結婚式をあげるにあたって必要な準備とは?準備物と段取りについて

和装

期待感や緊張の中で行われる結婚式。

ただ、結婚式を行う際に必要なものがたくさんあります。

その必要なものを誰が用意するのかによって予算が大きく変わることから、1つ1つを精査していくことで納得の行く形で結婚式を行えます。

また、必要な部分の中には自分たちで手作りできる部分もあるため、結婚式の費用を削ることも可能となります。

この記事では、会場・ドレス・ペーパーアイテムなど結婚式を挙げるにあたって必要な主なものについてご紹介します。

会場

結婚式場

まず会場に関して見てみましょう。

結婚式と披露宴が同じ場所で行えるところが一般的ですが、最近では料亭で結婚式と披露宴を兼ねる場合があります。

この時は家族のみで行うため、親族だけで集まる時は料亭などで十分です。

仲間内だけでカジュアルで行う場合には、レストランなどで行うこともあります。

このように会場だけでもさまざまな選択肢が考えられます。例えば、神社で行う神前式やお寺で行う仏前式を選んだ場合は、披露宴会場と離れた場所で先に挙式を済ませ、その後移動するケースも考えられるでしょう。

このため、会場を設定してから必要なものを考えていくことが大切です。

どんな結婚式にしたいか二人で話し合い、場所や予算、人数、時期をお互いの両親からも意見を聞いて決めておくと会場選びがスムーズになるでしょう。

結婚式場の候補をピックアップしたら、無料見学やブライダルフェアなどを利用して実際に会場を見てみましょう。

結婚式場を選ぶにあたって何を基準にすればよいか

ドレス

ドレス

結婚式場側が用意するものとしてドレスやブーケ、ケーキ、花束などがあります。

特にドレスは式場側と打ち合わせを重ねて選んでいきます。一生に一度の結婚式、花嫁さんとしてはドレスを決めるのを楽しみにしている方も多いでしょう。

この時に気をつけたいのは、費用面の問題です。

ウェディングドレスの一般的な費用は1着あたり20万円が目安です。有名ブランドのものであれば、もっとかかることもあります。お色直しを1回するとしても、2着用意するだけで40万円以上かかるとされており、ここの部分を何とか削ることもできます。

知り合いにウエディングドレスを持っている人がいれば借りるなどのことをして臨むことも可能です。

式場側が用意するからそれを持ち込むことはできないと考えがちですが、持ち込み料が無料のところであればむしろ持ち込んだ方が安くなるだけでなく自分たちにとって納得のいくものにできます。

ペーパーアイテム

ペーパーアイテム

すべて任せることはありきたりな環境で結婚するようなものであり、費用を削りつつ工夫をしていきたいところです。

特に、ペーパーアイテムは工夫しやすいだけでなく、費用を抑えられるアイテムです。ペーパーアイテムには招待状や席次表、ウェルカムボードなどがあります。

例えば、招待状を業者に頼むのではなく、自分たちで作ればかなりの費用を削れます。

最近では立派な招待状が手作りで行えるため、パソコンとプリンターさえあれば簡単に本格的なものが作れます。プリンターがなくても、手作りキットを販売している業者であれば、印刷まで依頼することも可能です。この場合、式場に頼んだ場合と比較し、どのくらいコストカットできるのか計算しながら決めていくことをおすすめします。予算を意識しながら用紙やデザインを決めていくと、費用削減につながりやすくなります。

既存の招待状とは違うものを作っておしゃれさを演出することも大事なことです。

結婚式のペーパーアイテムの種類と目的、自作する際のポイント

ウェルカムボード

ウェルカムボード

入り口でゲストを迎えるウェルカムボードも、新郎新婦によってはユニークなものに仕立てられます。

例えば、お互いに教師であれば黒板のような形にしてウェルカムボードを作れます。お互いに趣味が同じであればその趣味に合わせたものにできるなど、バリエーションは豊富です。

