エフェスは本社がトルコの主要都市であるイスタンブールにある飲料メーカーであり、その飲料メーカーの主力の製品であるビールの銘柄の名でもあります。
1969年にこの飲料メーカーは設立され、今現在はトルコだけでなくロシアやカザフスタン、グルジア、モルドバなど5つの国々に合わせて6ヶ所のモルト工場と17ヶ所のビールの醸造所とを所有している国際的な企業です。
エフェスという社名の由来は企業名はイズミルのビールの醸造所のそばにあるエフェソス公会議で良く知られている古代都市のエフェソスをトルコ語で発音したものとなっています。
そしてエフェス・ビヴァレッジグループが生産するビールはトルコの国内で80パーセント以上のシェアを持っていて、まさしくトルコのビールのスタンダードです。
トルコの他にグルジアやモルドバでビールのマーケットを主導する立場にあるだけでなく、カザフスタンでのビールのシェアは2位でセルビアではシェアが3位、ロシアではシェアが4位という実績がある大企業のグループになります。
ベラルーシでもビール市場で高いシェアを占めていて近頃はドイツでもライセンスを得てビールの生産をスタートさせているのです。
そんなエフェスの銘柄の中でも主力商品のビールであるピルスナーは、トルコで生産された麦芽にこだわって造られているラガービールです。
ピルスナーはさっぱりとしたライトな飲み口でありながらフルーティーな味わいが人気となっています。
香りは控えめで、ほのかにモルトの香りとフルーティーな香りがします。
一口飲んでみるとモルトの風味と濃厚な甘さが口の中に広がっていくのです。
後味はホップの持つ苦味と柑橘系のフルーツが持つ酸味を感じることができ、そのまま嫌な余韻を残さずに消えていきます。
さっぱりとした仕上がりになっているため、どんな料理と一緒に飲んでも非常に良くマッチしますが、特にトルコ料理の1つである芳ばしい香りがするケバブとの相性は抜群に良くおすすめです。
エフェスの銘柄のビールは主力の製品であるピルスナーだけでなく、ダークというアルコールの含有量が6.5パーセントのビールも人気があります。
ダークは煎る作業を2回繰り返すことによってカラメル色に仕上がっています。
他にもカロリーを122.7キロカロリーに抑えアルコールの含有量も3.0パーセントに抑えたライト。
ホップが強く香りアルコールの含有量が7.5パーセントと高めのエクストラ。
香りと口当たりを重視するために冷凍醸造を行っているアルコールの含有量が4.2パーセントのアイス。
2回煎ることによってチョコレートやコーヒーの色合いを出していてアルコールの含有量が6.1パーセントのダークブラウン、なども生産して販売しています。
トルコの国内で販売しているエフェスのビールなどの飲料製品には異性化糖を使っています。
しかし、ピルスナーについては醸造するプロセスにおいてコメを付け加えることによって、独特な味わいを出すなど様々な工夫が施されているのです。
