退職祝いで喜ばれるプレゼントとタブーなプレゼントとは?選ぶポイントや知っておきたいマナー
両親やお世話になった方などが定年などの理由で退職を迎えられる場合、是非とも退職祝いを贈りたいものです。
ただ、どのようなものを選べば相手に喜んでもらえるのか、プレゼント選びは悩ましいですよね。
しかも、喜ばれるものであれば何でも良いというわけではなく、お祝いの贈り物としてタブーなものもあるので注意が必要です。
そこで、この記事では、退職祝いで喜ばれるプレゼントとタブーなプレゼントについて触れながら、選ぶポイントや知っておきたいマナーについてご紹介します。
退職祝いで喜ばれるプレゼントを選ぶポイント
まずは退職祝いで喜ばれるプレゼントを選ぶポイントについていきましょう。
趣味や嗜好を押さえたもの
プレゼントにかける費用は多いに越したことないかもしれませんが、節目のお祝いの品ですので、その人に合うかを重視して選ぶことをおすすめします。
もしも可能であれば、消耗品や長持ちしないものよりも、長く愛用してもらえるものが理想です。
例えば、その人の趣味や嗜好を押さえたものが望ましいでしょう。ゴルフが好きならゴルフグッズ、運動が好きならウェアやタオルなども良いですね。コーヒーが好きならちょっと高級な豆も喜ばれます。
ただし、すでに相手が持っているものかもしれませんので、事前にリサーチをして、それを避けるように選択する必要があります。また、趣味に関連したものであっても、色やデザインによっては使いにくいと思われるものもあるため、本人の好みを踏まえて選ぶことが大事です。
日用品
女性の場合は、日常で使える日用品でも満足度合いが高いようです。
インテリアとして楽しめるものや、ブランドタオル、入浴剤、アロマ用品などが代表的です。
相手に合ったものが見つからない、無難なものを送りたいという場合には、花やお酒、食べ物がいいかと思われます。
ただ、お花の場合は、日が経つにつれて元気がなくなり、長く美しい状態を保つのが難しいですし、肥料や水やりなどの手間もかかります。
そのため、花を選ぶ場合には、手間をかけずに長期間美しい状態を保つことができるプリザーブドフラワーにするなど、相手に配慮すると良いでしょう。
新生活で使える品
退職理由によって贈るものは異なりますが、新生活で使える品もおすすめです。
例えば、寿退社で退職される女性にはバスタオルや入浴剤などの体を気遣うようなアイテム。
寿退社で辞められる男性もいらっしゃるので、その場合にはご夫婦で使えるペアグッズなどが良いでしょう。
ただし、出産を控えた状態で退職される方には、ベビーグッズの贈り物は避けましょう。相手によっては、出産がプレッシャーとなる場合があり、万が一のことを考えても避けるのがマナーです。
転職で退職される場合には、ペンケースやキーケース、高級ボールペンなど新たな職場でも使えるアイテム、定年退職される方にはセカンドライフに使ってもらえる趣味に関するものやコーヒーメーカーなどの実用的なものが人気です。
上司や同僚などの退職祝いとしては選びにくいかもしれませんが、両親の定年退職であれば旅行のプレゼントも人気です。特に、退職後には自由な時間を楽しみたいと考えている場合はぴったりではないでしょうか。
このように、退職後の生活や状況によって、喜ばれるプレゼントも変わってきます。
どのような理由で職場を離れるのかを理解し、退職される方の好みに応じて喜んで使ってもらえるものを選ぶのがポイントです。
退職祝いで喜ばれない代表的なプレゼントとタブーな理由
退職祝いは、基本的に本人が喜ぶものであれば問題ありませんが、退職祝いに相応しくないものは避ける必要があります。これを知らずに贈ってしまうと、悪気はなくても相手に不愉快な想いをさせてしまったり、困らせたりするかもしれません。
あくまでもお祝いですので、縁起が悪いものや弔事で使うような日本茶、火事を連想させるライターは好ましくありません。
さらには、以下の4つアイテムもお祝い事のプレゼントとしては避けたほうが良いでしょう。
- ハンカチ:漢字で書くと「手巾(てぎれ)」であり、縁が切れることを連想させてしまいます。
- 老眼鏡:老人を連想させてしまい、失礼にあたります。
- マットや靴:踏みつけて使うものなのでイメージがよくありません。
- (定年退職の方向けに)仕事道具:例えば万年筆やビジネス用グッズをあげると、「仕事頑張ってください」の意を表すものになってしまい、目上の方にはおすすめできません。
ハンカチについては、様々な意見があります。実用性の高さや価値観の変化によって、近年ではプレゼントとして選ばれることもありますが、こうした理由から避けられてきた事実を知っておくことは大事です。
また、退職される方が上司や先輩など目上の方の場合には現金を贈るのも失礼とされているので、控えるようにしましょう。
相手に100%喜んでもらえるものを相手に聞かずしてプレゼントするのはなかなか難しいものです。
どうしても何をあげたら悩んでしまう場合は、最低でも喜ばれないものを避けて、プレゼントを選びましょう。
あくまでも、退職される方の第二の人生を応援するような気持ちを表すために贈ることを忘れないようにしてください。