ワインとぶどう
日本人はさまざまな国のお酒を飲みます。

最近、消費量を順調に伸ばしているアルコールの一つがワインです。

ワインというとあまり馴染みがないという人もいるかもしれませんが、1,000円ちょっとで買える低価格ワインもあり、決して手の届かない存在ではありません。

今回は、ワイン通なら知っておきたい基礎知識をおさらいしておきましょう。

これからワインの勉強をしたい方や興味ある方も是非参考にしてみてくださいね。

ぶどうが主原料ということ

ぶどう

確かに広い意味ではワイン=果実酒として広くとらえて、マンゴーやオレンジで造られているものもあります。

しかし、厳密にはワインはぶどうが原料の果実酒のことを意味します。

赤ワインで使われるブドウ品種は黒ブドウと呼ばれます。

黒品種としては、カベルネ・ソーヴィニョンやカベルネ、メルロー、ピノノワール、シラーなどが挙げられ、白品種としてはシャルドネやリースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデなどが主要となっています。

造り方がとてもシンプルであること

ワインの樽

ぶどう以外の原料は入っていないので、世界的にも広まったのだと言われています。

現在では、世界中で100万軒以上の生産者が製造していると言われています。

それぞれ個性的なものを造ることを目指していて、しかも一銘柄だけではないので、生産者×銘柄数というほどの種類があります

熟したブドウを大きな桶に入れて足で踏むことで果汁を絞ることからワイン造りは始まり、現在は機械化が進みましたが醸造の過程はほとんど変わっていません。

赤ワイン、白ワインともに破砕から始まり、赤ワインは果汁を絞り果皮や種子とともにタンクに入れて発酵、圧搾、熟成、澱引き、濾過の過程を経て瓶詰されます。

一方、白ワインは、破砕の後に圧搾から行い、発酵の前に圧搾機にかけて果皮や種子を取り除くため色が付きません。

そのため、白ワインは、圧搾、発酵、熟成、澱引き、濾過の過程を経て瓶詰されます。

ロゼワインについては、発酵の途中で果皮などを取り除くのが一般的な方法とされています。

代表的な生産地

ぶどう畑

主なワインの生産地としては、フランス、イタリア、ポルトガル、ドイツ、スペイン、などが挙げられます。

これらの土地は昔から作っていた土地ということで、「旧世界」と呼ばれています。

他には、カリフォルニア、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチン、などなどたくさんあります。

日本においては、甲州や北海道などが有名です。

果実作り、特にぶどう造りを得意としている土地であれば、美味しいワインが製造できるので、ぶどうが採れる土地が有名な生産地と一致していることが多いです。