カベルネ
ワインに用いられる代表的なブドウの品種の一つが「カベルネ・ソーヴィニヨン」です。赤ワインに使われる品種には、この他にも「ビジュノワール」や「ピノ・ノワール」、「メルロー」など様々なものがあります。

カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴としては、しっかりと厚い皮に覆われていて「豊富なタンニン」を含んでいます。ワイン好きほど赤ワインを好むと言われますが、赤ワインの魅力でもある「渋み」をしっかりと味わうことが出来る品種です。これによって長期間の熟成にも耐えることが出来、いわゆる「ヴィンテージワイン」として楽しむことが出来ます

若いものはタンニンの刺激やアロマのような香り、重厚な味わいを楽しむことが出来ます。これが熟成するにつれてマイルドに変化していき、驚くほど味わい深いものに変わっていきます。長期熟成が可能だからこそ、こうした様々な味わいを楽しむことが出来ます。

日本では「赤ワインと言えばカベルネ・ソーヴィニヨン」と言ったも良いほど王道の品種で、世界的に見てもこの認識は共通しています。「外れを引きたくない」と言う場面でこの品種を選んでおけば大丈夫と言えるほど、高い安心感・安定感を持っています。本場のフランスやイタリアなどでは、他の品種と混ぜ合わせて作られることも多く、カベルネ・ソーヴィニヨンが持つ味わいや香り・重厚感などを引き立てるためや、より飲みやすいものに仕上げるためにこうした方法がとられています。