり、還暦のお祝いの気持ちや感謝の言葉、健康を気遣う言葉を伝えたりして喜んでもらいましょう。