ビール

ホフブロイハウスは、ミュンヘンで一番有名なビアホールです。

もともとは、1589年に、バイエルン国王、ヴィッテルスバッハ家のためにつくられた、宮廷醸造所を意味する名称がホフブロイハウスです。

1852年に、バイエルン王国は消滅してしまいましたが、その後は、バイエルン州によって経営されることになりました。

ミュンヘンといえば、最近は日本でも市民権を得ている「オクトーバーフェスト」と呼ばれるビール祭りが有名です。

これも、もとはバイエルン国家の結婚を祝う祝宴を起源とすると言われています。

オクトーバーフェストの際には、ミュンヘン市内のビール醸造所だけが、大テントのビアホールを作ることが出来ますが、中でも、最大のテントを誇るのが、州立ホフブロイ・ミュンヘンです。

ビール

ホフブロイハウスのビールといえば、まずは、美しい琥珀色でスッキリした味の、オリジナルラガーでしょう。

その他、創設当時バイエルン王国のために初めて作られたという、黒ビールのドゥンケル。

ミュンヘナー・ヴァイスビアーと呼ばれる白ビールは、淡い色合いに、かすかな酵母の香りの混じる華やかな香りが、ビール初心者にも魅力的です。

王室が、長らく独占醸造してきたというだであって、人気おいしさともに、ナンバーワンと言えるでしょう。

また、ビールにあわせて、ミュンヘン名物のヴァイスヴルスト(白ソーセージ)も外せません。

たっぷりのザワークラウトをそえて、プレッツェルもどうぞ。そのほか、ビールに合うお肉料理も盛りだくさんです。

ホフブロイハウスで、ビールに注目するのは当然ですが、歴史と伝統ある、建物自体も一見の価値があります。

ホフブロイハウス外観

天上の美しい装飾や、吊り下げられたランプ状の明かりの重厚さ、そして、何といっても驚かされるのが、その大きさです。

かつては、オーストリア皇妃エリーザベトや、レーニンが訪れたとも言われています。

また、1920年には、アドルフ・ヒットラーがナチス党の結成集会を開き、旗揚げ演説をしたというのも有名なエピソードです。

今は平和に、地元の家族連れや、観光客が大勢訪れ、集っています。

ビアホールの、地上階スペースが一番ホフブロイハウスらしさを味わえる場所と言えますが、上階には、ゆっくり食事のできるレストラン・スペースや、生バンドの演奏を楽しめる、ホール宴会場もあります。

ビアホールでも、昼間ならば、比較的落ち着いてビールを楽しむことが出来るでしょう。

HB

ホフブロイハウスといえば、HとBに王冠をあしらったマークのついた、オリジナルグッズも注目です。

ホール内でも、ビールの種類によって、それぞれグラスやジョッキに注がれていますが、その中から、お気に入りの一品を旅の記念にするのも思い出に残ることでしょう。

ビール関連のグッズだけでなく、ロゴ入りのTシャツや、雑貨、ぬいぐるみなどのおもちゃまで、子供むけのものもそろっています。

歴史と伝統ある美しいビアホールで、美味しいビールを堪能し、思い出とともに、お気に入りのグッズをお持ち帰り下さい。

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