卒寿祝いで喜ばれるコツ|プレゼントに熨斗を付ける場合の注意点やお祝いの品・宴会のポイント

プレゼントに熨斗を付ける場合の注意点やお祝いの品

おじいちゃんやおばあちゃん、ご両親など大切な方の人生に一度の卒寿祝い。

大切な方に喜んでもらえるように卒寿をお祝いしてあげたいですよね。

では、卒寿祝いで本人に気持ちよく喜んでもらうためにはどうしたら良いのでしょうか?

この記事では、卒寿祝いのプレゼントに熨斗を付ける場合の注意点やお祝いの品を選ぶ際のポイント、宴会の席で意識すべきことについてご紹介します。

 

卒寿とは

卒寿とは数え年の90歳をお祝いする行事です。

卒の字を「卆」とも書き、縦に読むと九十となることから90歳のお祝いを卒寿というようになりました。

還暦から始まる長寿の祝いの中でも、古希や米寿を越えてのお祝いとなる卒寿祝いは、大変に喜ばしいことです。

また、90歳は男女の平均寿命を超えていますので、まさに長寿と言える年齢です。

卒寿祝いをする際には、一般的には食事会を催したり、プレゼントを渡したりしてお祝いをします。

 

卒寿祝いのお祝いの品を選ぶ際のポイント

卒寿のお祝いにはお祝いの品をお渡しする方が多いですが、卒寿の方に喜んでもらうためにどういった点に気を付ければよいのでしょうか。

ここでは、卒寿祝いのお祝いの品を選ぶ際のポイントを確認していきます。

あらかじめ好みのものや必要なものをリサーチする

卒寿祝いのお祝いの品物は、花やお酒などを贈ることが多いようです。

最近では生まれた日の日付の記事が読める誕生日新聞や、花でも長く楽しめて世話のいらないプリザーブドフラワーも人気があります。

ただし、年齢が進むと好き嫌いもはっきりしてくる傾向があります。

そのため、卒寿祝いのお祝いの品を選ぶ際のポイントとして、ご本人の好みのものや必要なものをあらかじめリサーチして贈る方が良いかもしれません。

卒寿祝いのプレゼントはこれといった決まりはありませんので、卒寿を迎えるご本人が欲しがっているものや好みの物、趣味に関するものなどをリサーチし、喜んでもらえそうなものを選んでみましょう。

