アルゼンチンは、首都のブエノスアイレスが文化と歴史が漂う綺麗な街並みをしていることから、南アメリカのパリと言われている国になります。
情熱的なことで有名なタンゴが生まれた地域でもあり、芸術や美術を満喫することが可能です。
更に大氷河やブラジルとの国境にあるイグアスの滝など、圧倒的な大自然を楽しむことが可能な人気がある観光地となっています。
アルゼンチンというと、ワインが有名で世界の中でもワインをたくさん生産している国です。
ですが、アルゼンチンには定番といえる地ビールもあるんです。
なので、ワインが苦手だという方やビールが大好きだという方も、アルゼンチンのお酒を存分に楽しむことが可能となっているのです。
ビールをアルゼンチンで飲むのであれば、キルメス・ビールを外して考えることはできません。
キルメス・ビールは、アルゼンチンの国内のビール市場でおよそ75パーセントぐらいと非常に高いシェアを誇っていてます。
メーカーは、アルゼンチン人の間で1番愛されているスポーツ「サッカー」の代表的なチームのスポンサーにもなっているのです。
そのため、知名度の面でも実績の面でも、アルゼンチン人に最も支持されている国民的なビールであるといえます。
国を代表しているというプライドは、国旗に使っているのと同じ白と水色を配したラベルにも表現されている訳です。
キルメス・ビールの中でも1番人気があるビールがキルメス・クリスタルになります。
非常にライトな味わいで何杯でも飲むことが可能なビールです。
キルメス・クリスタルのような一般的なビールだけではなく、レッドラガーやスタウトといった種類のビールも提供されています。
キルメス・ビールは、ドイツ人の移民が1888年にアルゼンチンのブエノスアイレス州のキルメス市に設立されました。
急速に会社は成長していき、すでに1920年にはブエノスアイレスで1番売れているビールになっていたのです。
それ以降はアルゼンチンにとってキルメス・ビールは象徴の1つとなっています。
そしてキルメス市だけでなく、アルゼンチン市内の様々な都市にビールの醸造所を所有している大規模なビールメーカーです。
隣国であるペルーやラテンアメリカのエクアドル、ホンジュラス共和国、メキシコ。
さらにアメリカ合衆国やヨーロッパのフランスやスペイン、イギリスなどの様々な国にビールを輸出しています。
1年の間におよそ17億リットルぐらいのビールと、およそ8億リットルぐらいのノンアルコールのドリンクを提供しているのです。
またキルメス・ビールといえばテレビコマーシャルも評判になっています。
例えばアルゼンチンのポップスやロックの有名な曲のサビの部分などを繋ぎ合わせ、映像と歌詞がシンクロするように曲が進み、ミュージカルのような仕上がりになっているテレビコマーシャルは非常に好評を博しています。
アルゼンチンは缶ビールよりも1リットルも入る瓶ビールが一般的です。
非常に安い値段で入手することが可能なので、ビールが好きな人には非常にありがたいです。