エルディンガーとは、エルディンガー・ヴァイスビアというドイツのビールの通称です。
アルコール度数は5.3%であり、ピルスナービールよりは少しアルコールが強めとなっています。
エルディンガーはドイツではもちろんのこと、世界中で親しまれているビールの一つです。
見た目は白く濁っていますが、明るめのゴールドです。泡も少し薄く色がついているのが特徴です。
泡は柔らかくしっかりしており、卵の白身を泡立てたような質感です。グラスに注いでも泡立ちが良く、比較的持続します。
フルーツの様な甘いフレーバーと香辛料の様な香りがするのも特徴の一つです。
けれども、日本で有名な甘いバナナの様な匂いがするフランチスカナーとは少し違います。
飲んだ時の香は、芳醇なホップのイメージです。
ヴァイツェンビールにあまり馴染みがない方でも親しみやすく、甘い香りにしつこさはありません。
エルディンガーはシャンパンの製法と同じような瓶内発酵にて醸造されるビールであり、果物のフレーバーがとても爽やかで、女性の人気も高く、ビールを敬遠している方にもおすすめです。
ビールの定番のつまみといえば枝豆ですが、エルディンガーは癖が少なく苦みがあまりないため、沢山のお料理と合うドリンクなため、おつまみのレパートリーが増え、食事の選択肢が増えるのもおすすめできるポイントです。
このビールに合う食事としては、海外のビールであることから洋食が良いかもしれません。
甘さに特徴があるビールであるため、お寿司や天ぷらといった和食ではなく、しっかりとした味わいのあるハンバーグや、煮込み料理だとベストマッチですね。
原産国であるドイツの料理であれば豚のもも肉を調理したシュバイネ・ハクセというバイエルン名物や、サワーブラーテンというお肉を煮込んだ料理であると、とても良く合うでしょう。
ドイツビールの特徴的な甘さが苦手としている方も少なくないと思いますが、冷蔵庫で冷たく保管すると甘さが控えめとなるため、甘さで敬遠している方は冷やしてみると飲みやすくなるかもしれません。
ヴァイスビアのビールは常温であっても変わらない炭酸を楽しめるため、ピルスナービールの様に、ぬるくなると炭酸が弱くなるといったことはありません。
また、温度が低くても、常温の状態でも味に変化があまりなく、栓を開けてから少し時間が経過しても、美味しさが保たれます。
そのため、冷たいビールを敬遠している方でも、常温で保管してから美味しく味わうことができます。
このビールの味の特徴として、ふわっとした炭酸を感じた後で、ホップの甘さが口の中に広がります。
それと同じタイミングで小麦の風味が苦味として感じるため、甘さが強いといったイメージはありません。
少し口に含んだだけで、素晴らしく満ち足りた感覚になるでしょう。
比較的炭酸は弱めであるため、炭酸を少し敬遠している方にもおすすめできるビールです。
きちんと引き出された小麦には酵母が使われており、芳醇なホップの苦味がとても良いエッセンスとなっています。