フラッシュモブを成功させたい!コツと注意点:結婚式編
幸せいっぱいの新郎新婦を祝福するために、新郎新婦の友人たちが結婚式の時に余興をしたり、パフォーマンスをしたりすることがあるでしょう。
最近では、突然ダンスを始めて周りも混ざっていくというフラッシュモブを行うのが人気を集めています。
この記事では、フラッシュモブとはどのようなものなのか、実践する際の計画の方法やリハーサルについてご紹介します。
フラッシュモブとは
元々フラッシュモブとは、インターネットを通じて呼びかけられた面識のない人々が、公演や広場など様々な公共の場所でダンスや演奏などを行うパフォーマンスのことを言います。
パフォーマンスが終わったら何事もなかったかのように解散するのも特徴のひとつで、海外から始まり今では日本でも広く知られるようになっています。
テレビ等で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
日本では最近プロポーズや結婚式でのパフォーマンスとして行なわれることが多くなりました。
結婚式で行う場合には、新郎もしくは新婦と、その友達などが前もってフラッシュモブの練習をしておいて当日パフォーマンスが行われます。
結婚式でフラッシュモブを取り入れるタイミングとしては、披露宴の序盤か終盤が多いです。
料理を食べている最中でのフラッシュモブはゲストの配慮が足りていないので、集合写真を撮るタイミングや料理の説明をするタイミングなどが多いようです。
また、砕けた雰囲気で盛り上がれる結婚式の二次会でフラッシュモブを行う場合も多く、どのタイミングでも始めやすいというメリットがあります。
結婚式でのフラッシュモブを成功させるコツ
フラッシュモブが果たして成功するのかどうかを決めるポイントを押さえておくと、物事がスムーズに進みます。
確認しておきたいポイントは主に以下の4つです。
・ターゲットは誰か
まず、サプライズをしたい相手は誰なのか、これが決まらなければ始まりません。新郎が新婦へ、新婦が新郎へ、新郎新婦が両親へ、友人が新郎新婦へなど、様々なケースが考えられると思います。特に新郎が新婦へ行う場面を目にする機会が多いですが、それ以外でももちろん可能です。
・出演者のメインは誰なのか
フラッシュモブを計画した人が出演者のメインを担うのが一般的ではありますが、場合によっては計画者はサポート役に徹し、他の方を主人公にする場合もあります。メインになる人は、ダンスが上手いかどうかで判断するのではなく、ターゲットに近しい人の中から選ぶのがおすすめです。
例えば、両親や上司、親友など、「意外!」と思われる人物であればあるほど喜ばれます。新郎新婦のどちらかが計画する場合、企画する側の家族を総動員して行うと、家族全員が新たに家族を迎えることを喜んでいるという気持ちが伝わり感動するでしょう。
・フラッシュモブのタイミングは慎重に
フラッシュモブは突然始まり混乱しながらも楽しめるのが醍醐味です。そのため、始めるタイミングは慎重に吟味する必要があります。何となく始まってしまうと、はじめのうちは気がつかなかったり、他のことに気をとられてしまって十分に楽しめない可能性があります。
例えば、写真を撮るためにカメラに集中している時、スピーチのために参列者が席について静かになっている時、一度明かりを消してスポットライトに集中させるなど、フラッシュモブの始まりがすぐに分かるタイミングを狙いましょう。
・コーディネーターの意見を参考にする
フラッシュモブの企画に慣れている人は、そう多くありません。無理なく成功させるためには、プロの意見をもらうと安心です。フラッシュモブを行う業者に依頼すると、全体的な構成や音響、照明などトータルでお世話してもらえるため便利です。もちろん、結婚式場に先に相談し、そういった専門業者と提携していないかなど聞いてみると良いでしょう。
結婚式でフラッシュモブを実施するための流れ
友人の間で結婚式でフラッシュモブを行おうとなった時、どのように準備していけば良いのでしょうか。
テレビ等で紹介されるフラッシュモブは、とてもカッコよくまるでミュージカルの中にいるような感覚に陥り、憧れますよね。しかし、素人が果たしてフラッシュモブをして、盛り上がるのかどうか心配になる方も多いのではないでしょうか。
また、準備が大変そうという理由から、フラッシュモブを躊躇する方も多いです。
結論から言えば、確かに準備は必要で、念入りに打ち合わせや練習をしないとグダグダになる恐れがあります。ただ、大切なのは必ずしも上手に踊る必要はないということ。ダンスが得意でなくても、フラッシュモブをする人が心から楽しみ、サプライズをする相手を喜ばせようとする気持ちが大切です。
ここでは、結婚式でフラッシュモブを実施するための流れについて確認していきましょう。
フラッシュモブを計画する
結婚式でのフラッシュモブを計画するにあたりまず必要なのは人手です。
