フランスワインの特徴:ボルドー白

[最終更新日]2018/10/01

フランス南西部の中心的都市であるボルドー地方は、ブルゴーニュ地方と肩を並べる2大銘醸地として知られています。

ボルドーワインで造られるワインの内訳をみてみると、90%を占めるのは赤ワイン、残りの10%程度が白ワインであるため、多くの方は「ボルドーワインといったら赤ワイン」と連想するでしょう。

ただ、赤ワインで有名なボルドーワインですが、白ワインにも有名なものが多く、人気を集めているのです。

この記事では、ボルドーワインの美味しさの秘密や、ボルドーの白ワインの魅力についてご紹介します。

ボルドーワインの美味しさの秘密

ボルドーワイン

2007年に世界文化遺産にも選ばれ、その歴史ある街並みもさることながらボルドーと聞くとやはり一番先に頭に浮かぶのはワインではないでしょうか。

特に、赤ワインの世界的な産地として知られるボルドー地方はブルゴーニュと並びフランスを代表するワインの産地ですが、ブルゴーニュと違う点としてボルドーワインの美味しさの秘密はブレンドにあると言われています。

ボルドーワインは、「カベルネ・ソーヴィニヨン」「カベルネ・フラン」「メルロー」などのブドウを2種類以上ブレンドし、複雑な味わいを作り上げています。

そして、全体の生産量の約8割と言われる赤ワインは、若いうちは渋みがしっかりとした味ですが熟成されるにしたがって旨味や味わいが増してくるという奥の深い味で、まさに「ワインの女王」という名前がふさわしいワインです。

ボルドーの白ワインの魅力

セミヨン

このように、赤ワインのイメージが強いボルドー地方ではありますが、実はボルドーの白ワインも「ソーヴィニヨン・ブラン」「セミヨン」「ミュスカデル」などを使用した有名な物が多数あります。

地域(AOC=Appellation d’Origine Controlee)としては、ソーテルヌ地区とグラーヴ地区が白ワインの産地として一般的で、両方の地域とも甘口なのが特徴です。

ソーテルヌ地区ではシャトーディケムのものが知られ、そして、グラーヴ地区ではセロンなどの村で作られる一本10万円ほどもするような高級な白ワインが知られています。

ただ、日本では貴重なためあまり手には入らないようです。

ブドウ品種においては、主に使用されることが多いのは、ボルドーが原産とも言われている「ソーヴィニヨン・ブラン」であり、ボルドー白ワインのほとんどがソーヴィニヨン・ブランを中心に造られています。

ソーヴィニヨン・ブランといえば爽やかさのある品種ですが、ボルドーでは爽快感を表現するために木樽で熟成させる生産者が多く見られ、フレッシュさやビター感など深みのある味わいに仕立てています。

また、ボルドーでは白ワインにおいても単一品種ではなく、異なるブドウ品種をブレンドして造っており、セミヨン種などとペアになってブレンドされることが多いです。

蜂蜜のような甘味やレモンのような酸味を持つセミヨンとソーヴィニヨン・ブランがブレンドされることで、気品のある酸味とほんのりとした甘さのある白ワインになります。