この場合も結婚に向けた準備と一緒にウェルカムボードの制作を時間をかけて行えば、よりいいものができるだけでなく予算を削れます。

イラストが得意な友人に似顔絵を描いてもらったり、素材を100円ショップ等で購入し、ペイント等を施したりして、立派なものを作ることは十分に可能です。

メインは予算を削って自分たちで用意することですが、実際に手作りのウェルカムボードを見た人はその温かみに幸せを感じて祝福する気持ちが湧いてきます

もし、手作りしたいけどデザインが思い浮かばない、どのようなものがあるのか参考にしたいという場合は、以下の記事もおすすめです。

結婚式のウェルカムグッズには何がある?人気のアイテムや作り方について

司会者やタイムキーパー

司会

司会者やタイムキーパーはスムーズな進行をするには必要不可欠です。

余裕があれば業者に頼めばいいですが、もし知り合いにアナウンサーや司会に慣れた人がいたらその人に任せるのもおすすめです。

式場によっては自前の司会者でなければいけないという縛りを設けているところもありますが、友人で仕切るのがうまい人がいればその人にやってもらうのも悪くありません。

スピーチの依頼

会社の上司や同僚を結婚式に招待する場合は、主賓挨拶としてスピーチを依頼することもあるでしょう。スピーチの依頼は、直属の上司にお願いするのがマナーです。より上席の上司にダイレクトに依頼したり、他部署の上司に依頼するのはマナー違反となります。

そして、お願いする時は、立ち話ではなくきちんとアポをとって伺いましょう。時期としては、招待状を発送する2~3か月前が目安です。そのため、結婚式に招待するゲストが決まったら早めに依頼することとなるでしょう。まずは、結婚の報告を行い、結婚式へ出席してもらえるかの確認をします。そしてOKであれば、スピーチの依頼を行います。

ムービーや手紙

手紙

プロフィールムービーやエンドロールムービーなどの動画系や両親に渡す手紙などは、感動を呼ぶサプライズとしても人気が高いです。

ただ、すべてを自分たちで用意するのはさすがに限界があるため、できそうな部分だけを手作りにすれば大丈夫です。そのためにはカップルがそれぞれ任務を引き受け、それをこなしていって1つずつ終わらせていくことが求められます。

動画編集ソフトを使って自作することも可能ですし、パソコンの操作に自信がなければムービー制作をしてくれる業者もおすすめ。

このやり方を巡ってケンカすることもありますが、むしろケンカしてよりよいものを作っていった方が結婚生活を考えるとプラスに働きます。

もちろん、こうしたサプライズを予定に入れる場合は、前もって式場側とよく打ち合わせしておきましょう。

結婚式で出来るサプライズ特集:エンドロールにメッセージ

引出物

引き出物

結婚式当日は新郎新婦や両家から来てくれたゲストに対して引出物・プチギフトも必要となります。

余裕をもって引出物の内容を決めておき、招待状が届いてゲストの人数を集計する1か月前ぐらいに引出物の数を決定しましょう

食器やタオル、カタログギフトなど内容はさまざまですが、地域ごとに慣習がある場合もありますので両親に確認を取ってから決めた方が良いでしょう。

また、最近ではすべての人に同じものを配るのではなく、上司や親族、友人などゲストによって引出物を分けるのが主流になっています。

プチギフトは、披露宴が終わったあと、会場をあとにするゲストの方々をお見送りする際に手渡す小さなプレゼントのことを言います。クッキーやキャンディ等のお菓子などが定番です。予算の目安としては1人あたり200円~300円程度。手作りのお菓子は、衛生上の観点からNGとする式場が多いため注意が必要です。

結婚式の見送りで手渡すプチギフトの選び方と注意点

まとめ

レストラン

基本的には必要なものは結婚式場が用意してくれるため、それに不満がなければあとは指輪などを確保すれば大丈夫です。

こだわって式を行いたい場合、そして式場以外で行う場合はカップルがいろいろと用意しなければなりません。

結婚式前は招待状を送ったり、演出を考えたりとしなければならないことがたくさんありますが、時間をかけた分より良いものができた時の喜びは大きいものとなるでしょう。