新郎側と新婦側、それぞれに計画を進める柱となる人をたてます。
そして協力してくれる参加者にあたりますが、この時点で新郎新婦のどちらかや親族も引き入れるとより計画がしやすくなります。
また、結婚式場のスタッフにも早めに相談をしておくのがよいでしょう。
注意点としては参加者を募るときに無理強いをしないことです。
結婚式でのフラッシュモブは必ず成功させなければという思いから周りにも強要してしまいそうになりますが、あくまでも自由参加です。
無理強いして周りの人の予定を壊すのは良くありませんし、全員が気持ちよく結婚式を迎えることができないので注意しておきましょう。
フラッシュモブを企画するとなるとそれ相応の時間も手間もかかります。
振りを覚えたり、みんなで合わせたりと細かく作り上げる必要があるので、それも踏まえた上で計画を立てます。
ちなみに、友人にフラッシュモブを依頼する場合には、打ち合わせ時の飲食代やフラッシュモブに使う小物代、当日の協力者への御礼などを含めて1人当たり3千円~5千円程度が費用相場と考えておきましょう。
フラッシュモブの内容を決める
おおよその参加人数が決まったら次はいよいよ内容作りです。
あらかじめ結婚式場の大きさなどや配置などを確認しておくとよりスムーズになります。必ず、式場側と打ち合わせをしておき、進行に無理のないように相談しておきましょう。
式直前になってから式場へ伝えるのはNGです。式の進行はスケジュールに沿って行われますし、急な予定変更は迷惑をかけてしまいます。さらに、当初の予定と違うことを無理に行おうとすると、失敗のもとにもなりかねません。
使用する楽曲などは新郎新婦の好みなどをあらかじめリサーチするとよいでしょう。
また、そのときの流行や参加者になじみのある曲や振りだと覚える時間も短縮でき、ほかの招待客がおいてけぼりになることもありません。
構成としては無理にこだわる必要はありません。
一番大切なのは、新郎新婦を祝う気持ちなのでそこにフォーカスをおきます。
新郎新婦のどちらかが参加する場合は最後にはメインとなりお相手の方を感動させるようなパフォーマンスなら最高です。
加えて、参加者は踊りなどの経験がない方がほとんどとなりますので、振りを細かくしたり難しくするよりは、振り数は少なくてもみんなで揃えたりするほうが綺麗にみえます。
そして、当日は女性はスタートで来られる方が多くなるので、当日の服装なども考慮にいれて作っていきます。
フラッシュモブをリハーサル
そして一番大切なのはリハーサルです。
多くの会場では当日リハーサルとなりますが、そこもあらかじめ式場と相談する必要があります。
リハーサルは練習とは違うので、本番通り、席に着いた状態からはじめ、各自ちゃんと動きができるか、移動の動線は確保できるかなどをしっかりと確認します。
小道具などを使用する場合、それをどこに置いておくかなども確認しておくと本番で慌てることもありません。
当日となると新郎新婦どちらかがが参加される場合、お相手に気づかれないよう参加できない場合もあるのでそのときはその方の分も忘れずに確認します。
新郎新婦にとってはとても大切な一日です。
ぜひ成功して大切な思い出になるよう計画してみてください。
フラッシュモブの代理店を利用するのもおすすめ
最近ではフラッシュモブ代理店というものが存在します。
人数が足りない場合やパフォーマンスの質を向上したい場合に役立ちますので、フラッシュモブの代理店についてご紹介します。
代理店に依頼するメリット
人数が十分に揃わなかった場合だけでなく、プロのパフォーマーが数人いるだけで場が引き締まり、パフォーマンス自体のクオリティが一気に上がって見えます。
したがって、周りは簡単な振り付けにしておいて、プロの方には派手なパフォーマンスをしてもらうということもできす。
代理店に頼めば構成などについても色々と相談することができるので、一度話だけでも聞いて見ることをおすすめします。
なお代理店の方を派遣する場合、当日はスタッフなどに紛れ込んでのスタートになる場合が多いですので、代理店側だけでなく式場側とも忘れずに打ち合わせをします。
式場側が協力してくれるかどうかもあらかじめ相談しておくとよいでしょう。
代理店の費用相場
代理店に依頼してダンサーを派遣してもらうとなると、友人に頼む場合よりも費用がかかるので注意が必要。
パック料金となっている場合が多く、音楽や打ち合わせ、ダンスレッスンなどが含まれて、ダンサー3人派遣で8万円~が相場です。
加えてダンスレッスンの追加やダンサーの追加、希望の演出によってオプションを追加する場合には料金がさらに加わります。
フラッシュモブを代理店に依頼する際には、予算に応じて相談に応じてくれるお店が多いものです。
まずは何社か無料相談や問い合わせを行い、サービスやオプション内容、対応などを含めて比較し、依頼するお店を決めましょう。