「ビール腹」という言葉がありますが、これは飲みすぎることで太ってしまい、お腹が出ることを表しています。
そしてその言葉の通り、ビールは飲み過ぎることで太ってしまうため注意が必要です。
なぜなら、他のお酒と比べると太りやすい要素が豊富にそろっているからです。
お酒(ビール)とカロリー
お酒のカロリーはアルコール度数に左右されます。
そのため、乙類焼酎やワインなどのアルコール度数が高いお酒はカロリーも高く、それらと比べるのであればビールのカロリーはやや少なめとなります。
しかし、前者は時間をかけてゆっくりと飲むのに対し、後者は短時間で一気に飲み干してしまうことができるお酒です。
仮に2時間でジョッキ5杯を飲みほした場合、それだけで1000kcalを超えてしまうこととなるため、かなりのカロリー摂取となってしまいます。
しかし、お酒が大好きな人であればあるほど、急に控えることも難しいでしょう。
そこで、少しでも太ることが無いように、太らない飲み方を学ぶことが大切です。
太らないお酒(ビール)の飲み方
太らない飲み方とはどのような方法かというと、詳細は次の通りです。
全体量を抑えるための工夫をすること
カロリーや糖質の摂取を抑えるためには、飲む全体量を減らす方法が一番効果的です。
そのため、少しでも飲酒の全体量を抑えるために工夫をするようにしましょう。
大ジョッキではなく小さめのジョッキで飲むようにしたり、一気飲みをするのではなく、できる限りゆっくりと飲み進めるようにします。
また間に低カロリー・ノンカロリーな別の飲み物を挟む方法も効果的です。
また、会社のお付き合いをすることは大切ですが、その中で少しでも飲みに行く頻度を減らしたり、日々の中にノンアルコールの日を設けるよう意識することも大切です。
そうすることで全体的な飲酒の量を減らすことができ、結果的にカロリーや糖質の摂取量も抑えることができます。
おつまみの内容・種類にも工夫すること
おつまみも、高カロリーにならないように工夫することで大幅に摂取カロリーを減らしたり、体を労わることができます。
揚げ物などのフライは当然高カロリー・高脂質で、体内に脂肪として蓄積されやすいおつまみです。
このような揚げ物はできるだけ避けるようにしましょう。
代わりに、脂質が少なく高たんぱくのおつまみがおすすめです。
鶏むね肉やササミ、内臓、豆腐などの食材は、どれも油が少ない高たんぱくな食材です。
これらをおつまみとして合わせることで、脂質やカロリーの摂取を抑えることができます。
その他には、食物繊維が豊富なおつまみがおすすめです。
野菜・キノコ類・海藻類を中心としたおつまみであれば、カロリーの摂取を大幅に抑えた上で食物繊維をしっかりと摂取することができます。
そしてこれら繊維質が多い食材は、飲み始める前に最初に胃に入れておくのがベストです。
なぜなら一番最初に摂取することで、その後に摂取した飲料や食事によって血糖値が急上昇するのを防いでくれるからです。
血糖値の上昇が緩やかになることで体脂肪として蓄積されにくくなり、太ってしまうのを防ぎやすくなります。
ちなみに食物繊維が豊富な食べ物としては、野菜スティック・切り干し大根・かぼちゃの煮物・枝豆・ひじきの煮物などが挙げられます。
これらの食材を積極的に最初に食べるようにしましょう。
よく噛んで食べるように意識すること
おつまみを食べる際には、よく噛むように意識することも大切です。
噛む回数が増えることで満腹度が高くなり、食べ過ぎを防いでくれます。
よく噛まないと飲み込みにくい食材を積極的に食べると良いでしょう。
具体的な食材としては、コンニャク・イカを使った料理・ごぼうなどが挙げられます。
どれも体にも優しい食材で、更にはしっかりと噛まないと飲み込みにくいため満腹度が高くなるでしょう。
アルコール飲料ごとのカロリーを知って上手に飲み分けること。
ビール系の飲料には、発泡酒・新ジャンルなどもありますが、これらの区別によるカロリーの変化はあまりないのが実際のところです。
お酒のカロリーを左右するのはあくまでもアルコール度数であるため、アルコール度数が似たような飲料であれば摂取カロリーにも大差はありません。
そのため、摂取カロリーを少しでも減らしたいのであれば、ノンアルコールビールを間に挟んだり、積極的に飲むと良いでしょう。
糖質や脂質、そしてカロリーにおいてもゼロの商品が数多く出回っており、それらを飲むのであれば太ってしまうリスクを大きく下げることができます。
このように、アルコール飲料ごとのカロリーを知ることで、カロリーが少ないお酒を選んで飲めるようになります。
まとめ
以上が、太らない飲み方と工夫の仕方についてです。
ビールはどのようなおつまみとの相性も良く、ついつい飲酒量が増えてしまいがちですが、だからと言って好きなだけ飲んでいては必ず太ってしまいます。
飲み方を工夫することで、太り過ぎないようコントロールすることが大切です。