ワイン

ワインの生産で有名な国といえば、フランスを連想した方が多いかもしれませんが、実はフランスを凌いで世界のワイン生産量第1位はイタリアということはご存知でしょうか?

イタリアワインはオーソドックスな味から個性的な味まで多彩で幅広い味を楽しめるなどの理由から、ブドウの栽培が不作だった2014年を除いて、2012年以来ワインの生産量1位をキープしています。

今回は、そんな人気の高いイタリアワインの特徴や有名な銘柄、イタリアにおけるワインの消費量についてご紹介します。

イタリアワインの特徴や有名な銘柄

綺麗な景色

世界的にワインで有名なのはフランスと言われるかもしれませんが、イタリア産のワインも決して負けてはいません。

イタリア産ワインの種類の豊富さは、フランス産をも凌ぐほど

ワインの味はその土地の性質や郷土料理に合うように出来ていますが、イタリア産は料理と同じく気取らない大衆的な味が多いのが特徴です。

イタリア産ワインで有名なのは、トスカーナ州のキアンティやブルネッロ、北イタリアピエモンテ州のバローロやバルバレスコ、ヴェネト州の白のソアーヴェ、赤のバルドリーノなどが挙げられます。

この辺りの銘柄は日本でもよく見かける名前なので、ご存じの方も多いことでしょう。

ブドウの性質上、どちらかと言えば中部から北イタリアが産地ではありますが、さらに南のカンパーニャ州やシチリア島でも数多くのワインが作られています。

南産のワインは、さらに大衆的で情熱的なイタリア人気質を表したような種類が多く、グッとパンチの効いた味が多いのも特徴です。

昨今、ワイン業界でもイタリア産は特に人気が高く、多種多様に取引されていますので日本国内でも多くの種類を見かけることが出来ます。

イタリアにおけるワインの消費量

食事とワイン

一般的に赤ワインは肉料理、白ワインは魚料理に合うと言われていますが、現地ではあまり関係なく好みで飲み分ける方が多いものです。

また、料理にも幅広く使われ、その消費量は世界一を誇るほど。

イタリアでは「水よりワインは安い」と言われるほど、国民的な飲み物となっており、現地では1リットル当たり日本円にして約100円~200円から購入することができます

そのくらいイタリアではワインは安く手に入ることができるので、日常生活以外でも特別なイベントの際や人が集まる場所では、ワインを飲む習慣があるのです。

このように、イタリア食文化とは切っても切れない関係のワインは、まさにイタリアの国民酒であり、飲む人が多いことからワインの生産者の多さや種類の豊富さにつながっています。

幅広いワインを楽しむことができるイタリア産ワインは、今や海外輸出ナンバーワンの人気を誇っています。

美味しい料理に合う美味しいワイン、至福の時間を世界中が愛する証拠です。