ビットブルガーは1年の間に4億リットルのビールを生産をしていて、その量はビールの大瓶で換算すると8億本という非常にたくさんの量が生産されている非常に人気があるビールです。
ドイツ国内の生ビール市場で第1位のシェアを誇っていて世界中の5万軒以上あるレストランやバーで飲まれています。
実際にドイツにあるバーやレストランで頻繁に見かけられ良く飲まれているのです。
1817年にビットブルガーのビールを製造している醸造所が創業されました。
ドイツのビール工場としてはあまり古い訳ではないのですが、ドイツで初めてピルスナービールを製造した醸造所となっています。
チェコにあるプルゼニという都市でピルスナービールが製造され始めるのが1842年。
ピルスナービールという名称がドイツ最高裁判所から認定されるのが1913年。
ですので、創業した当初は当時ミュンヘンで一般的だった下面発酵した濃い色のビールを製造していた可能性があります。
ビールが長期間保存することができなかった時代は、教会がビールが製造しているのが一般的でした。
そのため、ビールは当時教会が鳴らす鐘の音が聞こえる場所で飲むのが良いとされていたのです。
ビットブルガーは、そんな時代の1886年にはドイツの国外に初めてビールを輸出します。
醸造所からおよそ20キロメートルぐらい離れているドイツとルクセンブルグとの国境沿いに存在するエヒタナハ。
この都市に輸出したことからもビールを良好な状態で保存することに自信を持っていたことが窺えます。
ルクセンブルグへの輸出取引が1893年にアメリカのシカゴという都市で開催された世界博覧会のために、1万6千リットルものビールを輸出する取引に繋がっていく訳です。
この取引で初めてビールが大西洋を越えたことになります。
それからも事業は拡大していき、今ではおよそ70ヶ国で飲まれているので、日本で販売されているのを見かけたことがあるという方も少なくありません。
ビットブルガーのビールを製造する醸造所が建てられているビットブルグという都市は、ドイツ中西部にあり近くにアイフェル山地が存在します。
日本で輸入品を取り扱っている飲料店などでも販売されている有名なミネラルウォーターも、アイフェル山地から湧いてくる水を汲み上げて利用しているのです。
ビットブルガーのビールもアイフェル山地で湧き出た水を使っています。
醸造所では単に湧き出た水を使うのではなく、更に地下をおよそ100メートルぐらい掘って綺麗な水を汲み上げて使っているのです。
輝くように透き通っている黄金色のボディやスッキリしている喉越しは、この綺麗な水のおかげということができます。
地元で生産されているグリューネスゴールドという品種のホップを使っていて、このホップの働きによって苦味が抑えられたピルスナービールが製造できるのです。
ドイツのビールを飲んでみたいけど自分の口に合うかどうかが分からなくて心配だという方人は、ビットブルガーのビールから試してみるのがおすすめになります。