赤ワインと白ワイン
ワインは舌で味わうだけではなくさまざまな要素を見て味わうものだとよく言われています。中でも特にワインを楽しむために重要なポイントとなるのが視覚、すなわち色です。

赤ワインの色

ではワインの色の見方としてはどのようにするのが正解なのかと言うと、まず赤ワインの色はわかりやすく、濃いか薄いかだけでもさまざまな情報が得られます。もちろん使用されたぶどうの品種によって細かな変化はありますが、一般的に濃い色ならばタンニンやアントシアニンが多く含まれている良質なものだとして考えることができます。

反対に淡いのであればタンニンやアントシアニンに乏しくあまり良質ではない、それか渋みが少なくあっさりとした味わいのものだと推察できるのです。

白ワインの色

対して白ワインはどうかというと、これはいくつか見比べて見ないと少しわかりづらいことが多いです。ただ白といっても無色透明ではありませんから、そこにはやはり濃淡があります。

淡く緑がかったものであれば若くフレッシュでドライな味わいを持ち味とするものですし、逆に濃く赤みがかかった深い色をしているものであれば熟成が進んだもの、ぶどうの甘みをふんだんに生かした甘口でアルコール度数の高いものだとして考えられます

こうした色からワインの味を推察することは「予想通りだ」という満足感を与えてくれますし、また時には思いもよらない驚きで飲む人を楽しませてくれることでしょう。

ただ飲んで美味しかったと言って終わるのではなく、ワインを飲む際には外見もしっかり確認して楽しみながら味わうようにしましょう。