退職祝いでプレゼントを贈る際に気をつけたい注意点!のしの書き方や喜ばれる工夫について

退職祝いのプレゼント

お祝いには入学祝いや入社祝いなど色々なものがありますが、物事には始まりがあれば終りもあるように、退職祝いというのもあります。

社会人になると、多くの時間を職場で過ごしますね。そんな場所でともに仕事をした人が新たな人生を送る際には、心のこもった贈り物をしたいものです。

そんな退職祝いでプレゼントを用意する時には、気をつけておいた方が良いポイントというのがあります。

そこで、この記事では、退職祝いでプレゼントを贈る際に気を付けておきたいのしの書き方や、渡す際に喜ばれる工夫についてご紹介します。

退職祝いの品にはのしを付けて贈ろう

熨斗をつけた贈り物

日本では、退職祝いや結婚祝いなど改まった贈り物をお渡しする際にのし紙を付ける風習があります。

そのため、これまでお世話になった退職する方に対しての贈り物には、のしを付けてお渡しするのが一般的です

のしを添えることで誰からの贈り物なのか、どういった贈り物なのかが一目でわかり、より丁寧な印象を与えることができます

また、「御礼」「感謝」などののしの表書きによって、感謝の気持ちを明確に伝えることができるというメリットもあります。

お世話になった上司に対してはもちろん、親しい間柄であった方に対しても、改まった贈り物であることを示すために退職祝いの品にはのしを付けて贈りましょう。

退職祝いののしの書き方の注意点

プレゼント

退職祝いの品をお店で購入する場合にはお店の人に任せると正しいのしを付けてくれるでしょう。

ただ、のしを自分で用意しなければならない場合には、のしの書き方や水引の選び方に注意する必要があります。

基本的に表書きは「御礼」

まず気をつけておきたいのが、のしを付ける時で、「祝」の字を使うとマナー違反になる場合がります。

退職祝いというのは、長くその仕事に従事し、勤め上げたという努力を称えるといった側面もあり、ここまで仕事を続けることができたという事実は大変おめでたいことではあります。

しかし、この文字を入れてしまうと誤解を招いてしまう恐れがあります。

退職祝いという言葉が流通してはいますが、退職の仕方によっては祝の文字が入っていると、プレゼントを贈る側の人間が、退職祝いを迎える方が退職することを喜んでいるように見えてしまうかもしれません

例えば、定年退職の場合だと「御祝」で問題ありませんが、事情を知らない中途退職であれば、「感謝」や「御礼」「おなはむけ」といった言葉が適切です。

このように、「祝」という字を使っても良い場合と悪い場合があるため、基本的には表書きに「御礼」という言葉を選ぶのがふさわしいでしょう。

考え過ぎと思う人もいるかもしれませんが、どこか引っかかってしまうような表現の仕方は避けておいた方が良いでしょう。

水引には基本的に蝶結びを使う

熨斗の水引には大きく分けると蝶結びと結び切りがありますが、退職祝いの際には紅白の蝶結びの水引を選ぶのが基本です。

退職理由の中でも定年退職は一生に一度しかないイベントのため、「何度もあってはいけない」「一度だけで繰り返さない」という意味合いのある結び切りが正しいのではないかと思われる場合もあるでしょう。

しかし、近年では、定年退職後に新たなお仕事に挑戦する方も少なくありません。

第二の人生が始まるという意味合いやこれからの活躍を願う気持ちを込めて蝶結びを選びましょう

気を付けておきたいのが、結婚退職が理由の際には結婚祝いの意味を含めて結び切りの水引を使うこと。

結婚は一生に一度が望ましく、何度もあってはいけないことと考えられているため、結婚退職には結び切りの水引を選びましょう。

なお、出産を機に退職される方には、蝶結びの水引を選びます。

熨斗と水引き、ラッピング

退職祝いのプレゼントでNGなものってあるの?

退職祝いとして選ばれる品物の種類は多岐にわたります。そのため、本人が喜ぶものであれば、何でも大丈夫だと勘違いされがちです。

しかし、一見良いと思われるプレゼントの中には、縁起や品物に込められる意味によってふさわしくないとされるものもあるため注意が必要です。

まず、現金です。現金は、言うまでもなく実用性が高いため喜ばれると思われるでしょう。しかし、現金は目上の方に贈るプレゼントとしては失礼にあたるとされるため、避けた方が良いでしょう。

そして、ハンカチです。ハンカチは、近年では人気のプレゼントとして選ばれることもありますが、漢字で書くと「手巾(てぎれ)」という点から縁が切れることを連想させるため、あまりよくないという意見もあります。

さらに、緑茶は香典返しの定番品のため縁起が良くないとされるほか、櫛(くし)も苦と死をイメージさせるためNGと言われています。

これらは、他のお祝いの時にも役立つ情報なので、覚えておくと便利です。

渡す際に喜ばれる!退職祝いにはメッセージカードを添えて

メッセージカードを添える

このように、プレゼントというのは、贈る側の気持ちのこめ方というのが、とても重要になってくるものです。

そういった意味では、単に退職祝いのプレゼントを渡すのではなく、メッセージカードを添えて渡すというのも良い方法だと言えるでしょう。

きちんと相手のことを考えた選んだプレゼントであれば、そのアイテムだけ渡しても十分気持ちが伝わるでしょう。

しかし、プレゼントだけを渡すのとメッセージカードも添えて渡すのとでは、やはり感じ方は変わってくるものです。

感謝の気持ちをメッセージカードの中にこめて、それをプレゼントと共に渡すことで、長年の苦労が報われたように感じる人もいるでしょう。

退職祝いというのは、長年の努力による集大成と言えるような雰囲気があるお祝いです。

したがって、そういった部分を周りの人がしっかりと見ていたということがわかれば、満足度の高いお祝いになることでしょう。

なお、商品によっては商品自体にメッセージを入れられるようになっていますので、そういった物を用意してみるのもユニークで良いでしょう。

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