喜寿のお祝いが紫色な理由とは?紫が持つ効果や喜寿祝いに人気の紫色のプレゼント3選!

紫の布

77歳をお祝いする喜寿祝いのテーマカラーは何色かご存知でしょうか。還暦は赤色、古希は紫色となりますが、喜寿祝いのテーマカラーは実は古希に続いて紫色。

長寿祝いのプレゼントでは、テーマカラーに合った色のプレゼントを贈ると縁起が良いと言われているため、喜寿祝いに紫色のプレゼントを贈った方が良いのか悩むこともあるでしょう。

ただ、喜寿祝いのテーマカラーはなぜ紫色なのでしょうか。

今回は、喜寿祝いが紫色の理由や紫色が持つ効果、喜寿祝いに人気の紫のプレゼントをご紹介します。

 

喜寿祝いが紫色の理由

長寿祝いは賀寿ともいい、節目の年齢をお祝いするものです。賀寿には、60歳の還暦や77歳の喜寿、80歳の米寿などさまざまなお祝いがあります。そしてそれぞれに、お祝いの色というものがあります。有名なところでは還暦の赤だと思いますが、喜寿の場合は紫色になります。

ですので昔から、喜寿のお祝いや贈り物には紫色が用いられて来ました。還暦のお祝いに赤いちゃんちゃんこや頭巾を贈るように、喜寿でも同じように紫のちゃんちゃんこや頭巾を贈るのが古くからの定番です。

喜寿のお祝いの色が紫色な理由とは、紫が昔から高貴な色として崇められて来たからです。紫色は高い位を表す色として扱われて来た経緯があり、貴族の冠位は紫色が最上位とされています。僧侶も紫の衣を身につけることができるのは、最高位の僧侶だけです。

紫色は、冠位十二階の最上級の色でもあり、ローマ帝国皇帝も紫で染めた礼服を着用しています。紫色は世界的に高貴な色として用いられてきた歴史があり、紫色は実に貴重な色なのです。

このように高貴な色である紫を喜寿の色にしたのは、77歳まで生きて来られた方への尊敬の念と、貴重な存在であることの証しと言えるでしょう。

 

喜寿のテーマカラーに選ばれている「紫色」が持つ効果

喜寿のテーマカラーに選ばれている紫色ですが、実は高貴な色という印象以外にもさまざまな効果があります。

現在でこそ平均寿命が80歳を越える日本ですが、喜寿祝いが始まったとされる室町時代の平均寿命は、たった33歳だったといわれています。その時代にあって77歳を迎えることができたということは、仙人に近い存在とされ、畏敬の対象であったことは想像に難くありません。貴族や僧侶に匹敵する尊い人として、紫が贈られることになったのでしょう

品位や高貴さ、神秘性をあらわす色である紫色はまた、癒しの効果もあるで、落ち着きと安らぎを与えてくれる色でもあります。

先人達は、不調の時には紫色のものを身近に置いていたようで、時代劇では病気の殿様が頭に紫の布を巻いていたりしますよね。紫色は心と体の両方に癒し効果がある色とされ、長寿を祝う喜寿の色にピッタリと言えます。

例えば、ファッションアイテムに紫色を取り入れると心穏やかに、インテリアに取り入れれば高級感があり洗練された雰囲気に、といったように紫色には良い効果があります。喜寿祝いに贈るプレゼントでも、紫色のファッションアイテムやインテリアに活用できるアイテムなどを贈れば、癒しの効果や高貴な印象を与えることができるでしょう

 

色は紫にこだわらなくて良い?喜寿祝いのプレゼントの選び方

喜寿のテーマカラーとして紫色が選ばれており、紫色のちゃんちゃんこや頭巾などの長寿祝い定番の贈り物を贈る風習があります。

とはいえ、紫のちゃんちゃんこや頭巾の贈り物は、お祝いの時に着てもらったら、後は押入れの奥で眠ったままということも多いようです。やはりもっと実用的な物の方が、贈り物としても人気があります

セーターやスカーフなどのファッションアイテムや、茶碗や湯飲み、カップなどの食器類、手帳やボールペンなどの文具等々、普段使いできる物で、紫色や紫のワンポインや差し色のあるデザインを選ぶといいでしょう。

