結婚式で出来るサプライズ特集：両親からの手紙を読む
結婚式を挙げる際には、準備の時に料理の手配や式場の広さなどに気を配る一方で、ゲストを喜ばせるような演出を考えるカップルもいるでしょう。
ゲスト全員が参加できる演出を考えたり、プロフィールムービーで会場に一体感を持たせたりと、ウェディングプランナーと相談しながら打ち合わせを進めていくことと思います。
演出の中でも、ゲストや親族が一番感動する場面といえば、花嫁から両親へ手紙を読むシーンですよね。
中には、新郎新婦へのサプライズとして、両親からの手紙を結婚式で読む場合もあるようです。
この記事では、結婚式が持つ役割や新郎新婦へのサプライズ、そしてサプライズをする際の注意点についてご紹介します。
結婚式が持つ役割について
結婚式は一生に一度とよく言われますが、結婚式は新郎新婦にとってそれまでの人生で最も幸福感を感じる場ではないでしょうか？
家族や親戚、友人や同僚など、親しい人々から祝福を受け、こんなにも周囲の愛情に包まれて生きてきたのだということを改めて知る場でもありますし、愛する人と新しい家庭を築き、今後の人生を共に協力し合って生きていくのだと誓う大切な場でもあります。
招待された側にとっても結婚式は、二人の新しい人生の門出となる瞬間の日に立ち会えた喜びと、今後の末永い幸せを願う気持ちに溢れた心温まる場です。
結婚式は出席した全員が幸せな気持ちになることが出来る、そんな場だと言っても過言ではありません。
近年では一生に一度の結婚式に非常にこだわる新郎新婦が多く、どの結婚式もオリジナリティが溢れた世界に唯一の結婚式だと言えます。
新郎新婦へのサプライズ
結婚式は新郎新婦が招待客に結婚したことを披露し、今後とも末永いお付き合いをお願いするという意味合いを持っていますので、新郎新婦が招待客へのおもてなしにこだわるのは当然かもしれません。
しかし、結婚式に招待される側も、家族や親戚はもちろん、友人達も新郎新婦を大事に思う人ばかりです。
結婚式と言う大事な場で新郎新婦にもてなされるだけではなく、招待客である自分達も新郎新婦の二人の一生の記憶に残り、喜んで貰えるような何かしてあげたいと考えることがあってもおかしくありません。
しかも、そのようなことをサプライズで行うことが出来たら最高です。
新郎新婦は驚きと共に、更なる感動や喜びに包まれることでしょう。
ではどのようなことを行なえば最高のサプライズとなるかというと頭を悩ませることですが、結婚式の定番と言えることにヒントがあります。
招待客であればメッセージムービーや寄せ書きなどのプレゼントを考えるかもしれません。
最近では、招待客のみならずご両親から新郎・新婦へ手紙を読むというサプライズをするケースもあるようです。
両親への手紙ではなく両親からの手紙を読むサプライズ
近年の結婚式は様々な演出がありますが、それでも式の最後に新婦が両親へ向けて手紙を読むことは、どの結婚式に参列しても目にするのではないでしょうか？
けれどその逆はほとんど目にしたことが無いはずです。
結婚式は新郎新婦が主役ですので、二人の気持ちを披露することはあっても、その両親がどんな気持ちでいるかを知る機会はありません。
大事に育ててきた娘や息子が結婚して独立した家庭を築いていくのですから、親ならば色んな気持ちを持っているはずです。
叱咤激励する気持ちもあるでしょうし、喜びと寂しさを感じる気持ちもあるでしょう。
結婚する娘や息子に宛てた両親のそんな気持ちが詰まった手紙を読むことは、新郎新婦にとってこの上ない驚きと喜びと感動に満ちたものになるでしょう。
まさかご両親が自分たちのためにサプライズを準備してくれていると思っていませんから、大きなサプライズになります。
一生の記憶と記念に残るものとなることも間違いありません。
両親からのサプライズが喜ばれる理由
結婚式では、最後に両親がゲスト全員に向けて挨拶するのが一般的です。この時に、新郎新婦へのメッセージも含まれることがありますが、基本的には出席してくれたゲストへの感謝の言葉が主となります。
これとは別に、新郎新婦へのメッセージとして手紙を読んでもらうと、より心のこもった愛情を感じるものとなるのではないでしょうか。
どちらかと言えば発言する機会の少ない母親も、サプライズではしっかりと気持ちを声にして伝えることができます。
こうしたサプライズは、新郎新婦が喜ぶことはもちろんですが、両親にとっても良い機会となります。子が親へ素直な気持ちを伝える機会が少ないように、親が子に対して気持ちを伝えることも案外少ないものです。特に、結婚する年齢にもなると、一人の大人として接するようになり、子どもの時のように愛情を言葉にして示す機会は減っていきがちです。
新郎新婦へ両親から手紙を贈るサプライズは、素直な気持ちを示すきっかけになります。
誰がサプライズの仕掛人になるのか
両親から手紙を読むサプライズが珍しいのは、仕掛人になる人がいないことが原因です。
新郎新婦が計画に関与しないサプライズは、ハードルが一気にあがります。なぜなら、式場との打ち合わせは、新郎新婦が行うため、友人は手出ししにくいと思われるからです。
両親が自らサプライズを仕掛けたいと計画するケースも稀ではないでしょうか。
しかし、実現すれば確実に感動的なサプライズとなります。
もし、この記事を読んでいるあなたの大切な人が結婚式を挙げる時には、ぜひ仕掛人としてひと役かってみてはいかがでしょうか。
もし、あなた自身が結婚式を控えており、相手に何かしらのサプライズを考えている場合は、相手の両親に依頼してみてはいかがでしょうか。
いずれにしても、断られることはまず無いと思います。
親子間でもお互いの素直な気持ちを伝え合うことは、成長して大人になればなるほど照れくさく恥ずかしいものですので、結婚式が良い機会になると親の方でも思うでしょう。
両親からの手紙のサプライズは事前にスタッフへ伝えることも忘れずに
そして忘れてはいけないのが、結婚式場のスタッフにサプライズで両親からの手紙を読みたいと伝えておくことです。
結婚式はあらかじめ演出などの時間配分や終了予定時間が決まっていますので、式が始まって突然手紙を読みたいとスタッフに伝えても迷惑になることが予想されます。
そのため、結婚式が始まる前に、サプライズを行いたいことを伝えておきましょう。
事前に伝えておくとそう長い時間がかかる訳でも無いので、手紙を読ませて貰えるはずです。
こうして色んな人の新郎新婦を祝いたいという思いが詰まったサプライズは、二人の一生の思い出として記憶に残り続けていくことでしょう。
まとめ
新郎新婦のみならず、ご両親も結婚式に対して特別な気持ちを抱いています。
手紙のサプライズによってご両親の気持ちを聞くことで、さらにご家族の絆が深まるでしょう。
また、ご両親の手紙は結婚式が終わった後も手元に残り、一生の宝物になります。
両親からの手紙を読むなど是非ご家族や出席するゲストの記憶に残るようなサプライズを考えてみましょう。