ワインの産地とその特徴:オーストラリア

[最終更新日]2018/10/01

リーズナブルな価格で高品質なワインを楽しむことができるオーストラリアワインは、日本のワイン愛好家にも人気を集めています。

オーストラリアのワイン造りの歴史は200年余りと浅いのですが、スクリューキャップの導入や多彩なスタイルのワインづくりなどによって目覚ましく進化しており、近年では生産量が常に世界トップ10入りしているほど、ワイン生産国として有名になっています。

今回は、オーストラリアの主なワインの産地やワインの歴史、使用されているブドウの品種などについて触れながら、オーストラリアワインの魅力を探っていきましょう。

オーストラリアの主なワインの産地やワインの歴史

オーストラリアワイン

オーストラリアの南部に位置する冷涼な地域では、ワインの生産が盛んに行われています。

特に、生産量が多く「ワイン州」という異名で呼ばれているのが南オーストラリア州で、アデレードの北部に位置するバロッサ・ヴァレーは国内最大の産地です。

バロッサ・ヴァレーは日照時間が長いことや昼夜の寒暖差が激しいこと、雨量が少ない地域であり、オーストラリアを代表するブドウ品種のシラーズを使用したワインを生産するのに最適なのです。

他にも、ニューサウスウェールズ州やビクトリア州などでワインが生産されています。

オーストラリアにはもともとワインに適したブドウの原種が存在していませんでしたが、1788年に初めての植民が行われた際にブドウの樹もヨーロッパから持ち込まれました

1824年にイギリスからオーストラリアにわたったジェームズ・バズビーは、「オーストラリアワインの父」と呼ばれています。

オーストラリアワインで使用されているブドウの品種について

シャルドネ

現在は、100種類を超える品種のブドウが用いられていますが、中でも最も多く栽培されているのが赤ワイン用のシラー種で、オーストラリアではシラーズと呼ばれることが多いです。

オーストラリアには、樹齢100年を超えるシラーズの樹も存在します。

シラー種の次に多く生産されているのが、カベルネ・ソーヴィニヨン種です。

オーストラリアの気候にあまり適していないことから長い間忘れ去られていましたが、第二次大戦後にその価値が見直され、1970年代以降に生産数が急激に増加しました。

白品種で最も多く栽培されているのはシャルドネ種で、こちらも長らく忘れられていましたが、現在では高級品種として知られています。

ちなみに、シャルドネの生産数が増えるまで白ワイン用品種の中でトップに君臨していたのが、リースリング種です。