知っておくと得?フランス赤ワインの特徴:コート・デュ・ローヌ編

[最終更新日]2018/10/01

フランスには多くの銘醸地が存在しており、それぞれの地域ごとにワインの栽培方法や味わいなどが異なります。

中でも、南東部に位置するローヌ地方で作られるワインは、北部と南部で生産方法や味が異なり、飲み比べても楽しめます。

今回は、コート・デュ・ローヌとはどのような意味なのか、そしてローヌワインで使われている葡萄品種についてご紹介します。

コート・デュ・ローヌとは

コート・デュ・ローヌ

コート・デュ・ローヌは、フランス南東部のワインの広域AOC名です。

南フランスを代表する生産地であるローヌ地方は、ボルドー地方に次ぐワイン生産量を誇ります。

ここで、AOCとは、Appellation d’Origine Contrôléeの略で、フランスのワインやチーズなど製品のうち製造過程や品質評価で一定の条件を満たしたものに与えられる品質保証のことです。

フランスではAOCの基準を満たさない製品にAOCで規制する名称を付けて販売ことは、違法とされています。

したがって、コート・デュ・ローヌの名称をもつワインはフランスという国家によってその品質が保証されていると言えます。

ローヌワインで使われている葡萄品種

赤ワイン

コート・デュ・ローヌは、フランス南部を流れるローヌ川流域で生産されるいわゆるローヌワインの生産地の中で地区や村名のAOCのないワインに与えられるものです。

その範囲は東西約100km、南北約200kmに及ぶため、同一のAOCでありながら北部と南部で気候やワインの特徴が異なります

北部は寒暖の差が激しい大陸性の気候であり、急斜面の段々畑でブドウを栽培します。

赤ワインはシラーという単一の品種のブドウで造られることが多く、焼け付くような強い日差しにさらされるため甘く香ばしい香りと濃赤色が特徴的なアルコール度数の高い力強さとコクの深いワインとなります。

南部は地中海性気候であるため年間を通して気温が温暖であり、石灰質の平地が広がっています。

温暖な気候であるためブドウが完熟しやすく、芳醇なコク・甘味と適度な酸味のバランスをとるために数種類の品種のブドウを用いることが一般的です。

葡萄品種と地域の特徴をまとめると、北部では赤はシラー、白はヴィオニエ種のブドウを中心に造られており、南部では単一品種ではなく多品種をブレンドして造られるワインが多いです。

南部の栽培面積が北部と比較すると圧倒的に多いため、ローヌワインの多くが南部の特徴を持っています。