中国の黒龍江省の省都であるハルビンは、冬にはマイナス何十度にまで冷え込む寒冷な地域として有名ですが、その一方でビール好きな都市としても良く知られています。
1人あたりのビールを年間で消費する量を都市ごとにランキングをすると、文句なく1位はミュンヘンになります。
しかし、ハルビンは2位や3位に位置する可能性があるほどビール好きな人が多い都市です。
何位であったとしてもハルビンに住んでいる方たちが頻繁にビールを飲むビール党であることは間違いありません。
毎年ビール祭りが開催されて、そこでビール早飲み競争が行われたりビールがたくさん振舞われたりします。
そういったハルビンで生まれた地ビールがハルビンビールです。
中国で最初にビールが製造されたのはハルビンになります。
1900年にロシア人が醸造所を創業したのが中国のビール造りの始まりでした。
ハルビンの街の中であればどこでも売っていますし、中国の東北地方であれば比較的売っている機会が多いです。
中国で最も古くからあり日本では入手できないハルビンビールを、ビール党にプレゼントすると喜ばれることは間違いありません。
お土産屋さんや空港で販売されていそうな、いかにもおみやげっぽい品物も無難ではあります。
しかし、現地で愛されているビールもプレゼントとして贈る意義があればお土産として立派な品物に変わっていきます。
ハルビンに旅行に行く機会があったら探してみるのがおすすめです。
ただし飛行機に乗るときは手荷物として機内は持ち込むことができないため預ける荷物の方に入れる必要があります。
ハルビンビールのメーカーは、アメリカのプロバスケットボールのリーグとスポンサー契約を締結しています。
また、缶ビールのパッケージには、バスケットボールのリーグのロゴマークがプリントされています。
そのため中国でそのバスケットボールの試合を中継しているテレビ番組を見ていると、もう引退してしまっているバスケットボールの選手がハルビンビールのコマーシャルに出演をしていることがあります。
そしてハルビンビールは中国の国内のシェアは4位となっていて、ビールメーカーは全世界的にビールを販売している会社のグループに属しているのです。
そのためバスケットボールのリーグのスポンサーになり、全世界的なシェアを拡大させる活動をしている訳です。
ハルビンビールは泡がふんわりと立ち上がりボディーの色は黄金色をしています。
香りは強めの美味しそうな麦の香りが広がるのです。味わいも濃厚な麦の味で炭酸も強めになります。
中国で生産されたビールにしては珍しく味わいながら飲むことができるビールです。
アルコールの含有量は3.3%と日本のビールと比較するとアルコールの含有量が少ないように感じます。
しかし、他の銘柄の中国産のビールに比較するとアルコールの含有量が少し多めとなっています。
中国にあるスーパーマーケットなどで350ml入りの缶ビールは、日本円でおよそ60円ぐらいで買うことが可能です。