ワインを購入したり、お店で選んだりしたりする際に、「赤ワインにしようか、白ワインにしようか」と迷った経験がある方は多いのでは?
赤ワインと白ワインでは、味わいや香り、見た目、健康効果などに違いがありますので、選ぶ際にはそれぞれの特徴を知っておいた方が良いでしょう。
赤ワインはタンニンが多くて味わい深そう、白ワインは爽やかな酸味が効いていそう、というイメージはありますが、どのような違いがあるのでしょうか?
今回は、赤ワインと白ワインの特徴をそれぞれ確認しながら、最終的にどちらがおすすめなのか、ご紹介します。
赤ワインと白ワインはブドウの種類や造り方がそもそも違う!
赤ワインは紫がかっていて、白ワインは透明という見た目から判断することもできます。
さらにこの二つは、使用されているぶどうの種類と、造り方に違いがあります。
使われるぶどうには、皮が黒っぽい黒ぶどうと白っぽい白ぶどうがあります。
赤ワインの特徴
黒ぶどうを皮や種ごと発酵させると赤ワインができます。
赤ワインは熟成させるにつれて軽い飲み口から、どっしりした重い飲み口に変化します。
抗酸化作用が強いポリフェノールを多く含んでいるのは、赤のほうです。
赤ワインの抗酸化作用によって、活性酸素を抑制し、美肌やアンチエイジング効果などが期待でき、そのほか血液や脳、胃腸などにも良い効果を与えます。
白ワインの特徴
白ワインは白ぶどうを絞って、皮や種を抜いた状態にして発酵させます。
白ワインは白ぶどうジュースを発酵させて作るのが特徴です。
冷蔵保存が基本なので、飲む時も冷やして飲むことが多いです。
赤よりもアルコール度数が低くて、りんごや桃、オレンジなどのフルーティーな味わいがします。
白ワインは赤ワインと比べるとポリフェノールの量は少ないですが、強い殺菌作用があり、腸内環境を整える効果が期待できます。
その他、ミネラルが豊富なことから骨粗しょう症の予防やむくみの改善、ダイエット効果などが得られます。
赤と白、どっちがオススメ?
赤が渋いと言われるのは、渋み成分であるタンニンが多いからです。
そのため、初心者だと赤ワインは飲みづらさを感じてしまうこともあります。
ただし、愛好家には赤ワイン好きが多いと言われています。
いわゆる通というやつで、ぶどうの皮や種ごと発酵させるため、味わいが複雑になります。
また、長期熟成によって複雑さがさらに変化するのも、愛好家にとっては楽しみなところです。
と言っても、選ぶ時には自分が美味しいと思えるものからチャレンジしていくのが一番です。
最初は苦手だと思っていた味でも、飲んでいるうちに好みが変わって好きになることもあります。