結婚式の見送りで手渡すプチギフトの選び方と注意点
結婚式の最後といえば、披露宴が終わった後に来てくれたゲストのお見送りがありますよね。
また、ゲストにプチギフトを渡して、「今日は来てくれてありがとう」という気持ちを伝える時間でもあります。
最後まで楽しんでもらうためのポイントの一つと言えますが、その時重要なのがプチギフトとなります。
ささやかなものであってももらった方としては、結婚式の記念の品となりますし、思わず笑顔になってしまうもの。
そこで、この記事では結婚式プチギフトの予算と選ぶポイントや、結婚式ギフトの例、結婚式ギフトとして避けた方が良いものなどについてご紹介します。
結婚式プチギフトとは?
結婚式のプチギフトには、「今日は来てくれてありがとう」という感謝の気持ちをゲストに伝える意味合いがあります。
必ずしも手渡す必要はありませんが、ほとんどの場合何らかのプチギフトを準備しているケースが一般的です。
プチギフトは、引き出物とは別に用意する場合が多く、プチギフトを選ぶ時には1000円以内の予算で収めることが一般的です。目安としては200円~300円程度のものが多く、何を選ぶのかについては新郎新婦のこだわりや個性が際立ちます。
日本の結婚式で、プチギフトを贈る演出が定着したのは21世紀に入ってからのことです。つまり、20年以上前の結婚式では、プチギフトは配られていなかったようです。
では、なぜプチギフトが定番となったのでしょうか。もともと、プチギフトが配られるようになる前は、お見送りの際に引き出物を手渡していました。
しかし、引き出物を一人ひとり手渡すには時間がかかることから、事前にテーブルの下に用意するようになり、現在のスタイルへと変化していきます。
そうすると、見送る際に手渡すものがなくなり、ゲストのお見送りが寂しくなりました。そこで生まれたのが、プチギフトです。
プチギフトをゲスト一人ひとり丁寧に渡せば少しでもゲストと会話することができ、最後までゲストをおもてなしすることができるのです。
結婚式の披露宴や二次会で一人一人に贈るのですが、手渡しの場合もあれば座席に設置したり、エスコートアイテムとして活用したり新郎新婦によって渡し方はさまざまです。
結婚式のプチギフトの選び方
最近ではオリジナルアイテムや日用品、雑貨など贈る内容はさまざまであり、プチギフトにこだわる新郎新婦も少なくありません。
安価なためセンスが必要となりますが、ゲストに喜んでもらうためにもセンスの良いものを選ぶことが必要と言えます。
エコを意識しているものなども増えてきているものなど、実用的なものが注目を集めていますが、焼き菓子などの定番品も人気です。
プチギフトを選ぶ時のポイントは、実用的なものほど使い易い可愛らしさやデザイン性を考えて、安っぽさを感じさせないようにしていくことが大切です。
また、印象的なものを選ぶのは難しいですが季節感やゲストの顔ぶれなどを考えて、年代を問わず使い易い実用的なものを選ぶようにしていきます。
プチギフトを渡すタイミング
プチギフトは、お見送りの際だけでなく、その他の場面でも渡すことが可能です。
本来の目的であれば、お見送りの際にひとりずつ手渡して少しだけでも感謝の気持ちを伝えるために用意するかもしれません。しかし、非常に大人数のゲストを招いた時などは、退場時に混雑してかえってよくないこともあります。
そんな時は、配慮として引き出物と一緒に入れておく、披露宴の最中にテーブルを回る際に渡すなどの方法がとられることもあります。
結婚式ギフトの具体例
具体的なものとしては、結婚式らしくハートに形成された紅茶と砂糖、木のスプーンなどが付いているものや、オリジナルの似顔絵をパッケージにしたのチョコ、オリジナルのカップ麺などがあります。
人気を集めている結婚式ギフトの例をここからはチェックしていきましょう。
エコを意識したもの
エコを意識したいという場合には、ハンカチや手ぬぐいなどがオススメです。
高級感のある柔らかい生地のものに、さりげない刺繍などを入れればあまり好き嫌いもないと思われます。
それだけでは物足りないという場合には、クッキーを添えるのも良いとされています。
他にも、エコを意識した携帯用箸なども便利で使いやすいものになります。
結婚式らしいギフト
外国でプチギフトを贈るときは、贈るものの意味を含めて選ぶケースが多いです。例えば、スプーンは「幸せをすくいとる」、箸は「幸せの橋渡し」、紅茶は「幸茶」など、縁起の良いハッピーなものを選ぶのもおすすめです。
ヨーロッパでは、祝い菓子としてドラジェが定番。ドラジェは、アーモンドを砂糖でコーティングしたお菓子のことで、パステルカラーの様々な色があるのが特徴です。ドラジェは、「幸福」や「子孫繁栄」「健康」「富」「長寿」を意味する5粒をセットで贈ると良いとされています。
冬にオススメ
冬場の結婚式なら、体が温まるように入浴剤やホッカイロなどもオススメです。
近年では入浴剤やバスグッズなども手頃でおしゃれなものも多いです。
そのため、披露宴などの疲れを取るのにも役立ち、小さいためかさばらないというのもメリットです。
日用雑貨
フォトフレームなどもおしゃれなものも多いため、思い出の写真を飾るのに使ってくださいというメッセージになります。
食品はアレルギーが不安という場合には、シンプルな雑貨類もオススメです。
ボールペンやメモ帳であれば日常的に使うことも多く、シンプルで使いやすいものを選べば長く使ってもらうことができます。
シンプルな分だけラッピングをこだわることで華やかに仕上げる必要があります。
結婚式ギフトとして避けた方が良いもの
プチギフトは小さなプレゼントではありますが、楽しみにしているゲストもたくさんいます。もらって嬉しいものであればさらに嬉しい気持ちになってもらえることでしょう。
その一方で、適切でないギフトやもらって困るギフトもあるため注意が必要です。
残念に思われるアイテムとしては、まずキャンディーや特徴のないクッキーやジャムなどが挙げられます。
これらは印象に残るものではないため、がっかりしたという人も多いです。
とはいえ、お菓子は食べればあとに残るものではないため、むしろ嬉しいという意見もあります。どうしてもクッキーなどを選びたいという場合には、ラッピングなどを丁寧かつ華やかにすることが必要です。
このほかにも、避けておいた方が良いギフトがありますので、確認していきましょう。
似顔絵入りの食品
似顔絵入りの食品も抵抗があるという人が多いとされています。
パッケージだけであれば面白いアイテムになりますが、食品自体に似顔絵などが入っていると食べる時に抵抗がある人も多いです。
新郎新婦の趣味や感性の強いもの
新郎新婦の趣味のものを用意するのも避けたほうが無難です。
アロマグッズやキャラクターものなどは、好き嫌いがあり使う気になれないという人は多いと思われます。
料理上手な新婦であれば手作りのクッキーやケーキを用意している人もいますが、衛生上手作りが苦手な人もいますし、食べて美味しくなかったというケースもあるため手作りよりも購入したものをギフトに添える程度が喜ばれます。
衛生上の観点から、手作りのお菓子は式場側から持ち込みNGとされることもあるため、注意が必要です。
雑貨類などを選ぶ時には、なるべくシンプルを心がけます。
あまりゲストへのプレゼントが個性を出しすぎてしまうと相手方が使いにくくなるため、好き嫌いの分かれる柄や色使いのものは避けたほうが無難です。
まとめ
結婚式には、さまざまな年齢の人がゲストとしてお迎えすることになります。
そのため、すべての年代の人に喜ばれるアイテムを揃えるようにすることが大切です。