ブドウ畑

高品質でありながらリーズナブルな価格で買い求めることができるポルトガルワインは、多彩で個性的なものが数多くあります。

ポルトガルは以前は「安いワインを提供する国」というイメージでしたが、徐々に世界の高級ワインと比べても引けを取らない味だと評価されるようになり、世界中のワイン愛好家から注目されるワインとなりました。

世界的に評価されるワインとなったポルトガルワインですが、どのような魅力や特徴があるのでしょうか?

今回は、ポルトガルワインの魅力やポルトガルワインの主な産地と特徴についてご紹介します。

ポルトガルワインの魅力

ワイン

ワインのおいしい土地といえば、ヨーロッパです。

そのため、ワインの有名なフランスやイタリアがワインづくりの歴史が古いと思われがちですが、実はヨーロッパでワインづくりの歴史が最も長いのがポルトガルです。

ポルトガルでのワイン造りの歴史は古く、紀元前2000年頃からと言われています。

日本ではあまり知られていないポルトガルワインですが、ヨーロッパではその品質や味も好評で多くのワイン好きに愛されています

そのポルトガルワインの魅力は、同じ国で作られたワインでも味や特徴が全く違うことや、比較的安価なものが多いながら味は高級品にも勝るとも劣らないものが多いという点です。

ポルトガルは降雨量が多いながら、昼夜の寒暖差が激しいため良質のブドウが収穫でき、地域ごとにワインの美味しさの特徴があります。

また、古くからポルトガルにある固有、在来の品種は約250種と多く、1haあたりの固有品種の数では世界最多を誇っていることも、幅広い多彩なワインを生み出すことと関係しています。

ポルトガルワインの主な産地と特徴

ドウロ

ポルトガルワインの主な産地は、ドウロ、ヴィーニョヴェルデ、ダン、マデイラの4か所。

ドウロは濃厚な赤ワイン、ヴィーニョヴェルデはすっきりとした飲み口の白ワイン、ダンは果実の風味を良く残している辛口の白ワインと、それぞれの土地による特徴があります。

マデイラは、本土とは離れたマデイラ島という島で作られているワインで、ワインの一部を蒸留して残りのワインに加えていたことから、独特の風味があり、高い保存性も兼ね備えています

現在は日本でもたくさんのワインが出回っているおかげで、ポルトガルワインも手軽に手に入れることができます。

作られた地域によって味の特徴が違うため、自分好みのワインを探すのが楽しめるのも魅力の一つです。

高品質のものでも安価なことが多いので、いくつかポルトガルワインを購入して飲み比べも楽しめます。