「老」を連想させるアイテムは贈らない

卒寿祝いは長寿祝いの一つではありますが、いかにも年寄扱いしている、「老」を連想させてしまうようなアイテムは贈らない方が無難です。

これからも若々しく元気に過ごしていこうとする方に、補聴器や老眼鏡など「老」を意識させるようなものを贈ると落ち込んでしまう方もいらっしゃいます。

補聴器などを卒寿を迎えるご本人が欲しがっている場合には、卒寿祝いとは別の機会に贈るのが無難です。

卒寿祝いに気持ちよく喜んでもらうためにも、例えばお出かけが楽しくなるようなお洒落で明るめな洋服など、気持ちが明るくなるようなプレゼントを選ぶようにしましょう。

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卒寿祝いに人気のプレゼント

卒寿祝いのお祝いの品を選ぶポイントを確認したところで、次に卒寿祝いに人気のプレゼントをいくつかご紹介します。

名入れ酒

主役の方の名前やオリジナルのメッセージなどを入れることができる名入れ酒は、卒寿祝いなどの長寿祝いで人気があります。

特に日頃からお酒を嗜む方やお酒好きの方には喜ばれるプレゼントになります。

自由自在にラベルに入れる文字を決めることができるオリジナル性の高いお酒であるため、まさに世界に一つだけの贈り物になります

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フラワーギフト

胡蝶蘭やバラの花などのフラワーギフトも卒寿祝いにはおすすめ。

卒寿祝いのテーマカラーは紫色や白色と言われているので、紫色を基調とした花束や胡蝶蘭など白色を基調とした花束が良いでしょう

また、見るだけで気持ちが明るくなるようなオレンジやピンク、赤色などを取り入れるのもおすすめです。

活き活きとした生花を選ぶのも良いですが、長く美しい状態を保つプリザーブドフラワーのプレゼントも人気があります。

壁に掛けるタイプやケースに入っているタイプのほか、置時計やフォトフレームと一緒になっているタイプなど種類は豊富にあります。

予算や部屋の雰囲気、卒寿の方の好みに応じて選んでみましょう。

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洋服

卒寿祝いには洋服などの身の回りの品も贈られる傾向にあります。

長寿祝いといえばちゃんちゃんこですが、ちゃんちゃんこは実用性が低いため日頃から身に付けられる洋服を選ばれる方が増えています

夏にはTシャツやポロシャツ、冬にはセーターなど、卒寿祝いを開催する季節に応じた洋服であれば、すぐに身に付けてもらえます。

卒寿の方が入院されている場合には、カーディガンであれば病院でも気兼ねなく使ってもらうことができるのでおすすめです。

卒寿祝いのテーマカラーの紫色が基調となったものやデザインの一部に使われているものを選ぶと縁起が良く、思い出に残る品となるでしょう。

 

卒寿祝いのプレゼントに熨斗を付ける場合の注意点

よく悩まれるのはどういったプレゼントを渡すかというものですが、熨斗を付けるかどうかも悩まれる方も多いものです。

卒寿祝いに熨斗を付けて渡すことで、改まった気持ちでプレゼントを贈り増します、という丁寧な意思を表すことができるのでおすすめです。

ここでは、卒寿祝いのプレゼントに熨斗を付ける場合の注意点をご紹介します。

表書きの書き方

卒寿祝いのプレゼントに熨斗を付ける場合ですが、表書きは「祝卒寿」「御卒寿御祝」などとします。

この時、「御卒寿祝」などの4文字は「死文字」として気にする方もいるので、避けるようにした方が良いでしょう。

水引は紅白か金銀で、何度でも祝いたいものとして蝶結びのものを使用します。

熨斗の名前の部分は、表書きよりやや小さめの文字でフルネームを書くようにしましょう。

このように、丁寧さや尊敬の意を表するために熨斗を活用する際には、表書きの書き方や水引の選び方に注意すると相手に気持ちが伝わりやすいでしょう。

内熨斗か外熨斗はどちらでもよい

卒寿祝いのプレゼントに熨斗を付ける場合、内熨斗にするか外熨斗にするか悩んでしまう方も多いでしょう。

内熨斗の場合、贈り物の品に直接熨斗紙を貼ってその上から包装する方法であり、一方外熨斗の場合は、贈り物を包装紙で包んでから熨斗紙を貼ります。

内熨斗か外熨斗かはどちらが正しいということはありませんが、地域によって主流があるのでご家族や親族に確認しておくと安心です。

地域によって決まりが特になく、どちらにしようか迷う場合には状況に合わせて選ぶと良いでしょう。

例えば、直接卒寿の方にお渡しする場合には表書きが一目でわかる外熨斗にする、郵送などで直接手渡すことができず熨斗に傷がつかないようにしたい場合には内熨斗にするなど。

礼儀として熨斗を付けることが重要であるため、内熨斗にするか外熨斗にするかは地域の主流や状況に応じて選びましょう。

 

卒寿祝いの宴会の席で意識すべきこと

親戚や知人で卒寿祝いの宴会を設ける場合もあるでしょう。

子や孫、場合によってはひ孫までそろってのお祝いになるので、喜ばれる方も多いでしょう。

ただし、90歳という年齢を考えると、本人の負担にならないようなスケジュールや料理を選んだ方が良いでしょう。

朝早くや夜遅くになるような計画や、移動時間や距離がかかるような場所で集まる計画を立てるなら、肝心の主役が疲れてしまいます。

なるべくご本人が楽に過ごせるような方法を考えましょう。

店などを利用する場合は、卒寿祝いで集まることを予約の段階で相談しておくことも忘れないでください。

品物を贈るにしても、お祝いで集まるにしても、一番大切なのはご本人の意向です。

卒寿祝いをしたいこと、そしてして欲しいことがあれば確認しておくことも大切です。

お祝いは、ご本人が楽しく、長生きしてよかったと思われるよう、そして祝う方も、もっと長生きして欲しいとの気持ちが伝わる方法で行うようしましょう。

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