知っておくべき退職祝いのマナー!プレゼントを渡すタイミングや年代別の品物の選び方
これまでお世話になった会社の上司や先輩が退職する際に、退職祝いのプレゼント選びに悩んでしまう方は多いのでは?
退職祝いのプレゼントとして選ばれるものは、近年多様化していますが、どんなものでも良いとは言えません。
一見、実用的で喜ばれるだろうと思われるものでも、失礼にあたるものがあるため注意が必要です。
気持ちよく人生の門出を祝うとともに、これまでの感謝の気持ちを伝えるためには、きちんとした品物選びとマナーを守って贈ることが大切です。
そこで、この記事では、退職祝いを贈るタイミングや、年代別の品物の選び方と予算の目安など、知っておくべき退職祝いのマナーをご紹介していきます。
目次
退職祝いを贈るタイミング
退職が決まったら、辞令などの発表があった後、遅くとも1~2週間以内に贈るようにします。
一般的には歓送会や送別会などが行われてお祝いの品を贈ることが一般的ですが、お世話になった方なら個人的に贈ってもマナー違反になることはないとされています。
ただ、職場全体であらかじめプレゼントを用意している場合には、送別会などの場で個人的に贈るのは避ける方が良いでしょう。
個人的にどうしても贈りたいというのであれば、送別会などの場ではなく、別の機会を設けて渡すというのがマナーとなります。
特に、個人で準備していない同僚の前で渡すと、個人で準備していなかった方が不愉快に感じたり、居心地の悪さを感じてしまうことになるため注意が必要です。
品物の選び方と予算の目安
マナーとして目上の方にお金を贈ることは失礼だとされているため、贈答品が最適です。
近年では、金封が贈られることもありますが、プチギフトを添えて贈る方が無難といえます。また、現金よりも金券の方がかどがたちにくいためおすすめです。
品物の選び方としては、目上の方に身につけるもので下につけるものはマナー違反だとされているため、靴下や靴、室内履きなどはなるべく避けた方が良いと考えられています。
また、金額の目安は、5000円~30000円程度が良いとされています。
退職後は第二の人生を展開される方も多いため、退職祝いの選び方ではまず相手が退職後にどう過ごされるのかを考えて選んでいきましょう。
相手の趣味に関連するものを贈るのも喜ばれると思います。
年代や性別によって贈るものを変えるのも相手を喜ばせるポイント
退職される方すべてに無難なものを贈るというのも一つの手ですが、年代や性別によってプレゼントの内容を変えるのも相手を喜ばせるポイントとなります。
ここでは、年代や性別に分けて喜ばれるプレゼントの例をいくつかご紹介します。
20~30代の男性の場合
まずは20~30代の男性に喜ばれるプレゼントについて。
20代~30代という、若い世代であれば、転職での退職が大半でしょう。転職先の仕事内容にもよりますが、
・ビジネスシーンで使える高級なボールペンなど自分では買わないもの
・30代ならブランド物のマネークリップ、革小物などのラグジュアリー感のあるもの
などがおすすめ。
20~30代の男性の場合、寿退社で辞められる方もいらっしゃいますが、キャリアアップのために転職される方が多いです。
そのため、新たしい職場で使いやすいボールペンや革小物などが喜ばれる傾向にあります。
40~50代の男性の場合
次に40~50代の男性に喜ばれるプレゼントについて。
・相手の家族を含んで喜ばれるもの
・健康を意識したもの
・高級スイーツや健康グッズ、最近では乗馬やクルージングなどの体験ができるカタログギフト
などの人気が高く、おすすめです。
40~50代になると健康に不安を感じる方が増えてくるので、マッサージ器などの健康を意識したものが選ばれています。
また、長年男性を支えてこられた奥様に対してもお祝いのプレゼントを贈る場合も増えており、食事券などのご家族で楽しめるギフトが人気です。
定年退職の場合
定年退職される方には、これからの人生が楽しくなるような実用的なプレゼントが喜ばれます。
旅行が好きな方には旅行券、ゴルフが好きな方にはゴルフグッズなど、趣味にちなんだアイテムが特におすすめです。
その他には、これまでの仕事を労う気持ちを込めてマッサージグッズ等の癒し系アイテムも良いでしょう。
あわせて、アルバムやメッセージカードを作成してプレゼントするとさらに素敵な贈り物になります。
女性の場合
退職される方が女性の場合には、体を気遣うようなケア用品や自宅で使える日用品などがおすすめです。
例えば、キッチングッズや圧力鍋、高級なタオル、ポーチや傘、入浴剤やボディクリーム、高級な紅茶やスイーツなどさまざまな選択肢があります。
ただ、妊娠することで退職するという女性の場合には、お茶や紅茶を贈る時にはカフェインに気をつけることが必要です。
そして、妊娠による退職の場合、もう1つ気を付けなければならないポイントがあります。
それは、出産には触れないということです。赤ちゃんが産まれることを喜ばしいと考える気持ちはとても理解できますが、ベビーグッズなどの贈り物は万が一のことを考えて避けるようにしましょう。
人によっては、そういったプレゼントがプレッシャーに感じることもあるため、注意が必要です。
また、キャリアアップで退職される女性には、ボールペンや手帳、ポーチ、パスケースなど女性を応援するようなアイテムが選ばれています。