このブドウ品種のワインの魅力は:ピノ・ノワール

[最終更新日]2018/10/01

ワインを愛飲している方なら誰でも聞いたことがあるであろうブドウ品種の「ピノ・ノワール」。

多くのブドウ品種が存在する中で特に有名なピノ・ノワールですが、どのような特徴や魅力があるのでしょうか?

今回は、ブドウ品種としての「ピノ・ノワール」の特徴や、ワインとしての魅力についてご紹介します。

赤ワインで有名なブドウ品種「ピノ・ノワール」とは

ピノ・ノワール

ピノ・ノワールは、赤ワインを醸造する際に使われるブドウとして最もポピュラーなもののひとつです。

ピノ・ノワールは、ワイン生産が盛んな地域であるフランスのブルゴーニュ地方原産の赤ワイン用ブドウであり、ブルゴーニュの王様と呼ばれることもあります。

以前はブルゴーニュ以外の栽培は難しいと言われていましたが、現在ではアメリカのカリフォルニアやニュージーランドなど世界中で造られる品種となっています。

植物としては冷涼な気候を好みかなり変異しやすい性質を有しており、温暖な気候で栽培できないわけでもありません

しかし、高温多湿の環境になると、想定外の速度で熟してしまうためワインの醸造には使いづらくなってしまいます。

また、ブドウの房の大きさに違いが出やすい、腐りやすい、熟するのが早いという特徴があり、寒い時期の栽培にも向きません。

このように、ピノ・ノワールは栽培するのが非常に難しいブドウ品種です。

大量生産には不向きなブドウ品種であるため、しっかり仕上がったピノ・ノワールのワインは非常に価値があるのです。

ピノ・ノワールのワインの魅力

ピノ・ノワール

ピノ・ノワールの見た目や香りの特徴としては、赤ワインの中でも淡い色で透け感があり、ベリーやさくらんぼのような香りがします。

では、ピノ・ノワールの原料としての特徴、魅力は何かというと、やはり最も印象的なポイントになるのはその軽やかな飲み口でしょう。

赤ワインというとしっかりとした味わいを持っているイメージが強くあり、最初に飲んだものによっては「赤ワインは渋いから飲みづらい」といった印象を持たれてしまうことが少なくありません。

しかし、ピノ・ノワールを使って作られる赤ワインは、概して繊細で柔らかな味わいになることが多いです。

そのため、初心者にすすめるのであればまずこのピノ・ノワールの名前が挙がってくることになるでしょう。

この点はピノ・ノワールと同様に、赤ワイン用のブドウ品種としてよく利用されているカベルネ・ソーヴィニョンとは対照的と言えます。

生産された地域によって差が出るのも魅力

ピノ・ノワール

また、このピノ・ノワールという名前は特にフランスワインにおいて良く使われる名前ですが、イタリアで言うピノ・ネロドイツで言うシュペートブルグンダーも品種としては同様のものです。

作られた土地の土質を如実に反映するため、生産地域によって驚くほど味が異なるケースが極めて多く見受けられます。

それもこのピノ・ノワールの奥深さであり、魅力の一つだと言えるでしょう。