デンマーク

カールスバーグはライドグリーンのカラーが特徴的な、デンマークを代表するビールブランドです。

世界の約150か国で愛され続けているビールで世界第4位のシェアを誇り、デンマーク国内でも王室御用達として知られています。

日本のビールと異なりすっきりとしたライトな味わいでどんな料理と合わせても美味しく味わうことができますが、ソーセージやウィンナー、ベーコンなどの脂の強い肉類によく合います。

カールスバーグ

カールスバーグの歴史は古く、創業は1847年まで遡ります。

名前の由来は創業者の息子の名前「カール」と、醸造所を建てた場所「バーグ」を合成して名付けられました。

その後順調に醸造と販売を続けた結果1904年にはデンマーク王室御用達になり、それを証明する王冠のマークを使用することが認められます。

王室御用達になるには最低でも10年以上の間、定期的に品物やサービスを提供し続けなければ認められない厳しいもので、デンマーク国内でも100社前後しか存在しません。

その王冠は現在に至るまで変わることなく、トレードマークのグリーンのラベル上部で確認することができます。

人魚姫の像

ビール製造以外では、コペンハーゲンの有名な観光スポットである「人魚姫の像」をカールスバーグ社が提供したことはあまり知られていません。

他にもニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館を建てるなど、芸術方面に関する貢献も大きなものがあります。

コペンハーゲン郊外の自社ビール製造工場内には社の歴史を展示するビジターセンターが併設されており、創業からの歴史やビールの醸造過程などに関する展示を見学することができます。

レンガ造りの古い建物の内部には世界中から集められたビール瓶のコレクションがあり、その展示本数は常時1万6000本以上。

展示しきれない所蔵分も含めたおよそ2万本は、世界最大のビール瓶コレクションとしてギネスブックにも認定されました。

展示室の壁には当日の展示数と所蔵数が表示されていますが、コレクションは日々増え続けいるためその数字は日々書き換えられています。

見学の最後にはビールの試飲をすることができ、日本では飲むことができない珍しい種類のビールを含め、市場に流通する前の造りたてを味わうことができると好評です。

カールスバーグ

カールスバーグのビールへのこだわりは強く、厳選された麦芽とホップ、酵母のみを使用しています。

麦芽は熱負荷をかけないインフュージョン製法と呼ばれる仕込み法で、麦のうまみを逃さずじっくりと丁寧に引き出します。

またホップには世界共通のカールスバーグオリジナルアロマホップエキスを使用し、独特の風味と香りを醸し出していることが特徴です。

酵母は今日に至るまでカールスバーグオリジナル酵母「カールスペルギンシス」を使用し、創業から変わらない味を造り続けています。

日本では創業から139年後の1986年まで味わうことができませんでしたが、サントリーがライセンスを取得し、製造と販売を開始して現在に至っています。

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