健康や美容を意識してワインを選ぶ際、「赤ワインの方がポリフェノールが多く含まれていて健康に良さそう」と思ったことはありませんか?
確かに、赤ワインにはアンチエイジング効果やさまざまな病気の予防に効果的ですが、実は白ワインにも違った美容・健康効果が期待できます。
特に、日本でも比較的リーズナブルな値段で購入できるシャブリは、ミネラルが豊富に含まれており、他の白ワインと比べても高い効果が得られます。
今回は、赤ワインに負けない白ワインの美容・健康効果や、白ワインの骨粗しょう症予防効果についてご紹介します。
赤ワインに負けない白ワインの美容・健康効果
ワインと言えば、赤ワインがポリフェノールの効能によりアンチエイジング効果があるとして認知されています。
しかし、シャブリをはじめとする白ワインにおいても、赤ワインに負けないほど美容に効果的な成分が配合されているのです。
いくつものメリットがあるのですが、まず挙げられるのは殺菌効果です。
殺菌効果により大腸菌やサルモネラ菌といった菌を殺菌してくれるため、腸内のバランスが良好に保たれアンチエイジングに繋がります。
しかも、有機酸は赤ワインよりも多量に含まれているため、腸内の細菌をバランスよく保ってくれます。
そのため、下痢や便秘に悩まされるといったことが無くなり、結果的に美肌に繋がります。
また、白ワインは骨粗しょう症に有効的です。
そもそも骨粗しょう症とは?
骨粗しょう症という言葉をよく聞きますが、どのような症状があるのでしょうか。
骨粗しょう症とは、骨の強度が低下して骨折しやすくなる骨の病気のことを言い、くしゃみをしたり転んだりなどわずかな拍子で骨折しやすくなります。
骨折により介護を必要とする方も少なくありません。
私たちの骨は変わりがないように見えても形成と骨の吸収を繰り返して健康的な骨を維持していますが、この形成と骨の吸収のバランスが崩れると骨がスカスカになってしまいます。
骨粗しょう症の原因は、加齢や運動不足、食生活、喫煙、閉経後のホルモンバランスの変化などが主に挙げられます。
特に、骨粗しょう症は女性に多く見られ、ホルモンバランスの変化と老化に深いかかわりがあると考えられます。
ちなみに日本の約1000万人以上の人が骨粗しょう症を患っているとされており、高齢化に伴い増加傾向にあります。
自分では症状が進んでいるのかわからないのが骨粗しょう症の怖いところなので、定期的に骨密度検査を受ける、早いうちから予防策をとるなど日頃のチェックや予防が大切。
そんな悩ましい骨粗しょう症を予防する効果があるとされているのが白ワインなのです。
白ワインの骨粗しょう症予防効果
白ワインの中でもシャブリには、マグネシウムとカルシウムがほぼ同量配合されています。
このように白ワインに配合されているミネラル分のバランスが良いため、骨粗しょう症予防に最適なのです。
ワインを全然飲まない人よりも毎日ワイングラス1~2杯ワインを飲む人の方が高い骨密度を維持していることがアメリカの研究結果で分かっています。
理由としては、ワイン造りの土壌と関係しており、土には骨組織の骨格を作るカルシウムなどのミネラル分が豊富に含まれ、その土でワインの元となるブドウが成長していくため、骨粗しょう症に効果的なのです。
当然、豊富なミネラル分により、美肌を生成することもできます。
そして、白ワインにはカリウムも豊富に含まれています。
カリウムが多いシャブリを摂取すると、体内において不必要な状態になっているナトリウムが排出されます。
こうした一連の働きにより、利尿作用が高まるので、新陳代謝が活発化し通常より多くの老廃物が水分と共に体外に排出されるのです。
代謝が良くなればダイエットに繋がりますし、不必要なナトリウムを排出することにより、血圧が下がるという恩恵も受けられるため高血圧性の方に好ましいです。
骨粗しょう症予防効果を得るための白ワインの飲み方
骨の健康を維持したい、骨粗しょう症を予防したいという思いから毎日たくさん白ワインを飲んだ方が良いのかと考えられる方もいるかもしれません。
ただ、お酒を飲むなら適量、というのが健康の秘訣です。
飲み過ぎは肝臓などの内臓への負担が大きくなりますので、骨粗しょう症予防のために白ワインを飲むなら1日グラス1~2杯を目安にしておきましょう。
時には休肝日を作りながら、白ワインを健康維持に役立てましょう。