ニュージーランドワインは近年その品質の高さから世界的に認知度を高めており、輸出量も増えています。
今回は、ニュージーランドワインではどのようなワインが造られているのか、ニュージーランドのワインの特徴についてご紹介します。
■ワイン生産国のニュージーランドとは?
美しい大自然やのどかな風景のあるニュージーランドは、南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する島国。
北島と南島ではともにワインの生産が盛んに行われており、特に南東北部に位置するマールボロは白ワイン用生産地面積が多く最大のワイン生産地として有名です。
ニュージーランドは21世紀の変わり目から急成長を遂げ、全世界ワイン生産量の1%で小規模なものの、ワイングロッサリーでも人気を得ています。
ニュージーランドのブドウ産地の多くは東海岸に位置し、島を取り囲んでいる大洋の影響を受け、冷涼から温和な海洋性気候です。
ただ、内陸に位置するセントラルオタゴは気温の日格差や年較差がきわめて大きい大陸性気候、オークランド周辺の北端地域は温暖な海洋性気候です。
ブドウ産地の全土で雨は降りますが、長期間強い日差しを受けること、日較差が大きいことをブドウ栽培に活かすことができます。
■ニュージーランドの白ワインは日本人にも人気
ニュージーランドにはマルボロのソーヴィニョンブランをはじめとして、白ワインを中心としたいろいろなワインがあります。
最近では日本でも多くのニュージーランドのワインが輸入されるようになって来ました。
特に、南東北部のマールボロで生産されるソーヴィニョンブランは、上品な味わいとデリケートな香りが日本人向けとして人気を集めていて、白ワインが苦手だと言う人でもニュージーランドのものは飲めるようになるなどの傾向があります。
白ワインが好きな方の中には、マールボロで生産された白ワインが特に好きだという方もいらっしゃるのでは?
また、ニュージーランドでは、リースリングやシャルネドのほか、ピノ・ノワールなどの赤ワインも造られています。
世界各国で愛されているニュージーランドワインですが、日本人の間でも愛飲者が多くいます。
■ニュージーランドのワインの特徴
では、ニュージーランドのワインの美味しさの特徴は何かというと、日本人でも飲みやすいフルーティーな味わいが挙げられています。
一般的に白ワインは辛味が特徴となっているのですが、こちらの国のものはフルーティーに仕上げてあるので、絡みの中にも甘みを感じることができるようになっており、旨みに関して敏感な日本人でも飲みやすいように仕上げてあります。
しかも、フルーティーの部分にはぶどうももちろん含まれているのですが、キウイやベリーなどほかのフルーツを使ったワインも提供されており、ぶとう以外で造られたワインと言う新しい部分も美味しさの特徴となっているようです。
また、ニュージーランドにあるアルプスの湧き水を使用しているほか、水はけの良いカルシウム豊富な土壌やぶどう作りに適した気候も特徴となっています。
オリジナリティーの高い醸造法は、朝晩の温度差や寒冷な気候に合わせたものとなっているので、より酸味の利いたフレッシュな白ワインを作り出すことができるようになっています。