シャブリマスターへの道！豆知識編：シャブリワインの価格

白ワインの王道シャルドネ種が使用されている辛口白ワインシャブリは、土壌の特性によってミネラルが豊富に含まれています。

世界中で親しまれているシャブリですが、「ちょっと飲んでみたい」と思った時に気になるのがシャブリワインの価格。

ワインは高級なものも数多くありますから、シャブリも価格が高ければ少し手が出しずらいですよね。

そこで、今回は辛口白ワインのシャブリがどのようなワインなのかについて触れながら、シャブリワインの平均価格についてご紹介します。

辛口白ワインのシャブリとは

辛口の白ワインとして代名詞的な存在として知られるシャブリは、フランスのブルゴーニュ地方の最北端、シャブリ地区で作られている歴史あるワインです。

春先でも葡萄にとって大敵の霜が降りる時があり、そのような年は収穫が行われずワインの製造が滞る事になるので、貴重なワインとして高値が付くことも珍しくありません。

ワインの材料として高い汎用性を持つ、シャルドネ種のブドウが100％素材となっています。

シャルドネ種を牡蠣と貝殻の化石で構成された、ミネラル分が豊富な特異な土壌で育てるため、辛口で独特の優れた香りを持つワインが誕生します。

赤ワインは肉料理に合い、白ワインは魚料理に向いていますが、このワインは特に魚介類との相性が良いことで知られています。

特に、生の魚や牡蠣などと相性が良く、お互いの味を引き立て合いますし、シャブリには強い抗菌力があることから食中毒の防止に役立つため、生の魚や牡蠣が食卓に並ぶ際には登場する機会が多いのです。

シャブリワインのランク分けについて

シャブリワインの価格に触れる前に、シャブリワインのランク分けについてご説明します。

シャブリは品質の高さからワイン法の中でも最上級の「AOC（原産地統制呼称）」に格付けされています。

これだけでもシャブリは品質の高いワインということがわかりますが、さらに4つのランク分けをすることができます。

特級畑のブドウで作られる最高級のシャブリ「シャブリ・グラン・クリュ」、特級畑の次に条件が良い1級畑のブドウから作られる「シャブリ・プルミエ・クリュ」、生産量がシャブリの中で最も多く手ごろなワインが多い「シャブリ」、牡蠣の化石が埋まっていない畑のブドウから作られる「プティ・シャブリ」の4つに分けられます。

最高級のシャブリである「シャブリ・グラン・クリュ」は生産量がシャブリ全体の2％と非常に少なく、価格も高くなります。

一般的に「シャブリ・グラン・クリュ」と「シャブリ・プルミエ・クリュ」は上級ワイン、「シャブリ」と「プティ・シャブリ」は手ごろな価格で気軽に楽しめるワインとして知られています。