ドイツザクセン州ドレスデン

ラーデベルガーはビールの本場であるドイツのザクセン州、ドレスデンの北東にある醸造所です。

ピルスナービールの発祥の地であるチェコのボヘミアに近いエリアなので、1872年に現在の醸造所の基盤となるビール工房が設立され、ドイツ最古のピルスナーが生まれたと言われています。

その品質の高さや味のおいしさはたちまち周辺地域に広まって、設立後数年で近隣諸国への輸出も盛んになりました。

1905年にはザクセン王から「王の飲み物」の認定を受けて、王室御用達ビールとしての地位も確立しました。

現在もラーデベルガーは創業当時の手法を用いてピルスナーを作り続けています。

ほかのビールメーカーや醸造所はいろいろな種類の商品ラインナップを展開しているのに対して、ピルスナービールだけを製造しているのがこのブランドの特徴で、純粋な味わいが楽しめます。

大麦、ホップ、水、酵母だけを原料としているのも昔から変わらず、ドイツのビール法で定められた規定に従って混ざり気のない高品質な味を提供しています。

ビール

ビールにうるさいドイツ人の間でも人気のあるブランドで、2013年に民間機関が実施したビール顧客満足度の調査で最高評価を得た経歴もあるほどです。

ビール瓶にはザクセン王家の紋章が入っていて、王室御用達ブランドであることが感じられます。

王族だけでなく当時プロイセン王国やドイツ帝国時代の宰相だったビスマルクや、外国からのゲストも伝統的なピルスナービールを好んだと言われていて、今も昔も愛されていることがうかがえます。

アルコール度数は5%で口当たりは少し苦みがある辛口のビールです。

ピルスナーは透明感のある黄金色が特徴ですが、ラーデベルガーはグラスに注ぐと特に色がきれいで泡もきめ細かくキレのある味わいが楽しめます。

しっかり冷やすと辛味が増して男性的な味になり、時間を置いて少し温度が上がるとまろやかな風味が増してきます。

ボトルは王家の紋章が入った金色のラベルがゴージャスなので、グラスに注がずそのままテーブルに出すのもオシャレです。

本場ドイツでは瓶からそのまま飲む人も多く、冷やしすぎずに適温で飲むのが好まれています。

ラーデベルガー

ビールと言えばピルスナーで、ピルスナーと言えばラーデベルガーと言うくらい知名度が高く世界中で愛されているブランドなので、ビール好きなら一度は飲んでみたい伝統の味です。

一般的に辛口のビールが苦手な人でも、上質なホップの香りが楽しめて意外と飲みやすいので食事と一緒に楽しんでみましょう。

ドイツでは最近の流行に合わせてノンアルコールタイプも発売され、ピルスナーの味わいを逃さず安心して飲める選択肢として人気が広がっています。

ワイングラスのような幅のあるグラスに注ぐときれいな色が引き立ち、クリーミーな泡もしっかり楽しめるのでパーティーの席やおもてなしでも活躍してくれます。

ザクセン王も好んだ由緒あるビールを、是非一度試してみましょう。

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