卒寿祝いの贈り物の注意点|お祝いで避けるべき贈り物と人気のプレゼントをご紹介!
これまでの長い人生をお祝いするとともに、感謝の気持ちを込めて、卒寿祝いにはお祝いの品を用意したり、食事会を開いたりしたいと考える方は多いでしょう。
ただ、お祝いの品を用意する際、相手が喜びそうなものでも「私には持て余してしまう」「年寄扱いして」と嫌な顔をされるケースもあります。
このようなことを避けるためにも、お祝いにふさわしくないNGな贈り物を把握しておきたいところ。
そこで、この記事では、卒寿の意味や最近の卒寿祝いの傾向に触れながら、プレゼントで避けるべき贈り物や注意点についてご紹介します。
目次
卒寿のお祝いには避けるべき贈り物がある?
卒寿とは数え年での90歳を意味しており、長寿への尊敬と今後の健康祈願を込めてお祝いすると言うのが卒寿祝いになっています。
卒寿祝いのカラーリングは紫となっているため、お祝いの品として贈るものは紫をメインとしたものが好まれているとされています。
最近では特にカラーリングにこだわることなく、お祝いの品をプレゼントすると言うケースが増えています。
卒寿祝いなどの長寿祝いでは、色にこだわりすぎず、相手に喜んでもらえるプレゼントを贈れば問題ないとされています。
ただ、卒寿のお祝いでは避けるべき贈り物というのもいくつか存在しますので、プレゼント選びには注意が必要です。
相手を思って選んだはずのプレゼントが卒寿の方を落ち込まさせたり、ショックを与えたりする場合もありますので、避けるべき贈り物や注意点を確認しておきましょう。
卒寿祝いのプレゼントで避けるべき贈り物や注意点
このようにプレゼントの内容に決まりがないために色々な贈り物をすることができる卒寿祝いなのですが、実際に贈り物をする場合にはいくつかの注意点があります。
せっかく選んだ贈り物が卒寿を迎える方の負担になったり、嫌がられたりすることがないように、卒寿祝いにふさわしいプレゼントを選ぶ参考にしてみてくださいね。
①状態にそぐわない贈り物
特に注意しておきたいのが、90歳と言う高齢であると言う点。
人によっては元気に過ごしている場合もあるのですが、場合によっては体調を崩していたり、介護が必要になっていたりなど、健康状態に問題を抱えていると言う人も少なくありません。
そのため、その人の状態に合わせた贈り物を検討するということが大切になってきます。
例えば、食事が食べられないのに食器類を贈ると言うのは失礼ですし、外出することが出来ない・難しいと言う場合は、食事券や旅行券をプレゼントしても使うことができないという問題を抱えています。
②年寄り扱いする贈り物
そしてもうひとつ注意しておきたいポイントとしては、年寄り扱いをし過ぎないようにすると言う点です。
90歳と言うのは十分高齢者として扱われる年齢なのですが、人によっては年寄り扱いされる事を好まないと言う人も少なくありません。
そのため、卒寿祝いをされること自体を嫌がるという人もいないわけではありません。
その点を考慮しながら、相手が喜びそうな贈り物を検討すると言う事も相手の気持ちに配慮すると言う点で大切です。
③縁起の悪い贈り物
おめでたい卒寿祝いで、死や苦を連想させるような縁起の悪い贈り物は避けなければなりません。
例えば、首から落ちるイメージのある椿や、香典返しに使用されることが多いお茶、「苦」と「死」が両方含まれている櫛、故人の顔にかける白い布をイメージさせる白い無地のハンカチなど。
こちらが意図していなくても、受け取った側の印象が悪くなってしまいますので選ぶ際には注意しましょう。
また、プレゼントの色合いでも縁起の悪さを感じさせてしまう場合がありますので、配慮が必要です。
長寿祝いでは定番のプレゼントである花束を選ぶ際、白や青色の花束は不祝儀をイメージさせてしまいます。
白を基調としたいのであれば胡蝶蘭を選んだり、赤やピンクなど華やかな色合いの花と組み合わせたりするのをおすすめします。
卒寿祝いの定番・人気のプレゼント
卒寿祝いに避けたい贈り物や注意点を確認したところで、ここでは卒寿祝いに定番・人気のプレゼントをいくつかご紹介します。
定番プレゼント:プリザーブドフラワー
場を華やかにするとともに特別感を演出してくれるお花は、卒寿祝いでも定番のプレゼントです。
特に定番とされている贈り物としておすすめされているものとしては、形として残るプリザーブドフラワーが挙げられます。
プリザーブドフラワーは生花とは異なり、手入れや肥料やりの必要がなく枯れることなく美しい状態を保つことができる花のことで、長寿を願うアイテムとしては最適です。
花の色合いとしては、卒寿祝いのテーマカラーの紫色を基調としたプリザーブドフラワーを選ぶのをおすすめします。
お花の美しさだけでなく、テーマカラーを意識することにより縁起の良さも感じてもらえるでしょう。
プリザーブドフラワーにはボックスに入っているタイプや壁に掛けるタイプなど花の魅力を楽しめるものから、時計やフォトフレームなどの実用品に添えられているタイプのものまで種類は多くあります。
卒寿の方が飾る場所やライフスタイルを考えながら、最適なものを選んでみましょう。
定番プレゼント:食器類
卒寿祝いの定番プレゼントとしては、お茶碗・湯のみ・お箸などの食器類が挙げられています。
お茶碗や湯のみ、お箸などの食器類は、日頃から使いやすいアイテムであることから、自然と手に取って使ってもらいやすいでしょう。
食器は食と切っても切れないものなので、健康的に楽しく食事をしてほしいという気持ちを伝えることもできます。
卒寿を迎える方でも持ちやすく、滑り落ちにくいものを選ぶと喜んで使ってもらえます。
最近では、名前やメッセージの入った名入れの食器類も人気があります。
卒寿の方のお名前を添えたり、「これからも元気で」などのメッセージを添えたりすれば、世界に一つだけの贈り物になりますし、食事をする楽しみも増えるでしょう。
最近人気のプレゼント:名前詩
そのほかにも、食事券や旅行券なども好まれていますし、最近では名前にちなんだ詩をプレゼントすると言うような事も人気を集めているとされています。
主役となる方の名前を使ってお祝いの言葉や感謝の言葉を贈ることができる名前詩は、世界に一つのオリジナルプレゼントになります。
温かみのある字のタッチで描いてもらうことができ、お店によっては縁起の良い動物や似顔絵を添えてくれます。
名前詩はフレームに入れて飾ることができるタイプのほか、お酒タイプのもの、アルバムタイプのもの、プリザーブドフラワーが入っているタイプのものなど、種類が多くあります。
卒寿の方の好みやお部屋の雰囲気に合ったものを選んで贈りましょう。
まとめ
卒寿祝いの贈り物の注意点や、お祝いで避けるべき贈り物と人気のプレゼントをご紹介しました。
家族からもらう贈り物というのは何でも嬉しいと感じる方が多いですが、中にはお祝いにふさわしくないアイテムもあります。
本記事でご紹介した避けるべき贈り物や注意点を参考にしながら、卒寿の方に気持ちよく受け取ってもらえるようなプレゼントを選んでみましょう。