カナダはウイスキーの5大国の1つに選ばれるほどウイスキーで有名な国となっていますが、ビールも多くのカナダ人に飲まれているお酒の1つとなります。
ムースヘッドは、1867年に創業された最もカナダ国内で古くからあるビール醸造所のことで、カナダ人であれば知らない人はほとんどいないぐらい有名なビールのブランドでもあるのです。
カナダで生産されるビールは日本人の好みに合っている外国産のビールの1つとなります。
ムースヘッドはカナダ以外の15つの国に輸出が行われているビールとなっていて、かつてはアメリカにたくさん輸出して利益を出していましたが、近頃はアメリカで安くて味わいもあるビールが国内で生産されるようになり輸出する量は減少している傾向にありますが充分に人気です。
ラベルのマークに描かれているのはヘラジカの頭部で北米ではヘラジカのことをムースといいます。
1度見たら記憶に残るインパクトがあるマークが採用されカナダのビール愛好家に愛されているのです。
ムースヘッドは独立系のビール会社となっていて創業者から今現在の6代目の経営者に至るまで家族で継承して運営しています。
カナダ資本100パーセントで経営を行っている地元に密着した会社です。
創業した場所はカナダのノバスコシア州にあるダートマスと呼ばれていた地域で今現在はハリファックス地域都市圏の一部分となっています。
創業してから2回大火事があり本社をニューブランズウィック州のセントジョンという地域に移転済みです。
ムースヘッドが取り扱っているペールエールはボディが黄金色をしていてふんわりとした泡立ちとなっています。
エールビールですが香りが控えめなビールです。
エールビールというよりもラガービールに近い味わいとなっています。
軽い口あたりで口にビールを含ませてしばらく経つと濃厚な麦の旨味が一気に広がるのです。
軽い飲み口が好みであることが多い日本人にとっては飲みやすいビールとなっています。
日本からでもネット通販サイトで取り扱っている場合があり、カナダにあるスーパーマーケットでは350ミリリットル入りの缶ビールがおよそ300円ぐらいで販売されています。
カナダで生産されているビールは日本で生産されているビールと比べると、麦の強い旨みがありますがキレがあり飲みやすいため飲み進めやすいビールです。
ムースヘッドからはペールエールの他にもラガーという商品も販売しています。
ラガーもボディの色が黄金色でふんわりした泡立ちです。
香りの方は甘いブランデーのような香りがします。カナダのウイスキーと似たような香りです。
サッパリとしているのでついついたくさん飲んでしまう味わいとなっています。
外国産のビールを初めて試してみるという人にもおすすめです。
カナダではペールエールとほとんど同じような値段で買うことができます。
カナダのウイスキーと似たような香りがしてきたときにはクセが強いのではないかを感じる人も少なくないかも知れませんが実際に飲んでみるとさっぱりした味わいです。