喜寿のお祝いには、長寿への敬意といたわりの心が込められた紫色をよく用いますが、必ず紫色にこだわらないといけないことはありません。特に紫は好みの分かれる色ですので、この色が好きではない方に、無理に贈る必要もありません。喜寿の方に好みの色がある場合にはそちらに合わせて選んであげてください。

肝心なのは、心からお祝いするという気持ちです。ご本人の好みに合わせて、喜んでもらえる贈り物を選びましょう。

 

喜寿祝いに人気の紫色のプレゼント

喜寿祝いのお祝いの色である紫色にこだわりすぎなくてよいと先ほどご説明しました。

ただ、縁起がよく喜寿祝いのテーマカラーということから紫色のプレゼントを選ばれる方は多いです。

そこで、ここからは喜寿祝いに人気の紫色のプレゼントをご紹介します。縁起の良さを演出したい、紫色で健康や長寿を願いたいという場合にプレゼント選びに参考にしてみてください。

花束

テーマカラーの紫色が取り入れやすい定番ギフトとしては、まず花束が挙げられます。喜寿のお祝いの色に合わせて紫を基調とした花束がおすすめです。紫色のバラや胡蝶蘭、ダリアなど縁起の良い花言葉を持ち、華やかな花は多くあります

お花選びで悩む場合には花屋さんに行って相談しながら花束を作ってもらうと良いでしょう。予算を先に伝えておくと、予算に合った花束を作ってもらえますし、サイズ感や色合いについても相談しやすいです。

紫色一色の花束でも良いですし、オレンジやピンク、赤色などの明るい色合いの花を入れたり、喜寿の方の好みの色や花を取り入れたりするのもおすすめです。

花束を配達する場合や喜寿の方の手入れの負担を考える場合には、生花ではなく手入れ不要で長く美しい状態を保つプリザーブドフラワーのプレゼントを検討しましょう。水やりや肥料やりの手間が必要ないため喜寿の方の負担を軽減するとともに、長く美しい花を楽しんでもらえます。

生花でもプリザーブドフラワーの花束を贈るにしても、喜寿の方の好みやイメージに合った花束を選んで、華やかに喜寿をお祝いしましょう。

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ファッションアイテム

喜寿祝いには普段から使ってもらいやすいファッションアイテムのプレゼントもおすすめ。

紫色のスカーフやセーター、アクセサリーなど、ファッションアイテムも喜寿祝いにはよく選ばれています。紫色は落ち着きのある上品な色合いであることから、77歳の年齢に合ったプレゼントを選ぶことができます

紫色と一口で言っても薄いものから濃いものまでさまざま。濃い紫色だと全体的に合わせにくい場合がありますので、ラベンダー色や薄い紫色のものを選ぶと普段の生活でも使いやすいでしょう。

喜寿の方の洋服のサイズがわからない場合には、一緒に買い物に行ってより良いものを選んでもらうのも思い出に残る時間となります。

名入れのお酒

長寿祝いギフトを取り扱うお店では、紫色の瓶に詰めた名入れのお酒を販売しているお店もあります。

名前やメッセージを入れることができる名入れのお酒は、お酒好きの喜寿の方には特におすすめ。外見だけでなく中身のお酒にもこだわっているお店が多いものです。

また、紫色の高級風呂敷に包んでくれたり、記念日新聞を付けてくれたりなど喜寿祝いにふさわしいサービスがある場合も。購入する際には、値段のほかサービスやオプションについても確認しておきましょう。

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まとめ

喜寿のお祝いが紫色な理由や、紫が持つ効果、喜寿祝いに人気の紫色のプレゼント3選をご紹介しました。

喜寿のお祝いに選ばれている紫色は昔から高貴な色として知られており、77歳を迎えた方に敬意の気持ちを表すことができます。また、紫色は心と体を癒す効果がある色なので、健康や長寿を願うのに最適です。

喜寿のお祝いに紫色のプレゼントを贈りたいという場合には、人気の紫のプレゼントを参考にしてみてください。心のこもったプレゼントで喜寿の方を笑顔にしましょう。

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