結婚式のペーパーアイテム、自作するメリットと注意点
結婚式に参加した際に、ゲストの目につきやすく結婚式をスムーズに進めてくれるペーパーアイテム。
結婚式まで時間がない場合などには業者に一括で任せてしまうこともあるでしょうが、時間に余裕がある場合やこだわりを見せたい場合には手作りで作ってみてはいかがでしょうか?
予算や目的などを考える必要はありますが、世界に一つだけの新郎新婦だけの素敵なペーパーアイテムを作ることができます。
この記事では、結婚式での手作りペーパーアイテムの役割やメリット、手作りペーパーアイテムを作成する方法についてご紹介します。
結婚式での手作りペーパーアイテムの役割
華やかな結婚式では、さまざまなペーパーアイテムを使用します。
ぜひ参加してもらいたい人へ出席の有無を問い合わせる招待状から当日の席札までいろいろな場面で活躍してくれるので、厳選したペーパーアイテムにするのがポイントです。
一般的に、結婚式で用意するペーパーアイテムの種類は以下の通りです。
・招待状
・席札
・席次表
・プロフィールブック
・テーブルナンバー
・サンキュータグ
・エスコートカード
これら全てを必ず使用するとは限りません。また、一部のみ自作し、その他を式場に依頼することも可能です。
日本では時間と費用を節約するために、結婚式と披露宴をセットで行うケースが多く見られます。
一生に一度の晴れ舞台だけに、こだわりを存分に詰め込んで当日を迎えたいという人は多いです。ぜひ、新郎新婦の魅力を伝えられるデザインとレイアウトを選びましょう。
ペーパーアイテムについては、費用面の節約以外にも、細部までこだわることが可能という理由で、手作りする新婚夫婦が増えています。
人気が高まっている手作りのペーパーアイテムは、夫婦としての絆を強める効果もあります。
夫婦でどのデザインにするのか等を話し合い、それぞれが得意な分野を担当することで一体感が生まれるのです。
仕事上の関係で招待する人数が多いケースでは、手作りにすることでウェディングプランナーに全て任せるよりも安価にできます。
結婚式を企画するウェディングプランナーにお任せした場合は提携している別の業者へ発注するので、自分たちで注文するのに比べてマージンが上乗せされます。
状況に合わせられるのが魅力の手作りペーパーアイテム
招待状を送ってから、全員から返事が届くまでに時間がかかる事例はよく見られます。
また、直前になって急に参加者が増減すると、業者に渡している名簿を修正することで混乱しがちです。
完成品の一部を修正する場合でも、参加者に失礼がないように印刷し直すのが慶事の常識だから注意しましょう。
手作りで進めていれば、手元にデータと用紙が揃っているので間に合う可能性があります。
緊急事態に対応するために余裕を持たせた数にしておき、万全の状態で準備を進めておくのが賢明です。
新郎新婦と本当に親しい親族だけで結婚式を挙げて、後日に関係者を集めて披露宴を開催するスタイルが増加してきました。
個人の考えを尊重できる上に、周囲に祝福してもらえるとあって急速に普及しています。
手作りでそれぞれにふさわしいペーパーアイテムを用意すれば、礼儀をわきまえながらアイディアを活かせるのが魅力的です。
親族は身内だからオーソドックスな書式で対応して、披露宴ではカジュアルな招待状でこだわってみるという切り替えが簡単にできます。
担当しているウェディングプランナーには決定稿のチェックをしてもらえば十分だから、デザイン性などの色々な項目で業者を比較してみましょう。
ペーパーアイテム作りに業者を上手く活用する
一般的に、手作りでペーパーアイテムを準備する際は、業者のホームページから注文して一式を送ってもらう通信販売が主流です。
自宅に届けられたキットに印刷と組み立てを行うことで、完成品に仕上げます。
印刷までしてくれる業者もあるため、予算と目的に応じて選択しましょう。
パソコンのソフトウェアで使用できるテンプレートに氏名などの情報を入力していくため、注文する前に作業できる環境が整っているのかを確認しておくことが大切です。
ウェディングプランナーとは別に自分たちで行動するからこそ、本番までにきちんと間に合わせることが重要です。
オーダーメイドによる世界で1つだけのペーパーアイテムにすることや、追加料金を支払ってグレードアップできるのが手作りの大きなメリットです。
大量注文によって割引を受けられるのが普通で、浮いた分で夫婦のアイディアをどんどん盛り込めます。
自宅で印刷する時にはプリンターが必要になることから、早めに高性能の機種を購入しておくべきです。
所有しているプリンターで印刷するのなら性能テストを兼ねて、サンプルを取り寄せて試しておきましょう。
クラシックな和風から豪華絢爛な洋風のデザインまで幅広く取り揃えているペーパーアイテムの専門業者を選べば、列席した人の記憶に残る結婚式と披露宴になります。
印刷込みの商品を選ぶ際の注意点
ペーパーアイテムのショップを検索していると、手作りキットと印刷込みの商品が出てくるかと思います。
この二つの違いは、ショップ側が印刷まで行ってくれるかどうかです。
手作りキットの場合は自宅で印刷する必要がありますが、印刷込みの商品の場合はショップ側が印刷をしてくれるので楽です。
ただ、業者に印刷まで任せると、その時の混み具合によっては順番待ちになるので気をつけましょう。
自宅にプリンターがあり時間的に余裕がある場合には、手作りキットを検討してみるのをおすすめします。
手作りキットの場合には直前の変更にも対応が利く、コストを抑えられるというのもうれしいポイントです。
ペーパーアイテムの自作は余裕をもって
ペーパーアイテムを手作りする理由は、費用を安くするためであったり、こだわりを活かすためであったりと様々です。
ペーパーアイテムくらいなら、自分でも用意できる気がするからと気軽に自作を試みる人も多いですが、これは注意が必要です。
ペーパーアイテムは、実は作成までに時間と労力がかかります。特に、印刷まですべて自分で行う場合、納得のいくものが出来上がるまで何度も試行錯誤するうちに、あっという間に結婚式直前といったケースも珍しくありません。
例えば、招待状を自作するとします。招待状の文面・デザインの作成や、ゲストそれぞれの基本情報の入力、招待状と封筒の印刷、切手の貼付など、これだけでも行程は意外とありますね。
招待状以外のものも自作するとなると、相当の時間がかかることを覚悟しておきましょう。特に、席次表は、ゲストの名前や役職などの位置を微調整しながら作成することとなり、業者に依頼した方が良かったと感じる人も多いです。
ペーパーアイテムはこだわって作る部分と業者に依頼しても良いと思う部分を明確にし、無理のない範囲で自作することをおすすめします。
ペーパーアイテムの自作で必ずしも節約できるとは限らない
もう1つ、しっかり確認しておきたいことがあります。それは、ペーパーアイテムの自作によりどのくらい節約できるか、という点です。
中には、結婚式費用を節約するためにペーパーアイテムの自作を検討する人もいます。しかし、自作することで持込料が発生する可能性もあるため注意が必要です。
さらに、用紙にこだわって作成すればするほど、1枚あたりのコストは高くなります。規定外サイズの招待状を作れば、それだけ切手代も高くなり、自宅印刷ではインク代のコストもかかります。
印刷ミス等でロスが発生すれば、余分に用紙を準備する必要もあります。
結婚式の費用に限りがある場合は、ペーパーアイテムを自作した場合のコストや労力と、式場に任せた場合のコストを比較して検討することをおすすめします。
とはいえ、ペーパーアイテムはゲストの手に渡るものですから、こだわって作りたいものですね。自作する際は、今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ時間に余裕をもってチャレンジしてみてくださいね。