退職祝いにNGなアイテムとは?退職祝いの選び方や意識するポイントも
退職祝いのプレゼント選びに頭を抱えてしまう方が、世の中には案外多いと言われています。
相手が両親や知人、そして直属の上司や親戚だった場合、身近な相手があるがゆえに、どういった製品が良いか本当に困り果ててしまうものです。
ただ、気持ちがこもったプレゼントであれば、誰でも喜んで受け取ってくれるので、人気のプレゼントなどを参考にすると良いかもしれません。
一方、退職祝いには贈ってはいけないNGなアイテムというものもあり、贈ってしまうと相手との関係が悪くなる恐れがあります。
退職祝いにタブーとされるもののなかには、一見相手が喜びそうなアイテムも含まれるため、注意が必要です。悪気がなかったとしても、相手に不快感を与えたり、残念な気持ちにさせてしまう恐れがあります。
そこで、この記事では、退職祝いの選び方や意識するポイント、贈ってはいけないNGなアイテムについてご紹介します。
目次
退職祝いの選び方や意識するポイント
なかなか会う機会のない縁遠い人なら、いわゆる定番の品々を退職祝いにすればオーケーです。
しかし、退職後も再びお付き合いする予定がある身近な人々には、しっかりと心のこもったプレゼントを贈りたいところです。
月並みですが、プレゼントする相手の趣味の品が良いでしょう。しかし、これが意外と難しかったりします。
ゴルフやサーフィン、フィッシングや手芸、読書やインターネットなど、こういった趣味であれば退職後も続けられます。
また、退職祝いに余暇を満喫することができるアイテムを贈れば、大変感謝されること、うけあいです。
もし、これといった趣味がない時には、癒しグッズなどこれまでの仕事を労う気持ちが伝わるものも良いですね。
贈られた相手からしても、自分の趣味を息子や娘、あるいは部下がしっかりと理解してくれている、といった真心が感じられます。
そして、退職祝いのパーティの席で、サプライズ的にアイテムを贈れば、感動的なシーンが演出できます。
退職祝いに贈ってはいけないNGなアイテム
喜ばれるアイテムがある一方で、退職祝いにプレゼントしてはいけないアイテムもいくつかあります。
人生の門出を気持ちよく送り出すはずが、気を付けなければ相手を傷つけたり、気分を害したりする恐れがあるため注意が必要です。
ここでは、基本的に避けておきたいNGなアイテムをいくつかご紹介します。
①仕事関係のアイテム
先ず基本的なNGのアイテムですが、退職をする方に仕事用のネクタイや文具、更には仕事関係のパソコンを贈るのはよくありません。
贈る側は実用品をプレゼントしているつもりでも、受け取る側が良くないイメージに解釈してしまう恐れがあるためです。
ネクタイやパソコンには仕事用とプライベート用のアイテムがあり、それをよく理解ないまま、プレゼントするのはとても危険なことになります。
特に、定年退職される方に対して、ビジネスグッズは相応しくありません。「もっと働くように」というメッセージが込められているような気分になり、残念な気持ちになる可能性があります。
同じように、文房具のアイテム全般もあまり良くないとされています。これは、退職される方の状況にもよるかもしれませんが、文房具には「勤勉に」という意味が込められるとされ、年上の方や定年退職の方には不向きでしょう。
もし、退職される方が後輩で転職を伴うものであれば、ケースによっては喜ばれる可能性もあります。
②刃物系のアイテム
さらに、結婚式ではありませんが、いわゆる刃物系のアイテムもかなりNGです。
ハサミや日本刀、高枝切り鋏やカッターナイフなど、刃物系のアイテムには「あなたと今後、縁を切りたい」です、といったメッセージが含まれているため、退職祝いとしては最悪になります。
贈る相手が無類の料理好きで、退職祝いに包丁が欲しい、欧米製の果物ナイフが欲しいなど、こういったレアケースであれば、贈っても大丈夫です。
しかし、特段の事情が無い場合は、刃物系のアイテムは避けるのが無難です。
③「苦」や「死」などマイナスの印象があるもの
女性の方のヘアケアに役立ててもらえそうな櫛のアイテムも退職祝いではNGな贈り物。
櫛には「苦」と「死」の両方のイメージがあり、マイナスな印象に取られてしまいかねませんので贈るのは控えましょう。
また、弔辞に使われることが多い日本茶や「手切れ」を表すハンカチも退職祝いに贈らないようにしましょう。
ハンカチは、実用性が高くプレゼントとして人気がありますが、敢えて退職祝いに贈らなくても良いのではないでしょうか。
近年では、ハンカチに本人の名前やメッセージを刺繍した特別なものを贈り、マイナスなイメージを払拭して渡しやすいものが販売されているケースもあります。相手の価値観や考え方にもよるため、よく分からない場合は避けた方が無難でしょう。
④靴など下に身につけるもの
新しい職場や自宅などで使ってもらえそうな履物や靴下など下に身につけるものも退職祝いにはNG。
下に身につけるものは踏んだり敷いたりするというイメージがあり、目上の方への贈り物としてはふさわしくありません。
誤解を生んだり、違和感があったりしないよう、マナーとして①~④のアイテムは贈らないようにしましょう。