シャブリは歴史や伝統があるシャブリワインは、「白ワインの王様」とも呼ばれるほど品質が高く世界的に有名な白ワイン。
そして、シャブリには等級というものが存在し、等級によって味わいや価格が異なるため、シャブリの味わいを楽しむ前に知っておきたいところ。
今回は、世界的に人気のあるシャブリの特徴やシャブリワインの等級についてご紹介します。
辛口白ワインで有名なシャブリとは
フランスのブルゴーニュ地方は、ボルドー地方と並ぶフランスワインの二大銘醸地です。
そんなブルゴーニュ地方の最北にあるシャブリ地区では、辛口の白ワインで有名な「シャブリ」も造られています。
ワインをあまり知らないという方や飲んだことがない方でも、シャブリという名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
シャブリは、世界中で栽培されている最も有名なシャルドネ種100%を使用して造られており、ミネラル豊富な土壌でシャブリを生産していることからスッキリ感と爽やかな味わいを楽しむことができます。
和食や生牡蠣、生魚などと相性がよく、日本人にも馴染みのあるシャブリですが、シャブリワインには4つの等級が存在します。
シャブリワインの4つの等級
・一番等級が高いのが「シャブリ・グランクリュ」
力強い辛口の白ワインは、シャブリ市の川を挟んだ対岸に位置する畑でとれたブドウで作られます。
収穫されているのは、特急畑と言われる最高のシャルドネです。
最高級の白ワインが作られる畑は、全部で7つしかありません。
そのため、ラベルに畑の名前まで書かれています。
・二番目に等級が高いのが「シャブリ・プルミエクリュ」
鋭い酸味とマイルドな酸味が絶妙なバランスを見せる力強いワインです。
1級の畑からとれたシャルドネで作るワインで、グランクリュほどではありませんが、やはり全体の割合から考えると、畑の数は少ない高級ワインです。
・三番目は「シャブリ」
すっきりとした酸味の辛口の白ワインです。
三番目ですが、生牡蠣に白ワインといわれるワインはこのワインなのです。
4つの等級の中で一番一般的なもので、シャブリ全体の中で生産量が65%と最も高く、魚介類と相性が良いため、レストランなどではこのワインがでてきます。
・四番目は「プティ・シャブリ」
最後はプティ・シャブリです。
一番下のランクですが、このワインもじゅうぶん美味しいです。
ただ、プティ・シャブリは生産量がシャブリ全体の中で19%と少ないため、日本であまり見かけることがありません。
このように、シャブリはその等級はわかりやすく、消費者にとってはありがたいものです。
白ワインを購入される際は、ぜひ参考にされてください。